自衛隊生活35年を終え、現在は自動車保険会社で対人賠償の査定担当者として勤務しています。 自衛隊を去るにあたり、誰もが再就職に対する不安はあるものと自分に言い聞かせ、援護センターにお世話になりました。昨今の就職難の状況から自分のやりたい仕事を選ぶのは難しい、今在る仕事にチャレンジをしようと考え損害補償の仕事を紹介していただきました。 次に、付の期間を如何に過こそうか考え、家に居て粗大ゴミになるよりは少しでも次の仕事を覚えようと思い2ヵ月間研修目的で会社に通いました。この間仕事の概要を理解するとともに良好な人間関係を作ることに努めました。その甲斐もあって採用後の勤務にも違和感を感ずることなく自然に溶け込むことができました。 現在入社して4カ月、交通事故の多さに驚きながら朝早くから夜遅くまで、電話の対応あるいは面談等に追われる毎日ですが、査定マンとしての誇りと真心をもって事故当事者の役に立てるよう孤軍奮闘中です。 自衛隊の援護態勢の充実によって、このような就職難の時代に、貴重なる職業を紹介していただきあらためて自衛隊という組織のすばらしさを実感しています。 今後とも自衛官出身としての誇りと不僥の精神を持って頑張りたいと考えます。 これから定年を迎える皆さん方には今後も当分は厳しい就職難の状況が続くと思います。また再就職に対する不安感も大きいと思いますが、今までの自衛官としての実績を持って為せばどのような職業でも十分にやっていけると思います。新しい分野で仕事にチャレンジ出来る喜びと希望を持って第二の人生の準備を進めてください。