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   2002年2月1日号

第1空挺団初降下訓練
陸上自衛隊第1空挺団による「初降下訓練」が1月13日、習志野演習場で行われた。穏やかな天候にも恵まれ、予定していた102名の隊員が華麗に落下傘降下。新年の爽快なスタートをきった。視察に訪れた仲谷元・防衛庁長官は、団長・最年少隊員らと共に大型ヘリコプターに同乗し、訓練前に実施された指揮官降下を上空のヘリから見守った。また、竹河内統幕議長、山口東部方面総監ら高級幹部も多数訪れ、総観客人数は地元住民なども含め6,000人を超えた。支援部隊として空自航空支援集団、第1ヘリコプター団、東部方面航空隊が参加。総人員350名、車両20両、航空機23機の規模により潜入・偵察から敵の撃破に至る戦闘訓練の一連の行動を展示した。


C-1から次々と降下する隊員


CH-47から降り立ち観閲台に向かう中谷防衛庁長官、左は直海空挺団長

大型ヘリコプター2機が車両などをつり下げ進入

備自衛官補の募集受付はじまる
 自衛官未経験者が必要な教育訓練を受け、終了時後は予備自衛官となる新たな制度、「予備自衛官補}の募集が1月15日、全国の自衛隊地方連絡部などで始まった(写真=東京地連)。予備自衛官補は18歳以上34歳未満から採用され、後方地域での警備要員等となる「一般公募」と、保有する専門技術を活かした語学要因や医療従事者になる「技能公募」(18歳以上で保有する技能に応じ53〜55歳未満)の2枠からなり、今年は一般公募260人、技能公募で約40人を募集する。志願受付後、4月に採用試験が行われ、合格者は予備自衛官補として8月頃から予定されている教育訓練を開始する。

第1ヘリコプター団特別輸送飛行隊
要人空輸500回達成

 1月13日、第1ヘリコプター団特別輸送飛行隊は要人空輸500回達成を達成した。
当日は仲谷防衛庁長官を始め統幕議長等が平成14年度空挺初降下訓練視察のため、市ケ谷ヘリポートから習志野駐屯地までの往復に搭乗した。特別輸送飛行隊長安倍2佐は、機内放送を通じ、中谷長官に要人空輸500回達成を報告するとともに、市ケ谷ヘリポートで、創隊15周年として同記録達成の記念として記念品と花束を贈呈した。同記録達成機はスーパーピューマ2号機で、所属する特別輸送飛行隊は当初、内閣官房・政府専用ヘリコプター隊として昭和61年9月に発足、同年12月、政府から陸上自衛隊に移管され、特別輸送飛行隊として改変し、昨年12月、総隊15周年の節目を迎えた。500回目の搭乗者となった中谷長官に市谷ヘリポートで花束が送られた。(写真は左から北原運用局長、中谷長官、安倍隊長、竹河内統幕議長)


「常在戦場」の心意気
第6後方支援連隊・不発弾処理班

発見した不発弾を調査したうえで慎重に回収する
昨年は例年よりも多い15件の処理を行った。いつ終るともしれない不発弾との戦いはこれからも続く。「危険とわかっていて、更に構造を理解していれば決して危険ではありません。」( 不発弾処理班の隊員のコメント)

その他の記事
萩山副長官が宿舎視察
事務次官に伊藤康成氏
海自第2航空群・海氷観測900回達成
など
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