「メダル獲得必ず」
「メダルの獲得数を必ず超える」ーー。今夏のパリ五輪出場を大きな目標に掲げる自衛隊体育学校第2教育課(朝霞)の第63期特別体育課程入校式が4月6日、同校の三宅記念体育館で行われた。
入校式には七嶋剛士学校長をはじめとする体校職員、来賓・関係者、家族らが出席。
第2教育課隷下11個班の選手が各班の監督らによって紹介された後、全152人(新規入校学生32人=うち直接入校した体育特殊技能者23人=、前年度からの継続者120人)の学生を代表して、2021年東京五輪の陸上競歩日本代表、勝木隼人2陸尉(陸上班)が七嶋学校長へ入校を申告した。
続いて新規入校生32が登壇。学生を代表しレスリングのアジア選手権女子67キロ級優勝者、南條早映2陸曹(レスリング班)が「競技者としての自覚と支えて下さる方々への感謝の気持ちを持って日々精進します」とあいさつした。
パリ五輪出場を確実にしている佐藤大宗2海曹(近代五種班)は、新規学生に対し「諸先輩方がオリンピックで獲得した25個のメダルの数を必ず超えたい。11個班の競技は違うが目標は同じ。挑戦しましょう」と激励の言葉を送った。
6人が内定・確実
体校は、1964年東京五輪から21年東京五輪までの五輪11大会で合わせて25個のメダルを獲得。
これまでに新添左季2陸尉(柔道班、女子70キロ級)、高谷大地2陸尉(レスリング班、フリースタイル74キロ級)、蝦名愛梨2陸曹(水泳班、オープンウオーター10キロ)の3人のパリ五輪出場が内定。
また佐藤2曹(近代五種班)と内田美咲3陸曹(同)、梶木真凜3陸曹(女子ラグビー班、女子7人制)の3人が出場を確実にしている。 |