防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1064号 (2021年12月1日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 6-7面(PDF) 9面 10面 11面 12面

令和3年度 内局入省職員部隊体験研修
<施設学校>
現場を体験、国防への使命感をかん養
 陸上自衛隊施設学校(学校長・山崎義浩陸将補=勝田)は、10月28日から11月2日までの間、「令和3年度内局入省職員部隊体験研修」(施設学校での実施は、今回で6回目)を支援した。
 本研修で、本年度入省した防衛省職員58名(男性31名・女性27名)に対し、自衛隊に関する知識を付与することを目的として陸上自衛隊の現場を体験させた。
 当初、副校長は訓練開始式にて「自衛官の信条」、「体験研修項目の構成と狙い」、「防衛省の特性(強み)」について説示し、防衛省職員として国防に対する使命感をかん養した。
 1日目は、施設教導隊により防衛装備品の性能諸元の説明受けるとともに、武器庫及び弾薬庫を研修し、引き続き訓練では夜間巡察を実施して、現場で活動する自衛官の実状を体感した。
 2日目は早朝に災害派遣を想定した「非常呼集」により起床し、8kmの徒歩行進の後、渡河ボートを力をあわせて漕ぎ、仲間との連携・協力・協働の精神を醸成した。
 研修者は、「いかに日頃の訓練が重要か体感できた」「チームで動く自衛隊の組織・風土を垣間見た」「引き続き部隊の現場を理解できる政策を整えたい」等の所見であり、達成感に満ちた様子で駐屯地を後にした。

NATO本部に自衛官派遣
岸防衛大臣に出国報告
 11月18日、北大西洋条約機構(NATO)本部(ベルギー・ブリュッセル)に派遣される冨永麻美3陸佐(陸幕防衛協力課)が、岸信夫防衛大臣に対して出国報告を行った。平成30年5月改定の「日本-NATO国別パートナーシップ協力計画」の一環として行われるもので、NATO本部への防衛省職員の派遣は今回で4人目となる。
 冨永3陸佐は、軍事幕僚部・協調的安全保障局に国際機関/NGO協力幕僚として勤務し、NATOと国連・アフリカ連合・NGO等の機関との政策の調整、各種計画の立案、実行に関する業務を行う。
 冨永3陸佐は2018年6月から約1年間、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)第10次司令部要員としての海外勤務経験がある。「日本人の勤勉さが世界でも通用することがわかったので、今回もそういったものを出していきたい」と抱負を述べた。岸大臣は「今回で4代目になりますが、これまでの良い面を受け継ぎながら、新たなチャレンジのつもりでがんばってほしい」と激励した。冨永3陸佐は11月24日に出国、派遣期間は約2年間を予定している。

NEXT →
-
shop
-
マスク
-
日本の機甲100年
通販部
10
Copyright (C) 2001-2021 Boueihome Shinbun Inc