防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   976号 (2018年4月1日発行)
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第3次連隊野営訓練
<第49普通科連隊>
 第49普通科連隊(連隊長・前野直樹1陸佐=豊川)は、2月20日から25日までの間、あいば野演習場(滋賀県高島市)において第3次連隊野営訓練を実施した。
 訓練は、各種実弾射撃(06式小銃てき弾、狙撃銃、爆破)能力の向上を図ることを目的として行い、第10次即応予備自衛官招集訓練で出頭した各中隊狙撃班の即応予備自衛官15名を含む133名が本野営に参加した。
 06式小銃てき弾(実弾)射撃は、今回の実弾射撃が連隊創隊以来初であり、あいば野演習場における実施は、他部隊も含めても初の試みとなった。今回の実弾射撃の狙いは、常備自衛官の射手(各中隊2〜3名)を練度判定基準に到達させるとともに、将来的に即応予備自衛官招集訓練の一環として、06式小銃てき弾(実弾)射撃が実施できるような態勢をつくることにある。射撃当日は、寒波の影響もあり一面雪景色の中での射撃となったが、第2中隊長(宮崎忠和1陸尉)指揮のもと、雪かきを含む射場構成からライナープレートを使用した防護壁の作成等、整斉と射撃準備を実施するとともに、射撃予習や演習弾の射撃を通じて動作確認等再度徹底を図り、実弾射撃においては低射角・高射角射撃ともに迅速・正確な射撃を実施、所望の成果を収めた。
 また、狙撃手集合訓練では距離判定訓練や近距離暗視装置装着時の射撃及び練成射撃等を実施し、狙撃組の射撃能力向上を図った。さらに、爆破訓練では施設作業小隊の指揮の下、指向性散弾及び小型指向性散弾の爆破を実施し練度向上を図るとともに、運用に関する訓練を実施し、総合的な練成に努めた。

冬季訓練検閲
<第20普通科連隊>
 第20普通科連隊(連隊長・直井卓1陸佐=神町)は、3月7日から一夜二日にわたり、新潟県関山演習場において、第1中隊(中隊長・小笠原茂幸1陸尉)及び本部管理中隊衛生小隊(小隊長・早坂貴行一陸曹)が冬季訓練検閲(統裁官‥連隊長)を実施した。
 本訓練検閲は、「積雪地における陣地攻撃に任ずる普通科中隊及び衛生小隊としての行動」を課目とし、冬季間における積雪及び厳寒の環境下において、部隊及び隊員が与えられた任務に適切に対応できるか検することを目的に実施された。
 訓練に先立ち6日、関山演習場において隊容検査がおこなわれ、統裁官は、「冬季の環境を克服し任務を完遂せよ」、「安全管理」の2点を要望し、「第1中隊長及び衛生小隊長を核心としてこれまで練成してきた成果を遺憾なく発揮し、任務を達成することを期待する」と訓示した。
 第1中隊長は、統裁官要望事項を具現するため、「任務完遂〜仲間のために〜」、衛生小隊長は、「基本基礎の徹底」、「敵を意識した行動」を要望事項とし、任務完遂へ向け中隊・小隊一丸となり検閲へ臨んだ。
 7日の検閲はスキー行進から実施され、状況が開始された。午前7時に第1中隊が、衛生小隊が午前7時30分にそれぞれ関山演習場廠舎地区をスタートし、演習場内の起伏の激しい約15kmを整斉と集結地を目指し行進した。行進間は、隊員自ら積極的に結節時の装具点検、てい伝・報告がなされ、休止間においては定められた方向に対しストックを活用した銃座により警戒を厳に実施し、部隊の基本的行動及び隊員の基礎動作の確行を実施していた。先頭を行進する第1中隊は、集結地到着前には先行班を派遣し、主力を停滞することなく整斉と集結地を占領するとともに、狙撃班等、偵察部隊を速やかに派遣し、敵の態勢・規模等を解明させ、中隊長の状況判断を容易にした。8日早朝、第1中隊は小笠原中隊長の指揮の下、敵陣に対し果敢に攻撃、また、衛生小隊は第1中隊が攻撃の際に、敵の砲迫火力により負傷(状況)した隊員の救護を迅速に処置する等、その一連の行動を確認した統裁官は、8日午前10時2分、訓練検閲の状況を終了した。
 また本検閲において、対抗部隊として参加した第3中隊(今野博一陸曹長以下21名)についても、積雪地における防御行動について有意義な訓練となった。

警察との共同訓練
<第42普通科連隊>
 第42普通科連隊(連隊長・末永政則1陸佐=北熊本)は2月26日から27日の両日、黒石原演習場等において「平成29年度警察との共同訓練」を実施した。
 本訓練は、治安出動を想定とした自衛隊と警察との緊密な連携要領について演練し、共同対処能力の向上を図ることを目的として実施され、各中隊の隊員と熊本県警察の隊員合わせて約100名が参加した。
 訓練では16式機動戦闘車・96式装輪装甲車・軽装甲機動車等を使用し、「警察先導による緊急輸送訓練」を実施したのち、「共同調整所の開設」、「共同検問」、「不法行動への対処」に臨んだ。
 不法行動への対処では、不法に侵入する武装工作員等に対し、緊密に連携して対処し、その実効性を向上させた。
 副連隊長は「テロ等の脅威から県民の不安を払拭できるよう日頃から訓練にあたりたい。連隊は、今後もあらゆる状況に対処すべく警察と情報共有し連携強化に努めていく」と述べ、決意を新たにした。

格闘道場を新規開設
<東北方面指揮所訓練支援隊>
 方面指揮所訓練センターでは、ICE訓練時に指揮所等を開設している既存のシートハウス内に専用マットを備え付け、屋内で軽易に格闘の練成訓練・検定を実施できる基盤を整備した。
 仙台駐屯地では現在、格闘訓練を実施できる場所は武道場と体育館の一部に限られ、方面直轄・大臣直轄部隊等の数が多く常に競合するため屋外で実施していた。しかし今回、部隊特性、技量練度及び安全管理を考慮して、戦闘・戦技の訓練基盤として軽易に展開できて気候にも影響を受けずに供用できるようにした。借用についてはICE訓練で使用している期間以外であれば可能。格闘専用マットは、1面で最大11m×11m(121枚)、用途に応じて広さは調整できる。

宮様スキー大会国際競技会
<北部方面混成団>
 北部方面混成団(団長・井上一1陸佐=東千歳)は、第89回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技及び第54回バイアスロン日本選手権大会の競技協力を担任した。
 競技協力隊は、冬季戦技教育隊長(山口尚2陸佐=真駒内)を長とする、全道各部隊から集まった約130名で編成され、2月26日から28日の間の「コース準備」に始まり、3月3日から6日までの「日本選手権大会」、3月9日から11日の間の「宮様スキー大会国際競技会」におけるコース整備、競技運営補助及び89式小銃射撃時の射場勤務を実施した。
 コース準備では、積雪量が例年に比べ少なく、機械力による他、多くの人力を必要とし、予定していた宮様の御観覧席及び一般観覧席の設定場所を変更することになり、更には、3月1日コース準備終了後の大雪、3月5日及び9日には大雨に見舞われ、近年まれに見る悪天候により、コースの除雪や整備に追われた。
 バイアスロン競技においては、各部隊の選手の中に冬季国体のクロスカントリー県代表選手として参加していた隊員も多く、当初官品スキーに慣れずに戸惑っていたが、持ち前の体力・気力をもって、例年にない悪雪コースにもかかわらず、部隊の代表としてのプライドを背負い、力強い滑りをしていた。
 宮様スキー大会国際競技会においては、10日に彬子女王殿下、11日には信子妃殿下に御高覧頂き盛会のうちに終わることが出来た。
 本大会で行われた、自衛隊の部は、迷彩服、鉄帽、89小銃、3型スキーによるルールで実施され、積雪寒冷地部隊における冬季の各個戦闘(射撃訓練)の練度向上に参考になるものであり、観覧した部隊長等は、競技の成績向上のみならず、各部隊での冬季戦技及び、冬季間の戦闘射撃練成要領について意見交換をしていた。
 参加隊員も、各部隊の冬季戦技指導者としての自覚と自信を胸に、会場を後にした。

群戦技競技会(無線)
<第1特科群>
 第1特科群(群長・水沼大1陸佐=北千歳)は、2月16日、北海道大演習場及び北千歳駐屯地において、平成29年度群戦技競技会(無線)を実施した。
 本競技会は、電報の処理及び送受信の練度を向上させ、団戦技競技会での優秀な成績を獲得することを目的とし、「学科試験」「陣地占領及び撤収・離脱」「電報の処理及び送受信」の3課目を5コ部隊無線班による部隊対抗方式で競い合った。各部隊は、名誉と誇りをかけ、一致団結し、練成の成果を遺憾なく発揮した。
 各部隊は、本競技会での成果を糧に、団戦技競技会での優勝を獲得し、指揮官の通信を確保すべく、更に訓練に邁進している。
 【優勝】本部中隊

第3回DA練成訓練
<第9特科連隊>
 第9特科連隊(連隊長・野口紀幸1陸佐=岩手)は3月13日から19日までの間、王城寺原演習場において「平成29年度第3回DA(師団特科隊)練成訓練」を実施した。
 訓練は、「部隊機動、陣地占領、実射、野外通信網の構成・維持・運営要領及び基本基礎動作を演練し、その練度向上を図る」ことを目的に実施し、各隊員は基本基礎を確実に実行、迅速・的確に行動するとともに、円滑な幕僚活動により部隊・個人の練度を大きく向上させた。
 特に実射による練成訓練においては、今年度配置された新隊員の練度向上を図るとともに、精度の高い射撃を実施し、師団唯一の特科部隊として野戦特科精神を遺憾なく発揮し訓練を終了した。

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