防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年11月15日号
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マスターズ09静岡大会(空手)
吉玉体校教官、初のV5達成
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 9月19日から21日までの3日間にわたって、静岡県藤枝市で、日本スポーツマスターズ2009富士山静岡大会・空手道競技が開催され、自衛隊体育学校の吉玉宗生准空尉が通算5度目の栄冠を手にした。
 マスターズ(熟練者)大会とは、スポーツ愛好者の中で、競技志向の高いマスターズ世代(35歳以上)を対象としたスポーツの祭典。生涯スポーツのより一層の普及・振興を図り、併せて生きがいのある社会の形成と健全な心身の維持・向上に寄与しようとするもので、日本体育協会が主催し、水泳、サッカー、バレーボールなど13競技団体で行われている。
 空手道競技は各都道府県代表の男子40歳・女子35歳以上が対象で組手・形の2種目で実施される。
 吉玉教官は男子組手2部(45歳から49歳)代表57名で、1回戦シード、2回戦・対佐藤雄二(栃木)8―2、3回戦・対山本尚登(愛知)6―0、4回戦・対古川孝(京都)5―2、準決勝・対加瀬龍志(千葉)2―1、決勝戦・対内田慎一郎(京都)3―1と危なげなく勝ちあがり、堂々とした試合運びで会場を沸かせた。まさに熟練者の呼び名に相応しい試合だった。
 今大会の優勝で、実に7年連続決勝進出、2連覇、5度目の優勝というマスターズ初となる記録を樹立した。
 吉玉教官は、「毎年毎年、大きなプレッシャーです。いつもの事ですが一戦一戦相手をよく見て、集中力を欠く事無く慎重に戦いました。決勝戦で相手の右上段廻し蹴りを左手で受けた際、強い衝撃が走り『これは指の脱臼か骨折したかな』と即感じました。しかし、痛がったりタイムを要請したのでは、もし勝ったとしても価値が下がる気がして…。その後は相手に覚られぬように、右手と足を使い勝利できました。怪我が余計に集中力を増したようにも思えます。診断結果は左手第4指中手骨骨折で、ボルト5本入れる手術を受けました(笑)。この年齢で稽古を続けている選手は、大なり小なりどこかに既往症とか障害を持っていると思います。しかし、それに負けない、怪我に負けない、相手にも負けないという精神力を強固にしてくれる大会でもあります。これは人生そのものに繋がると考えます。自分の人生、仕事等へのモチベーションの向上のためにも、今後も参加したいと思っております。最後に私の大会参加に際しまして、ご理解・ご協力・ご支援を賜った方々へ優勝という形で恩返しでき、二重の喜びを感じています。今後も精進し、生涯スポーツを振興していき、後輩・教え子達への手本と成れればと思います」と語った。
 吉玉教官の過去の空手道戦績としては、空手道ワールドカップ・国際大会に日本代表として出場し、全日本実業団空手道選手権大会・全自衛隊空手道選手権大会では、前人未踏の4部門(個人組手・形、団体組手・形)制覇を成し遂げている。

28普連持続走競技
《函館駐屯地》
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 10月14日、第28普通科連隊(連隊長・田邊政文1陸佐)は平成21年度連隊持続走競技会を実施した。競技会は、臨時勤務者等を除く中隊所属全隊員が参加し、中隊の平均タイムを競う形式で行われた。
 天候が心配されたが、当日はさわやかな秋空に恵まれ朝から順調に競技が行われ、出走した隊員は個人及び部隊の名誉のために限界まで走り抜き、コース周辺では盛大な応援も展開された。
 激戦の末、競技は第2普通科中隊(中隊長・野呂佳正3陸佐)が前年度に続き優勝し、競技会制覇を達成した。

泊士長が国体参加強い心で優勝に貢献
《国分駐屯地》
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 第12普通科連隊(連隊長・前田忠男1陸佐)銃剣道訓練隊は、「第16回わかしゃち国体青少年銃剣道大会2部の部」で悲願の優勝を果たした。
 今大会は、3名1組でチームを編成する中、第2中隊から泊士長が選手として参加した。泊士長にとって銃剣道を始めて3度目となる大きな大会。過去2度の大会では悔しい思いをしてひとまわり成長して臨んだ今大会の前には、「絶対に優勝旗を持ち帰る」を目標に訓練に励んだ。
 試合では、日頃から錬成した技術と強い意思が相伴って、見事に優勝に貢献した。試合後の泊士長は、「この大会を通じて心の持ち方を学び、心の強い自分のあり方を学びました。日々学ぶ事の多い毎日ですが、優勝できたのはなによりも周りの方たちの支えのお陰だと感謝しています。これからも、感謝の気持ちを忘れず訓練に励んでいきたい」と語り、優勝の味を噛み締めていた。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
I'll start feeling lonely
アイル スタート フィーリング ロンリィ
なんか寂しくなりそうだわ
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 Hi!皆さん。いかがお過ごしですか。朝夕はかなり冷え込んできましたね。富士山も真っ白に冠雪しています。気温が低い日には多摩川から通勤途上に富士山がぽっかりと浮かんで見えます。関東には、富士の名を冠した地名がおおくあります。富士見が丘、富士坂、富士見塚などですが、高層建築の合間から富士山が見ることができますね。いいものです。
 今回の表現は、“I'll start feeling lonely"「なんか寂しくなりそうだわ」です。start+〜ingの形で、「〜し始める」という文を作ることができます。Lonelyは、「寂しい」ですね。転勤や進学などで離れ離れになるときにいうと、自分の気持ちを表現できるかもしれませんね。くだけて言えば「寂しくなるなあ。」ということになります。別れは一時でも、寂しい感じがするものです。現代は、交通機関が発達し、日本は感覚的に非常に狭くなっていますが、世界的にも同じことが言えますね。インターネットや携帯の技術革新で、どこにいてもメールを送ることも受信することもできますから、昔ほどの感覚は薄くなっていますね。
 ITをつかって、コミュニケーションを取れれば楽しい事がさらに増えることになります。世界中の情報が入ってきますからね。
 朝晩は冷え込んできています。冬支度ですね。今年の冬は非常に寒くなるのでしょうか。それも自然と一緒に生きていく感覚で楽しむことができるといいですね。朝の通勤時に見る富士山の白い頂も、心を癒してくれます。心身ともにリラックスして、ストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください!
 See ya!〈スワタケル〉

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