防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年11月15日号
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華やかに航空ショー
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 航空自衛隊小牧基地(司令・谷井修平空将補)航空祭が10月10日(日)、基地を一般開放して行われた。朝から航空ファンが正門前に並び始め、9時予定であった開門時間を45分繰り上げての開門となった。C―130H、U―125A、U―60Jによる飛行展示で始まり、CH―47Jの空中消火展示、F―15J、T―4、T―7による機動飛行等が順次行われ、観客から大喝采を受けていた。地上では他基地所属陸海空自の航空機等も展示された。今年の地上展示の目玉は何と言ってもブルーインパルス。ブルーインパルスが他基地に向け帰投する時(写真)、見学者から大きなどよめきと、拍手が沸き起こった。また、初めてKC―767空中給油・輸送機の内部公開が行われ、見学者は翼の広さと高さに驚いていた。秋晴れのもと県内外から訪れた約3万人に、夢と感動を与えた開庁50周年記念航空祭は無事終了した。

創立55周年を祝う
陸自ヘリ5機種が飛行展示
《八尾》
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 八尾駐屯地(中部方面航空隊長・田中重伸1陸佐)で10月10日、駐屯地創立55周年・中部方面航空隊創隊47周年記念行事が部内外多数の来賓、地域市民等約4500人が見守る中、盛大に挙行された。
 記念式典では観閲部隊指揮官(中部方面航空隊副隊長・平島新平1陸佐)が指揮を執る中、執行者である航空隊長が整然と立ち並ぶ観閲部隊の中を巡閲し、式辞を述べた。式辞では、八尾駐屯地と部隊が地域住民の理解と協力の下、半世紀を超えて存続してきた歴史に謝意を表すとともに、今後も地方公共団体への協力、市民生活の中での活動や社会に貢献しつつ任務や教育訓練に邁進することを協調した。また、観閲部隊に対し、「隊員諸官、いうまでもなく、防衛力は、侵略を排除する安全保障の最後の手段であり、その機能はほかの如何なる手段によっても代替し得ない。そして、その役割は我々にしか果たせないということを今一度認識し、これからも、武力集団としての自覚と誇りを持ちつつ、いついかなる厳しい状況においても、しなやかに任務を完遂するため、一人ひとりが、より高い能力・知識・技能を追求し、もって規律厳正で士気高く精強な部隊を目指し、一丸となって邁進しよう。そして、この我々の姿が、地域社会・市民と我々自衛隊相互の信頼を一層深め、世代と地域を越えて、市民とともに、笑顔で、明るく、前向きな気持ちで、この国の一隅を照らせるよう期待する」と意志強健に士気を鼓舞し式辞を締め括った。
 続いて祝賀飛行では陸自航空機6機種の24機をもって勇壮なる編隊飛行を行い、秋晴れの空の中、観衆からは威風堂々たる飛行部隊へ拍手とともに大歓声が湧き起こった。
 また、式典に引き続き行われた訓練展示では5機種のヘリコプターの飛行展示に加え、戦車や火砲等、他職種部隊協同による模擬戦を披露し、自衛隊の強固な姿を示して記念行事を無事終了した。

函館駐屯地でも59周年記念行事
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 10月4日、函館駐屯地(司令・田邊政文1陸佐)は創立59周年記念行事を開催した。
 記念式典では、駐屯地グラウンドに整列した各隊員を前に田邊司令が式辞を述べ、来賓を代表して西尾函館市長から祝辞を頂戴した。観閲行進では、車両・航空機(第11飛行隊及び第1対戦車ヘリコプター隊)の偉容ある姿に来隊者から大きな歓声が起きた。式典終了後、第11音楽隊、巴太鼓による演奏・ついんくるによるよさこいの演舞・模擬戦闘訓練展示が行われた。訓練展示は、ヘリ・オートバイによる敵情解明、普通科中隊の攻撃前進から突撃という一連の流れを展示し、会場を沸かせた。

航空戦士 巣立つ
《航空学校宇都宮校》
19名にウィングマーク授与
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 10月5日、航空学校宇都宮校で第47―175・176期陸曹航空操縦課程の卒業式が行われた。
 家族の見守る中、1年9ヶ月間におよぶ厳しい訓練の集大成となる最終課目の編隊飛行を実施。その後の卒業式で分校長・下池賢一1佐から、晴れて念願の航空き章(ウイングマーク)を授与された。
 19名の卒業生は、陸上航空の一翼を担う若き航空戦士を目指して、全国の航空科部隊に羽ばたいていった。

徳島教育航空群、テレビ等で広報
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 徳島教育航空群(群司令・山本克彦1佐)の操縦教官2名は9月25日、地元テレビ局、四国放送の情報番組「5時からローカル」の週末イベントコーナーに出演した。四国放送は、徳島の日本テレビ系列局、徳島県民約30万戸、約82万人に電波を発信している。
 出演したのは、第202教育航空隊の新進気鋭の操縦教官、第48期航空学生出身の太田1尉と49期の日向1尉であり、9月26日に実施する徳島航空基地開隊51周年記念行事、基地開放について、テレビ画面を通じて紹介した。
 番組は夕方5時すぎから、JR徳島駅前の特設スタジオから生放送で行われ、出演した2名は放送の約1時間前に集合して数回リハーサルするとともに、立ち位置やカメラアングルを確認して収録に臨んだ。生放送の一発勝負だけあって、頬が紅潮し、表情や声に緊迫感と緊張感が漂っていたが、本番ではりりしく、勇ましく「私たち、海上自衛隊のパイロットの雄姿をぜひご覧下さい」とアピール。最後は2人が声を合わせて「皆様の多数のお越しをお待ちしております」と呼びかけがピタリと合って最高の出来栄えであった。
 一方、広報室長の波部1尉は9月8日、地元ラジオ、FMびざんの広報番組、「自衛隊ラジオ広報室」に出演した。FMびざんは、徳島県内の約20万戸、約46万人を対象としている放送局である。収録は、徳島市内のアスティー徳島工芸村のスタジオで行われ、パーソナリティーの徳島地方協力本部の明口3空佐、是枝事務官とゲストの広報室長によるトーク型式の番組で、徳島教育航空群の任務及び業務の紹介、基地見学案内、計器飛行課程学生の教育内容、開隊51周年記念行事、基地航空祭について紹介した。収録は終始和やかな雰囲気でテンポよく会話が弾み、30分番組2本の収録は瞬く間に過ぎた。放送は、9月15日と22日夜7時半から30分づつ放送された。

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