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スペーサー
自衛隊ニュース   1108号 (2023年10月1日発行)
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音楽は世界つなぐ


陸空バンドが奏でる
第170回 定期演奏会
中央音楽隊
 9月14日夕方、東京都墨田区の錦糸町駅近辺は、少しお洒落をしウキウキと歩く人の姿が見えた。「すみだトリフォニーホール」へと向かうその人々の列は、途中で突如横目に現れるピンクや紫の「スカイツリー」撮影も忘れない。
 この日、「すみだトリフォニーホール」では、陸上自衛隊中央音楽隊の「第170回定期演奏会」が19時より開催された。「音楽は世界をつなぐ」をテーマとし、指揮・隊長の志賀亨1陸佐、ソプラノ・鶫真衣3陸曹、クラリネット・村瀬和也2陸曹を中心に、約120名が「音楽の力」、「中音隊員の強い思いと躍動感」を楽しませてくれた。
 「君が代」から始まり、「中央音楽隊といえば『行進曲』!」と司会の中央音楽隊最先任上級曹長、丹羽綾子准尉が紹介すると「まったくだよね」と会場は心から納得し、行進曲を堪能していた。
 第1部ではシューベルトの「音楽に寄せて」、第2部では「威風堂々」、鶫3曹がソプラノを響かせた。また、ロッシーニの「序奏・主題と変奏」を村瀬和也2陸曹がクラリネットの音で舞わせた。
 アンコールの「君が代行進曲」は撮影OKとなり、会場のほぼ全員が動画撮影。途中、手拍子を促され、「どうしよう」と楽しい悩みも!
 終了は21時ちょうど。「さすが自衛隊、時間ぴったりだよね」と演奏以外の事にも感動が沢山あった陸上自衛隊中央音楽隊「第170回定期演奏会」だった。

アヴァンシェ・タトゥー(スイス) 初参加
航空中央音楽隊
 8月31日から9月2日の間、航空自衛隊航空中央音楽隊は、スイスのアヴァンシェで実施された国際軍楽祭「アヴァンシェ・タトゥー」に自衛隊音楽隊として初めて参加した。
 本軍楽祭には開催国であるスイスのほか、イギリス、オランダおよびベルギーが参加。各国軍楽隊等が趣向を凝らした演奏を実施する中、航空中央音楽隊は高い技術をもって、市中パレード、野外コンサート、日本文化をアピールした和楽器によるドリル演奏を行い、自衛隊の存在を示すとともに、軍楽祭の成功に貢献した。
 航空自衛隊は、今後も同志国との各種協力・交流を積極的に推進し、平和で安定した国際環境の創出に努めていく。

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