小倉駐屯地(司令・中村雄三1陸佐)は、11月20日、小倉駐屯地創立65周年記念行事を執り行った。
本行事は、新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえつつ、自衛隊協力諸団体の来賓、感謝状贈呈者等昨年よりは多くの方々を迎えて、感謝状贈呈式及び式典を執り行った。
感謝状贈呈式では、日頃から小倉駐屯地に対し、力強いご支援とご協力を頂いている方々や退職隊員への雇用協力企業等に対して、駐屯地司令から感謝状を贈呈した。
式典では、初めに駐屯地65年の歴史において、職務遂行中に殉職された7名の御霊に対して黙祷を行い、哀悼の意を捧げた。続いて駐屯地司令から式辞において、日頃協力を頂いている地域の方々に感謝の気持ちを述べるとともに、参列隊員に対し「『地域のために、地域と共に』を合言葉に、常に物心両面の準備を整え、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める覚悟を決め、日夜勤務・訓練に励み、任務を遂行する」ことを要望した。
式典終了後は、駐屯地太鼓部「小倉ひびき太鼓」による勇壮な太鼓演舞が行われ、久々の演奏となる隊員のバチにも力がこもり、澄みきった秋晴れの空に力強い太鼓の音が響き渡っていた。
記念行事の締めくくりには、駐屯地音楽部の軽快な演奏にあわせて参列部隊が観閲行進を行った。
行進の先頭には、小倉駐屯地の基幹部隊である第40普通科連隊の各中隊が作戦で使用する装備を装着し、徒歩及び車両行進を行い、業務隊、第304基地通信中隊小倉派遣隊、第366会計隊小倉派遣隊、第134地区警務隊小倉派遣隊合同の業務諸隊が車両行進を行い、それぞれの部隊が精悍な顔つきで行進して、駐屯地創立65周年行事を終了した。 |