宮崎地方協力本部(本部長・石原信也1空佐)は、2月11日に宮崎地本本部庁舎において令和2年度航空学生説明会を実施した。
説明会は、入校前の不安事項の排除、入校手続き等の説明を目的とし、毎年実施しているもので、今回、海上自衛隊航空学生入校予定者19名及び父兄に対して実施した。
説明会には、海上自衛隊第31航空群(岩国航空基地)の航空学生出身パイロット坂元大将3海尉(以下「坂元3尉」という)を講師として招き、海上自衛隊航空学生時代での生活や、入校から卒業までの体験談等を紹介した。
坂元3尉は、宮崎地方協力本部都城地域事務所広報官・坂元成止陸曹長(以下「坂元曹長」という)の子息で、宮崎県出身の海上自衛隊航空学生卒業生として説明会に協力してもらった。また、宮崎に帰省の度、出身高校に赴き、優秀な航空学生確保のため広報活動を積極的に行ってくれている。
体験談の中で坂元3尉は、「幼い頃から自衛官である父の姿を見てきて、物心ついた時から自分は自衛官になるんだと決めていました」「航空学生の試験に合格した時、父は、自分以上に喜んでいました」と笑みを見せながら話していた。「パイロットになって親孝行できたかな?」とコメントする息子を眺める坂元曹長は、「息子が努力して無事にパイロットに合格し、親として大変誇りに思います。常に危険と隣り合わせの任務は心配な部分がありますが、頑張ってほしい」とエールを贈っていた。
宮崎地本は、引き続き学生及び保護者に対し、自衛隊の魅力を紹介する場を設けるとともに、募集広報を積極的に行っていく。
*坂元曹長は、これまで優秀広報官として陸上幕僚長表彰を3回、西部方面総監表彰を1回、国民の自衛官(フジサンケイグループ主催)表彰を1回、計5回受賞され、628名の若者を自衛隊に導いている。 |