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自衛隊ニュース   1048号 (2021年4月1日発行)
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3月は4隻が就役
 3月は海上自衛隊艦艇の就役ラッシュとなった。4日に音響測定艦「あき」、16日に掃海艦「えたじま」、19日に護衛艦「はぐろ」、24日に潜水艦「とうりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われた。また、平成30年度計画護衛艦「もがみ」は、3日に命名・進水式が行われた。来年就役予定だ。

平成28年度計画護衛艦「はぐろ」
 3月19日、護衛艦「はぐろ」の引渡式・自衛艦旗授与式がジャパン マリンユナイテッド株式会社(JMU)横浜事業所磯子工場で行われた。式典には、岸信夫防衛大臣ら防衛省・JMUの関係者約100名が参列した。
 護衛艦「はぐろ」(艦長・倉光啓介1海佐)は、「まや」型の2番艦で、弾道ミサイル対処機能を建造時から装備している等、従来の「あたご」型よりも防空能力が向上している。「はぐろ」の就役で、平成25年策定の防衛大綱で掲げられたイージス艦の8隻体制が確立した。護衛艦「はぐろ」は第8護衛隊(佐世保基地)に配備された。
 岸大臣は「統合ミサイル防衛の担い手としての役割を期待されており、1日も早く任務に即応できるよう日々の訓練に精励してください」と訓示した。
【護衛艦「はぐろ」概要】
全長170m、最大幅21m、深さ12m、喫水6・2m、乗員数約300名、速力約30ノット。イージス装置1式、62口径5インチ砲1基、VLS装置1式等を装備する。

平成29年度計画掃海艦「えたじま」
 3月16日、掃海艦「えたじま」の引渡式と自衛艦旗授与式が、ジャパン マリンユナイッテッド株式会社(JMU)横浜事業所鶴見工場で行われた。大西宏幸政務官、山村浩海幕長ら防衛省関係者とJMU関係者ら約80名が参列した。
 掃海艦「えたじま」(艦長・石田浩太郎2海佐)は基準排水量690t型の掃海艦「あわじ」型の3番艦。「あわじ」、2番艦「ひらど」と共に海上自衛隊最大の繊維強化プラスチック(FRP)製の掃海艦だ。なお、艦名の「えたじま」は旧海軍からの伝統の地、広島県の「江田島」から命名された。配備先も呉基地の第3掃海隊だ。
 石田艦長は「『艦の伝統は初代乗組員たちによって作られる』ことを肝に銘じ、掃海艦「えたじま」としての良き伝統を作り上げるべく、乗組員一同日々訓練任務に邁進します」と挨拶した。
 【掃海艦「えたじま」概要】全長67m、最大幅11・0m、深さ5・2m、喫水2・7m。主機関はディーゼル主機2基。軸馬力2200馬力、速力約14ノット。主要装備は20o機関砲1基、掃海装置1式。

平成29年度計画音響測定艦「あき」
平成28年度計画潜水艦「とうりゅう」
 3月4日、音響測定艦「あき」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われた。音響測定艦「あき」(艦長・間宮政信2海佐)は「ひびき」型の3番艦で、30年ぶりに建造された。呉基地の第1音響測定隊に配備された。
 3月24日、潜水艦「とうりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われた。潜水艦「とうりゅう」(艦長・藤本孝2海佐)は「そうりゅう」型の12番艦。横須賀基地の第6潜水隊に配備される。

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