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陸上自衛隊 西部方面音楽隊
創隊61周年記念
ニューイヤーコンサート |
令和3年1月11日、くまもと森都心プラザホールで、西部方面音楽隊(隊長・志賀亨2陸佐)による「創隊61周年記念ニューイヤーコンサート」が行われた。
3密を避けるためにソーシャルディスタンスに配慮したことにより、観客数は例年より少なめの開催となったが、観客の熱気は好調!観客席は1名ずつ間隔を空け、休憩時間をとらなくても済むようにコンサート時間も50分と短くした。司会や歌のマイクはプラスチックを取り付け、コントラバスなど口を使わない奏者はマスクを着用。もちろん受付も透明ボードを立て、プログラム配布は手指消毒の上ご自分でという新しい形のコンサートだった。
ファンファーレの「天と大地からの恵み」から始まり「マーチメドレー」「見上げてごらん夜の星を」「名探偵コナン・メインテーマ」「アイノチカラ」「ゲールフォース」というプログラム。アンコールは、鬼滅の刃から紅蓮華とオリンピックファンファーレを。久しぶりの観客を前にした演奏をすることができ、隊員たちも意気込みを見せた。
志賀隊長は「コロナ禍で各コンサートやイベントが中止・延期になる中、今回のコロナ対策に配慮したホールでの演奏は、将来コンサートを行う上での新しい形を生み出した非常に有意義な経験でした。コロナに負けず、『いつか観客が満席の日常』を願い演奏を続けていきます」と、コンサートが出来た喜びを噛み締めながら語った。 |
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自衛隊地方協力本部
優秀隊員等に対するオンラインによる表彰 |
北部方面隊(総監・前田忠男陸将)は、12月18日、新型コロナウイルス拡大防止の観点から、方面総監部と各駐屯地等10カ所をビデオ回線で結びオンラインによる表彰式を実施した。
本表彰式は令和元年度自衛隊地方協力本部優秀隊員10名、令和2年度隊員自主募集情報優秀隊員9名、令和3年度管外補充希望者募集ポスター優秀デザイン作成者2名に対し実施され、受賞者は方面隊に必要な人員を確保し、人的勢力のさらなる充実及び就職の援助に貢献した隊員である。
表彰式においては受賞者の功績が紹介された後、前田総監より訓示が述べられ、各受賞者の功績が称えられた。
受賞した隊員からは「これからも頑張ります」「受賞できてこれからの励みになります」等の感想があり、表彰式により士気高揚が図られた。 |
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「父の背中にあこがれて」
第47普通科連隊 |
第47普通科連隊(海田市)連隊本部第3科で先任陸曹として勤務する秋本(真一)曹長(46)の長男 龍成(21)は、父の影響を受け、平成30年4月に陸上自衛隊へ入隊。現在は、第46普通科連隊(同駐屯地)第2中隊に所属し、通信手として与えられた任務を遂行すべく日々邁進している。次男鴻明(19)は、身体を鍛えたいという自身の希望から令和2年4月に陸上自衛隊へ入隊。昨年9月に新隊員後期教育課程を修了後、兄と同じ第46普通科連隊へ配属され、夢と希望を抱き自衛官としての長い道のりを歩み始めた。
秋本(真一)曹長は、2人の子供が入隊したときのことを、「息子達には、自衛隊の入隊を勧めた事はないし、家では仕事(自衛隊)の話はほとんどしたことがない。息子達には他の仕事を選んでもらいたいと思っていた。長男は、早い時期から自衛隊に入る事を聞かされていたが、次男については、高校の3者面談で先生の方から初めて聞かされて驚いた」と振り返ります。長男の秋本(龍成)士長は、自衛官である父について「仕事での悩みを相談すると何でも答えてくれるので頼りになります」と語り、次男の秋本(鴻明)1士は、「たくさんの人に秋本一曹の息子さんですか?と声をかけられます。これは父の真面目な勤務ぶりが、職場での信頼関係を構築しているからだと思います。また、父は兄と私専属の射撃の教官であり、家に帰って射撃について質問すると的確なアドバイスをしてくれ心強いです」と語ってくれた。そんな2人にとって父親は「自衛官の模範」とのことだ。
秋本(真一)曹長は、「親子で自衛隊、しかも全員普通科で同一駐屯地、勤務隊舎も隣同士であり、共通の話題や時には同一の訓練に参加する事もあり子供の成長を身近に感じることが出来る」とし、2人に「これから先、さまざまな困難な事が待ち受けていると思うが、自ら自衛官という仕事を選んだからには、ひとつひとつその困難を乗り越えて、自分の理想とする自衛官像を描き、それに向かってしっかり頑張ってほしい」と語る。
秋本親子は、国防の任務に「誇り」を持ち、家族で切磋琢磨していく。 |
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