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クリスマスコンサート 美しい音色のプレゼント
<福井> |
福井地方協力本部(本部長・東良子1海佐)は、12月16日、中部方面音楽隊の支援を得て、「クリスマスコンサートin ふくい」を開催した。本行事は、福井県民の皆様に自衛隊への理解促進と信頼感を醸成すること、また、コロナ禍にあって文化的イベントが少ない中、クリスマス時期に音楽のプレゼントをしようとコロナウイルス感染症対策に万全を期し、部員一丸となり取り組んだ。
当日は、今年一番の雪が降り積もる中、招待者・一般来場者合わせて、約600名の大盛会となった。
開演前には、サンタクロースに扮した音楽隊員からのアンサンブル演奏が2度届けられ、客席は早くも盛り上がりをみせていた。そしてコンサートが始まると、中部方面音楽隊長・柴田3陸佐のダイナミックな指揮によるオペレッタやマーチといったクラシック音楽やクリスマスソング、更に馬渡1曹によるマリンバの超絶テクニックにより、会場は一段と盛り上がりを見せた。コンサートの締め括りは今上陛下御即位の奉祝曲「Ray of Water」が演奏され、第1楽章の「海神」に続き、第2楽章では上野1士による「虹の子ども」ピアノ独奏、第3楽章では鶫(つぐみ)3陸曹による「Journey to Harmoney」が独唱され、演奏が全て終わると会場からは惜しみない拍手が送られた。
中部方面音楽隊による心のこもった演奏は、一足早いクリスマスプレゼントとなり、会場全体は、笑顔に溢れ、コロナウイルス感染症に立ち向かう元気と勇気に満ち溢れていた。 |
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予備自衛官補に辞令書交付
<山梨> |
山梨地方協力本部(本部長・前野直樹1陸佐)は、12月19日、甲府合同庁舎において令和2年度12月採用予備自衛官補(技能1名、一般5名)に対し採用辞令書を交付した。
当日は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を徹底し、援護課長、各募集事務所長立会の下、本部長より採用者に辞令書が交付され、続いて予備自補から申告、服務の宣誓が行われるとともに、公益社団法人隊友会山梨県隊友会長からの祝辞が披露された。
本部長は訓示の中で、採用を祝うとともに今後の活躍に大きな期待を込め「(1)初志貫徹(2)進んで掌握下に入る(3)健康管理に留意する」の3つを要望した。
今後、採用者は、予備自衛官補(一般)は3年以内に50日間、予備自衛官補(技能)は2年以内に5日間の訓練に臨む事となる。今回の参加者は、「訓練をこなし予備自衛官となって、いざという時、国民に必要とされる存在になりたい」と強い意気込みを語っていた。
山梨地本では、引き続き予備自衛官補が、安心して教育訓練に邁進出来る様、出頭環境の整備に努めていきたい。 |
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大津駐屯地で県立長崎工業高校インターンシップ支援
<長崎> |
長崎地方協力本部長崎募集案内所(所長・赤波江真治准陸尉)は、12月8日〜10日の間、大村駐屯地において実施された県立長崎工業高校のインターンシップを支援した。インターンシップは、高等学校における「総合的な学習の時間」の一環として行われる就業体験であり、同校の2年生8名が参加した。
体験は基本教練にはじまり、部隊・施設等研修、軽装甲機動車などの体験搭乗、体力検定、行進訓練、AEDの取扱いを含む救急蘇生法、ロープ結索法、災害派遣活動や有線通信に関する座学などの内容で行われた。
学生は、基本教練では号令に素早く反応、体力検定では3000mを10分40秒で走破し現役隊員を驚かせた。また、行進訓練では20kgの背のうの重さに驚きつつも3kmの距離を約1時間かけて行進するなど、ハツラツとした様子を見せた。部隊研修では警務隊の指紋採取体験、軽装甲機動車の体験搭乗、初めてのAED取扱いの演練など多くの初体験があり、学生はすべてに一生懸命取り組んでいた。
長崎所は、「受け入れ部隊に深く感謝するとともに、この経験から学生が自衛隊の門をたたき、一緒に任務遂行できる日が来ることを願っている」としている。 |
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大津市立長等小学校で防災教育を実施
<滋賀> |
大津市立長等小学校から滋賀地方協力本部(本部長・河野淳司1陸佐)に対し、小学4年生111名に『自然災害に備えて』をテーマにして教育を行うにあたり、「災害対処の一部を教えてもらいたい」と依頼があり、12月3日に災害対処要領の教育として、協力することとなった。
授業は、4項目に分けて行い、一つ目に東日本大震災における災害派遣資料映像の視聴を行った。
今から約10年前の東日本大震災は、4年生にとって生まれて間もない頃だったこともあり、初めて見る甚大な津波被害に多数の児童が驚いていた。
二つ目は、捜索、救助に必要な最小限の装備を携行用リュックにコンパクトにまとめた人命救助システム個人用セットの内容品について、スリングロープ、防塵マスク、ライト、おの等が、それぞれどのような場面で活用するかを説明した。
三つ目は、身近にある毛布と2本の物干し竿か棒などで作成する担架の作り方と、実際の搬送要領について教育を行った。教育により、緊急事態で怪我人を搬送しないといけない状況下において、即座に対応できる能力を身に付けていた。
四つ目は、災害時などで活用できる3つの結び方として、ロープが短くて足りない時、ロープや紐を2本繋げる『本結び』、ロープや紐を木などから垂らす時に必要な『巻結び』、ロープや紐で輪を作る時に用いる『もやい結び』について教育を行った。
児童らは、いざと言う時に役立つ技術を身に付けようと、各種の実技について、真剣にそして積極的に取り組んでいた。
今回の防災教育の資料映像などで自衛隊の活躍を目の当たりにし、将来自衛官の一員として活躍したいと志を持った児童が、この中に存在することを願いながら、教育を担当した自衛隊滋賀地方協力本部の隊員は、長等小学校を後にした。 |
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首都圏防空最前線基地を見学
<群馬> |
群馬地方協力本部(本部長・井ノ口哲也防衛事務官)は11月14日、募集対象者6名を引率し、航空自衛隊百里基地で開催された、オープンベースに参加した。空自の多様な職種や隊員の勤務、生活環境を紹介して頂き、空自の魅力を伝える事が出来た。
飛行場地区では、F-4戦闘機を始め、F-2戦闘機、救難捜索機、救難ヘリの4機種を見学し、普段見ることが出来ない航空機を前にして、参加者はパイロットや整備員の説明に真剣に耳を傾けるとともに、関心事項について積極的に質問していた。
航空機見学後は、消防小隊を見学し消防車の大きさに一同驚きを隠せない様子だった。普段隊員が着ている防火衣や耐熱服を試着体験し、航空自衛隊の中の消防職について、理解を深めていた。
警備職の見学では、基地警備を行う警備犬と警備員(ハンドラー)の訓練展示を見学し、隊員との厚い信頼関係の様子を見る事ができた。航空自衛隊には様々な職種がある事を理解していた。
生活環境の紹介では、実際に隊員が居住している部屋を見学し、隊員の生活環境について質問していた。
群馬地本は、今後も各種見学会等を通して自衛隊という職業の魅力や、やりがいを伝えていく。 |
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