防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   969号 (2017年12月15日発行)
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短艇委員会の新看板が完成
全日本大会優勝目指す
<防衛大学校>

 10月吉日、防衛大学校短艇委員会の新看板が、國分良成学校長(第9代防衛大学校長)の揮毫により完成した。この看板は、本年6月に開催された第61回全日本カッター競技大会における「優勝」を記念し作製された。
 去る11月18日に実施された第57回東日本カッター競技大会では、惜しくも準優勝であったが、看板も新たに心機一転、来年5月に静岡県三ヶ日で開催される第62回全日本カッター競技大会での優勝を誓う。


在日米陸軍・消防と消防訓練
<座間駐屯地>
 11月10日、座間駐屯地(駐屯地司令兼中央即応集団司令部幕僚長・豊田真1陸佐)は、平成29年度秋季全国火災予防運動に伴い、消防訓練を実施した。
 全国で唯一陸上自衛隊と在日米陸軍が同じ場所に駐屯するという特性から訓練には在日米陸軍基地管理本部緊急業務局統合消防本部(クルーチーフ以下5名)が参加し、日米の連携による救出救助要領を展示・演練した。また、座間市消防本部(消防司令以下2名)からの協力を得て、消火設備及び避難器具等の教育を受けるとともに、取扱い要領について実習した。
 訓練を通じて、隊員の防火意識を高揚し、避難及び初期消火要領を修得するとともに、在日米陸軍及び地元自治体関係機関との連携を強化した。
 駐屯地司令要望事項の、「座間駐屯地一丸、地域とともに、米軍とともに」を具現化する訓練となった。

炎上車消火活動の功績を称え
消防署から感謝状
<府中基地業務隊>
 航空気象群基地業務隊(隊長・久保山健一2空佐=府中)所属の大久保智史1空尉以下16名の隊員は、11月2日の夕刻、小金井市貫井北町付近の交差点付近を通りかかった際、路上において激しく炎上する車を発見した。
 消防車や警察車両はまだ到着しておらず、このままでは被害の拡大が懸念される切迫した状況であったため、車載及び一般の方から提供された消火器を使用し、直ちに消火活動を開始した。同時に周辺道路における通行人の誘導及び交通整理を行い、現場周辺の安全を確保した。その後、駆けつけた消防及び警察に消火活動等の状況を説明し、延焼のおそれがないことを確認したのち、その場を後にした。
 この活動が現場における延焼を防止し、周辺の安全を確保したとして、11月17日、功績が顕著な隊員3名(大久保智史1空尉、淡路周宏空士長、澁谷明里空士長)に対し、小金井市消防署長から感謝状が贈られた。

受験希望者説明会
希望者及び保護者約580名が来校
<高等工科学校>
 12月2日及び3日に陸上自衛隊高等工科学校(学校長・滝澤博文陸将補)は、高等工科学校の受験希望者説明会を実施した。本説明会は、東京・神奈川・埼玉の近隣地方協力本部のみに行っていた学校説明会を、平成23年度から全国の地方協力本部に対象を広げ、受験希望者及び保護者に対し学校の現況を説明して、受験に対する不安の解消と受験意欲を向上させる目的で、生徒募集期間であるこの時期に毎年実施している。
 2日間で、受験希望者約280名及び保護者約300名の合計約580名が来校した。参加者は、講堂において学校の概要説明を受けた後、在校生徒の案内により広報資料室、教室舎の教場、クラブ活動中のグラウンド、生徒舎の居室と自習室等を見学した。また、食堂において毎日生徒たちが食事をしている状況を実際に体験した。見学の最後には、生徒を交えた質疑応答が実施され、入校動機、受験準備及び生活面についての質問が投げ掛けられた。
 また、本説明会終了後、参加者から「とても立派である」「しっかりしている」と案内をした生徒に対して賛辞が送られた。
 学校としては、説明会を通じて保護者及び中学校教諭等に生徒の実際の生活状況や在校生徒の真の姿を見学してもらうことで、安心して入校できるよう各地本協力本部と連携を強化していく所存である。

「おいでませ!航空自衛隊ふれあいコンサートin防府」開催
<防府南基地・防府北基地>
広報ブースでパネル展示も
 11月17日、防府南基地及び防府北基地の共催により、「おいでませ!航空自衛隊ふれあいコンサートin防府」を防府市公会堂で初開催した。
 会場内では、山口地本のブースや防府南北基地の広報パネルを展示。広報担当者が丁寧に説明を行い、多くの来場者の関心を集めた。また、開演前に行われたロビーコンサートでは、用意した席がすぐに満席となり、立ち見が出るほどの人気ぶりだった。
 コンサートは2部構成で行われ、第1部は「シンフォニック・ブラス」と題し、クラシックやNHK大河ドラマのテーマ曲など、華やかで重厚なハーモニーを来場者に届けた。第2部では「ジャパニーズ・サブカルチャー」と題し、ゲームやアニメで親しまれている音楽を披露。最後の曲である「ジブリメドレー〜空編〜」で盛り上がりは最高潮に達した。
 会場からのアンコールを受けた「秋メドレー」では、約1250名の来場者と共に「もみじ」を歌い、会場全体が一つに。演奏終了後、音楽隊のすばらしい演奏に大きな拍手と歓声が鳴り響き、約2時間に及ぶコンサートは感動と感激の余韻を残しつつ幕を閉じた。

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