今回、私は第7次派遣海賊対処行動支援隊警衛隊の要員としてジブチ共和国に派遣されました。自衛隊に入隊して3年目で陸士長の
立場で派遣要員に選出された当初、不安で一杯でした。私自身、初めての海外への渡航だったので、慣れない生活、派遣前の訓練準備期間で、警衛隊として必要なスキルを決められた期間で身に付けなければならない事、なにより、普段身近にいる家族と離れる事が不安でした。派遣される直前まで、自分が抱えている不安な事を一つずつ取り除く為に、同じ警衛隊の上司、中隊の方々、同期、そして家族にサポートして頂きました。また、派期間中も日本から沢山のサポートのお陰で、初めての海外での勤務生活を過ごさせて頂きました。支えて下さった方々に感謝の気持ち一杯です。
派遣期間中は、環境、文化、生活習慣など初めて経験する事ばかりでした。拠点内で働いている現地役務、他国軍との交流会で、コミュニケーションを取る際に、言葉の壁に苦労しましたが、今までの人生で外国の方と接した事がなかったので、ストレスを感じることなく、積極的にコミュニケーションを取って、貴重な経験をさせて頂きました。
最後に、私は陸曹になる事が今後の目標です。今回の海外派遣で陸曹の方々から、技能や知識など多くを学ばせて頂きました。その中でも、「考える力」と「感謝の気持ちを忘れない」事です。任務遂行の為、また普段の生活においても重要な事なので、今後の自衛隊生活は勿論、私の今後の人生に生かしていきたいです。 |