自衛隊熊本地方協力本部(本部長・勝井省二1陸佐)は、7月12日・13日に、平成29年度第1回上級管理職部隊研修を、陸上自衛隊大村駐屯地及び海上自衛隊佐世保地方総監部において、防衛基盤、就職援護基盤の拡充を目的として、就職援護協力企業から7名を招へいし、部隊研修を実施した。
本研修は、熊本県を代表する企業の取締役専務等上級管理職が参加され、1泊2日の日程で行った。
研修内容については、1日目、陸上自衛隊大村駐屯地の第16普通科連隊長の防衛講話をはじめ、新隊員の後期教育等、史料館、大村射場等を研修した。特に連隊長の防衛講話の中で、九州北部豪雨災害における現在の災害派遣活動について説明を受け、研修参加者からは、「災害現場まで悪路の中、片道2時間かけて徒歩で向かい、そこから災害派遣活動を行う等、メディアで流れない災害現場の苦労を知ることが出来て良かった」と講話を真剣に聞き入っていた。
2日目は、海上自衛隊佐世保地方総監部において幕僚長表敬後、護衛艦「あけぼの」において概況説明の後、艦内の装備品や居室等を見学した。また、研修日が木曜日にも関わらず、金曜日と献立変更を行い、カレーを艦内において喫食後、護衛艦「あけぼの」を後にし、2日間全ての研修を終了した。
参加者は、「自衛隊のさまざまな任務や活動について理解でき、有意義な研修だった」と感想を述べていた。
熊本地本では、今後もこのような機会を捉え、防衛基盤、就職援護基盤の拡充を図るため県内雇用企業等に広く発信していきたい。
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