防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   954号 (2017年5月1日発行)
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HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
アイム ソータ ハッ
I'm sorta hot!
ちょっと暑いね!

 今年の5月のゴールデンウィークは、長期になりますね。月末のプレミアムフライデーも関連して、楽しいイベントが盛りだくさんのようです。今年の春は、天候が変わりやすく、寒暖の差も大きく、ちょっと油断すると体調を崩しやすくなっています。行楽のシーズンたけなわですが、一寸した準備で楽しく有意義にお過ごしください。筆者は、連休間、机上に積んである論文資料を、読みこみたいと思っています。(汗)

 今回のフレーズは"I'm sorta hot!"「ちょっと暑いね!」です。この季節に使えそうな表現ですね。hotは、日本語になっていますので、どうしてもホットと発音してしまいますが、ホットはイギリス英語の発音です。米語の発音は、「ハッ!」です。卑近な例をひくと、歌手の和田アキ子さんが、歌唱中に「あのころは〜♪ ハッ!」という感じで発する、ハッ!に近いと思います。まねしてみてください。sortaは、sort ofを発音しやすく短縮した形です。日常会話で使う砕けた表現になります。意味は、「多少、少し、いくらか、ある程度、ちょっと」という感じです。発音の参考としては、「アイム、ソウタハッ」という感じです。気軽に使ってみてください。

 桜前線は、北上して連休中に花見という地域もあると思います。日本の春爛漫をお楽しみください。私の夢は、沖縄から桜前線を追いかけて日本を縦断することです。それまでは、ニュースで楽しみたいと思います。スーダンから帰国された第1次隊の皆様、本当にお疲れ様でした。全員が帰国されるまでは、まだ時間がかかると思いますが、どうかお気をつけてご帰国ください。それでは陽気に楽しい、ストレスの少ない生活をお楽しみください。
〈スワタケル〉


防衛ホーム俳句コーナー
袋掛すべて終りし甲州路     石田 孝子
参道に田の神在す泉かな     一ノ瀬恵昭
喇叭鳴り薫風の空凧の舞ふ    牧田 桃苑
筍の届く米寿の長姉より     佐賀あかり
狛犬の口をからめて蜘蛛の糸   氷川 杜夫
天守より城下見下し春惜しむ   谷  勝美
惜春の旅を解約入院す      中村徳次郎
老いてなほ行く道のあり若葉萌ゆ 米田ふさゑ
出発を整然と待つ神輿かな    牧  浩子
好日の植物園に柳絮とぶ     岩城 節子
八つ橋を跨ぎちらほら花菖蒲   滝澤 緋沙
老鶯の瀬音に和して鳴き止まず  辰巳 一郎
母の日の昭和の妣の懐かしき   西田真由美
屋根神に茂る蔓草迫りをり    松岡 魚青
あるとなき風にも応へ団子花   船田藤三郎
舞鶴のフェリー指呼にし草を刈る 船本 峰月
千姫の寺に謂れの紅牡丹     平田  文
窓泳ぐ園児作りし鯉幟      松野 藤枝
選 者 吟
麦秋の備中神楽の里寂と     成川 雅夫

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
ANA新千歳空港(株) 野口 幸一
野口氏は、平成28年3月に陸上自衛隊第313基地通信中隊(東千歳)を陸士長で退官。34歳(記事作成当時)
 私は、平成28年3月に自衛隊を退職し、同年4月にANA新千歳空港株式会社に再就職し勤務しています。
 私は自衛官時代、東千歳駐屯地に勤務していましたが、新千歳空港が近く空港を利用する機会もあり空港の雰囲気もよく理解していたため、いつかはここで勤務してみたいという憧れがありました。
 そんな中、札幌地区任期制合同企業説明会に参加し、ANA新千歳空港に退職自衛官からは初の正社員雇用の募集があると聞き、迷わず応募し無事内定を頂く事ができました。
 4月に入社してからは貨物郵便課に配属になり、航空機に搭載する貨物や郵便物など引渡し業務を担当しています。現在は研修期間のため、まだまだ覚えることも多く、貨物の受託の締め切り時間に追われる忙しい毎日ですが、個人のお客様や貨物代理店と繋がる重要な仕事なので常に落ち着いて対応するように心掛けています。
 特に、繁忙期の多貨客期は仕事の遅れが直接航空機の遅れになってしまうため、皆が一丸となって協力し合わなければならない時があり、自衛隊で学んだチームワークの経験は現在とても役に立っています。そのほかにも礼儀正しさや規律心といった社会人としてのマナーをしっかりと守ること、厳しい訓練で培った体力や精神力、多種多様な任務を完遂する責任感、団体生活を通じて厳しく教えられた協調性など、仕事の内容は違ってもそれを生かせる機会が沢山あり、これも自衛隊に入隊して色々なことを学ぶことができたおかげだと大変感謝しています。
 まもなく試用期間を終え正社員として勤務することとなりますが、元自衛官という肩書きは一生消えません。自衛官だったことを誇りに思い、退職自衛官を雇用して良かったと思われる社員になれるよう、これから入社してくる後輩のためにも努力して頑張りたいと思います。

雪月花
 地方から仕事や遊びで来た人が同じように口にするのが「東京は本当によく歩く」。筆者も実感としてとらえている。連休で田舎に帰った時はどこに行くにもマイカー、近くの親戚にも友人宅にも歩くことはまずない、ポンコツカーに頼る。近所の家では乗用車1台と軽トラが数台というのがごく一般的、庭先に鍵もかけずに無造作に置かれておりついつい乗り込むことになるのだろう。筆者は東京ではノーカーのため通勤ももっぱら歩きだ、市ヶ谷は交通機関に恵まれており仕事で外出するにも地下鉄、JR。駅の階段を昇り降りするだけでも結構な運動になっているはずだ。万歩計を見ると毎日1万歩近い数字が表示されている、しかし田舎にいる時は意識して歩いても2千歩から3千歩に過ぎない。東京医科大などのチームの調査によると、1日の平均歩数は東京23区や大阪、名古屋、福岡など大都市の住民の方が町村よりも約700歩多かったとの結果が出た(朝日新聞)。「病気の9割は歩くだけで治る」と言う本も出るほど昔から歩け歩けと言われたものだ、さらに保険会社も1日平均8千歩を2年間続けたら保険料をキャッシュバックする新しい医療保険を売り出すとのニュースもあった。一方では長時間のジョギングやウオーキングは逆効果との説もある、過ぎたるは何とか。今年も桜に誘われて市ヶ谷から干鳥ヶ淵、皇居、日比谷と2万歩あるいたが健康にプラスなのかマイナスなのか結論はまだ当分さきのことだ。

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