防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   947号 (2017年1月15日発行)
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新年のご挨拶を申し上げます
統合幕僚長 河野克俊海将
 皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し深く御礼申し上げます。
 わが国を取り巻く安全保障環境は、中国軍の活動の活発化や北朝鮮の核実験、弾道ミサイルの発射、国際テロの脅威など一層厳しさを増しています。
 このような認識に基づき、いかなる事態においても、切れ目のない対応を可能とするよう、昨年3月に平和安全法制が施行されました。
 自衛隊は平素からわが国とその周辺の監視を行い、事態に即応できる態勢を維持しています。また、昨年4月には、熊本県熊本地方で大規模な地震が発生し、人命救助や被災者への生活支援を行いました。
 国外では、南スーダンにおいて派遣施設隊第11次要員による活動が開始されるとともに、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を継続して、国際社会の平和と安定に貢献しています。また、昨年7月にはバングラデシュ及び南スーダンに自衛隊機を派遣し、在外邦人等の輸送を行うとともに、昨年11月にはニュージーランド地震発生に伴う国際緊急援助活動を行いました。
 統合訓練においては、各種訓練を通じて、統合運用要領を演練するとともに、機会をとらえて平和安全法制に係る訓練を実施し、その実効性の向上を図りました。
 本年も、我々自衛隊は、皆様の期待に応え得るよう、常に厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用をさらに進化させ、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。
 本年も変わらぬご支援・ご協力を賜ることをお願い申し上げます。
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陸上幕僚長 岡部俊哉陸将
 新年あけましておめでとうございます。皆様には希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、旧年中に賜りました御厚情に深く御礼申し上げます。
 昨今の我が国を取り巻く安全保障環境は、より一層複雑化し冷戦終結以降最も厳しい状況と認識しています。このような中、昨年は熊本地震への対応、伊勢志摩サミット支援等を実施するとともに、国際平和協力活動等へ部隊派遣を継続する等、国内外における様々な任務に対応しました。また、南スーダン派遣施設隊に付与された「駆け付け警護」や「宿営地の共同防護」といった新たな任務等にも訓練で培った任務遂行能力をもって確実に対応できるよう、万全を期して参りました。
 本年は、「強靭な陸上自衛隊の創造」のための「陸上自衛隊創隊以来の大改革」を実現する実質的初年度であり、これまで準備してきた平成29年度末の陸上総隊、水陸機動団等の新・改編を完整させる極めて重要かつ歴史的な年です。そのため、改革の推進とともに新たな体制の原動力となる部隊・隊員が、今まで以上に高い練度と即応性を保持し、団結・規律・士気を兼ね備えた「足腰の強い部隊」となるよう努めて参ります。これにより、何時如何なる任務が与えられようとも事態に即応して任務を完遂し得る「強靭な陸上自衛隊の創造」を目標に陸上自衛隊一丸となってこの大改革に取り組む所存です。
 本年の皆様の御多幸を祈念申し上げますとともに、変わらぬ御支援・御協力を賜りますことをお願い申し上げ、新年の挨拶といたします。
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海上幕僚長 村川豊海将
 新年おめでとうございます。海上自衛隊を代表して旧年中賜りました数々の御支援、御協力に対し深く感謝致しますとともに、謹んで初春の御挨拶を申し上げます。
 昨今、国際情勢は混迷の度合いを深め、世界の安全保障環境は大きく変わりつつあります。純然たる平時でも有事でもない「グレーゾーン」における戦いは、勝敗も戦果も見え難いものの、一時も目をそらし、気を抜くことが許されない長い戦いであります。今まさに求められるのは、冷静さと忍耐力をもって、刀を即座に抜ける物心両面での構えの堅持であり、真の「即応」態勢をこれまで以上に追求する所存であります。
 かかる情勢を踏まえ、海上自衛隊はこれまで推進してきた、3つの基盤の強化を継続推進し、「真に戦える」精強な態勢の構築を目指します。すなわち質の高い隊員確保のための人的基盤、統合運用及び米海軍との相互運用性の向上による作戦基盤及び防衛装備庁との連携、調達改革による装備技術基盤の強化であり、隊員一丸となって実現のための努力を傾注していく所存です。
 挑戦する課題の実現には制約も伴いますが、一時でも歩を休めることが、すなわち後退を意味する現下の厳しい状況のなかで、「指揮官は率先垂範、各員はそれぞれの分を尽くす」という海軍からの良き伝統に従い、果敢に挑戦して参ります。
 最後に、本年が皆様にとって幸多き年になることを祈念致しまして、年頭の御挨拶とさせていただきます。
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航空幕僚長 杉山良行空将
 新年明けましておめでとうございます。旧年中は、航空自衛隊に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験への対応、熊本地震を始めとする各種災害への対応、増加の一途を辿る対領空侵犯措置など、我々は国民の安全安心のため、日夜、任務を遂行してきました。その様な中、4月6日、定期飛行点検中のU-125が墜落し、大切な仲間6名を失ったことは痛恨の極みでありました。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は様々な課題や不安定要素がより顕在化・先鋭化しています。北朝鮮による核兵器・弾道ミサイル開発の継続や中国による東シナ海及び南シナ海での独自の主張に基づく力による現状変更の試みは、我が国のみならず国際社会の懸念となっています。また、ロシアは、極東地域において大規模演習や部隊展開を行っており、引き続き注目が必要です。
 このような中、航空自衛隊は、統合機動防衛力の着実な構築に向け、F-35A、C-2、KC-46Aなどの装備品の取得、BMD能力向上のための各種施策の推進、南西地域における防衛態勢の強化など、引き続き、国民の安心安全を確保するため、組織の精強化に努めて参ります。また、日米同盟を基軸としつつ、我が国と価値観や戦略的利益を共有する国々とも、航空自衛隊らしさを活かした防衛協力・防衛交流を積極的に行いたいと考えています。
 最後に、新しい年が防衛ホーム読者の皆様にとって輝かしい一年となりますよう祈念し、新年のご挨拶と致します。
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統合幕僚監部統幕最先任 宮前稔明准海尉
 新年あけましておめでとうございます。
 隊員ならびにご家族の皆様におかれましては、平成29年の初春を穏やかな中でお迎えのこととお慶び申し上げます。
 統幕最先任を拝命してから1年が過ぎましたが、各幕会報・講習、部隊研修、海外での会議、米軍関連行事等、参加すべきイベントが多く、毎月のカレンダーが行事予定ですぐ一杯になります。それでも、こういった行事への参加が、各幕・米軍・他国との良好な関係構築に貢献できるのであれば幸いです。
 現在も、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処と国連南スーダン共和国ミッションに派遣されていますが、グレーゾーンの事態が増加し長期化する傾向が生じる中、隊員は共に遠隔地で汗を流し引き続き活躍しています。私達も組織をあげて家族支援等に尽力しますので、ご協力をお願い致します。
 最後に、全国の隊員とそのご家族皆様の新しい年が良き年であることをご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
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陸上自衛隊最先任上級曹長 川畑博盛准陸尉
 謹んで新年のお喜びを申し上げます。
 隊員の皆さま、ご家族の皆さま、関係諸団体の皆さまにおかれましては輝かしい新年をお迎えになられたと存じます。
 昨年、1年を振り返りますと国内での自然災害「地震、台風、暴風雪等」がありました。また、日本を取り巻く環境は非常に厳しく予断を許さない状況にあります。
 このような中、陸上自衛隊最先任上級曹長として指揮官随行、部隊の現況把握、海外出張、方面隊等最先任会同等を行い、隊員の激励及び問題の解決に取り組み、下意上達・上意下達を具現化していくとともに各最先任・上級曹長と「強固な連携」を構築し、「強靭な陸上自衛隊の創造」に尽力してまいりました。
 今年も変わらぬ思いを持って、部隊・個人の能力を最大限に発揮し得る隊員の育成に邁進していく所存です。
 隊員の皆さま、ご家族の皆さま、関係諸団体の皆さまにとってより良き1年になりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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海上自衛隊先任伍長 関秀之海曹長
 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 平成29年の初春を穏やかな中でお迎えのこととお慶び申し上げます。海上自衛隊では、今も遠く離れた灼熱のソマリア、アデン湾での派遣海賊対処行動に従事する航空部隊及び艦艇部隊の隊員、逆に極寒の南極において物資輸送の任に就く砕氷艦しらせの隊員、また警戒監視等の任務についている隊員、離島での任に就く隊員等多くの方々が、ご家族との新年を迎えることができず汗を流し活躍しています。厳しい状況下、隊員一人一人の自覚と活躍により我が国の平和と安全を維持していかなくてはなりません。統幕、陸、空の各最先任と協力し、隊員及び隊員家族のために何ができるか、何をするべきかを考え、活動しやすい環境を作っていきたいと思います。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
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航空自衛隊准曹士先任 山崎勝巳准空尉

 防衛ホームご愛読の皆様、新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本年も、国民のための自衛隊であり続けるべく「空自一丸」を合言葉に、航空自衛隊の原動力且つ推進力たる准曹士の団結をより強固にしてゆく所存であります。
 結びに、皆様の幸多き年となりますよう祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。


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