4月12日に熊本県球磨郡多良木町及び相良村の肉用鶏農場で発生した高病原性鳥インフルエンザに伴なう災害派遣要請が14日午前零時50分に北熊本駐屯地の陸上自衛隊第8師団長(森山尚直陸将)にあり、隷下部隊が派遣された。要請内容は、鶏の殺処分、鶏舎等の清掃・消毒、殺処分後の埋却時に使用する消石灰(ウィルス飛散防止用)の輸送で、16日午前8時35分の撤収要請まで懸命の活動を続けた。
14日朝には第8特科連隊が車両で消石灰計20トンを当該農場に輸送し、第8後方支援連隊が重機で消石灰の積み卸しを実施した。同日午後から16日朝にかけ当該農場で第8特科連隊が鶏の殺処分、鶏舎等の消毒、殺処分した鶏の袋詰めなどを行った。派遣規模は人員約延べ約880名、車両延べ約180両だった。 |