加治屋百合子さんのバレエ「くるみ割り人形」を渋谷のオーチャードホールに次女と見に行った。アメリカン・バレエ・シアター(ABT)で加治屋さんが少女クララを踊るということで。ABTはパリオペラ座、英国ロイヤル、ボリショイと並ぶ4大バレエ団の一つ、これらのバレエ団でソリストを務めるのは日本人ではただ一人ということだ。華奢な体でしなやかに跳び舞う様が手も足も長い大柄な外国人を圧倒している、そして可愛いい。開演前には一種独特のざわめきがロビーに漂っていた、世界のソリストを生で見られることへの期待だ。そして子どもも多い、将来の加治屋さんやウルセナ・ロバートキナさんらを目指しているのだろう。日本はバレエ人口が世界でもトップクラスでバレエ大国と言われている。朝日新聞によると国内のバレエ教室は4千をこえ生徒の総数は約40万人にのぼるそうだ。その効果だろう若手の登竜門と言われるローザンヌ国際バレエコンクールでは今年も優勝と準優勝、6位を日本人が占めた。17歳、15歳、18歳で将来が大いに楽しめそうだ。今日のチケットを用意してくれた次女も小さい頃はバレエに熱中し短い足でトウシュウズを蹴っていた。何回も発表会に付き合わされた、家族を挙げて応援したがいまは普通のおばさんになってしまった。加治屋さんは上海バレエ学校の頃は朝6時から夜まで踊り漬けの毎日だったそうだ、根性がちがう。 |