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自衛隊ニュース   2013年10月15日号
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防災4機関の女性職員
初めての研修会を開催
多賀城22普連

 第22普通科連隊(連隊長・永田真一1陸佐=多賀城)は9月4日、駐屯地内で部外防災機関(塩釜警察署、塩釜地区消防事務組合、宮城海上保安部)の女性職員21名に対し第1回「防災関係機関女性職員研修会」を行った。
 この研修会は平素から連隊が連携している防災関係機関で勤務する女性職員の交流の場を設け勤務環境、生活環境などについて意見を交換し、相互の理解と親睦を深める目的で行われた。
 当初、記念撮影、ブリーフィングを行い、駐屯地の概要を説明、災害派遣時における関連機関などとの連携の重要性を確認した。その後、防衛館見学、隊員食堂での会食、女性自衛官隊舎、子供の面倒をみる施設などの見学を行い、最後に参加者全員による懇談を行った。
 参加者からは陸自の勤務環境、特に女性職員の勤務状況と家族支援体制の充実ぶりを確認したことや、「親近感を増した」といった感想が寄せられ、第2回の開催を約束して研修を終了した。


土砂崩れ防止で調査
オブザーバーで連隊長ら参加
松本13普連

 第13普通科連隊(連隊長・後藤孝1陸佐=松本)は9月8、9の両日、白馬村が主催した「北股入沢砂防連絡協議会現地調査」に後藤連隊長以下2名がオブザーバーとして参加した
 8日は小雨の降る生憎の天候の中、砂防事業の経過やモニタリング調査結果などの現地調査の説明を受けた後、大雪渓を登り前進し調査を開始。現地では巨大な赤岩と幾度となく行われてきた試験工事をはじめとした土砂崩れ防止の緊急対策工事の状況を確認した。9日は時折、雲の切れ間から美しい山並みが広がる白馬岳を背に稜線上から杓子沢などを確認しながら下山、調査は無事終了した。
 13普連は「本協議会の参加を通じ、継続的な調査と情報共有の必要性ならびに各関係機関との"顔の見える関係"を構築できたことは大きな成果だった」とし、さらに「各関係機関と平素から協力関係を構築し、災害発生時には緊密な連携と、迅速に対応できる態勢の確立と維持に努めていく」としている。


防衛省交通安全運動で
警察も参加して安全を呼びかけ

小倉駐屯地

 小倉駐屯地(司令・五十嵐淳1陸佐)は9月24日、駐屯地および第134地区警務隊小倉派遣隊(派遣隊長・歌野敏光1陸尉)、小倉南警察署、交通安全協会などとの合同による平成25年「秋の防衛省交通安全運動」を行った。
 警察が協力して実施する防衛省安全運動は全国の駐屯地の中でも唯一、小倉駐屯地のみで、昨年の4月から始まり今回で4回目となった。五十嵐司令や警察署長のほか福岡県安全協会などのボランティアも加わり、登庁する自衛官や正門前の交差点を通行する一般市民、通学中の学生などに交通安全を呼びかけた。
 小倉駐屯地は「今後も警察との連携を図り、地域住民の安全を守り安心を与えていく」としている。


観月会で親睦深める
三軒屋駐が町内の住民を招いて

 三軒屋駐屯地(司令・田中良典2陸佐)は9月19日、町内の住民33人を招き観月会を行った。
 長机に「荒城の月」の歌詞とウサギのイラストをプリントした和紙を敷き、駐屯地茶道部の点てた抹茶と茶菓子を振る舞いもてなした。日が落ちると、本部庁舎の壁に月の不思議を説明するDVDを放映、幻想的な映像に皆うっとりした様子だった。お土産にお供えの団子を一つずつプレゼントすると「(敷いてあった和紙を手に)これもいただいていいの」とたずねる人も。肝心の月は行事終了間近に見え、中秋の名月にふさわしい美しい満月を見ることができた。
 三軒屋駐屯地は「風流で楽しい行事となり、町内の人々との親睦をより深めることができ、お月さまに感謝したい」としている。


神町20普連2中隊の工藤2曹と鬼海3曹へ
小学生の兄弟から感謝の手紙

 第20普通科連隊(連隊長・西村和己1陸佐=神町)が今年8月初旬、酒田市で行われた艦艇広報の際に車両の展示協力を行った。そのときに2人の子供と見学したお母さんから第6師団広報へ同19日、問い合せがあった。山形市在住で「工藤2曹と鬼海3曹の親切な対応に対する御礼とともに、同行した子供2人が御礼の手紙と絵を描いたので、ぜひ届け先を教えて欲しい」とのこと(両隊員の名前は子供たちが現場での会話で覚えていた)。
 この艦艇広報では20普連2中隊の7名が高機動車2両、軽装甲機動車1両、オートバイ1両の展示協力を行い、海自護衛艦と潜水艦を見学に来た多くの来場者が車両、隊員との記念撮影、また体験搭乗をするなどして楽しんだ。
 同23日、工藤清雅2陸曹と鬼海栄司3陸曹宛に、小泉真鈴(まりん)くん(小5)と煌栞(きらり)くん(小1)から御礼の手紙と絵が届き両名に手渡された
 工藤2陸曹は「感激しました。この手紙を心の励みに、これからも訓練に精進し子供たちが憧れるような自衛官になりたいと思います」と話し、鬼海3陸曹は「レンジャーに憧れてくれる子供から手紙をもらい嬉しく思います。将来、真鈴くんとレンジャー訓練を一緒にできることを楽しみにしています。そのためにも自分を鍛え続けていかなければならないと思いました」と話した。


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