第2師団(師団長・友部薫陸将)は、7月11日、天塩町が実施した防災訓練に第26普通科連隊から1個小隊の隊員、海上自衛隊第1輸送隊と協同で参加した。訓練は、自治体との連係強化による災害対処能力の向上とあわせて統合作戦能力の向上を目的に実施された。訓練は、「マグニチュード7の地震で陸路が寸断され町内が孤立した」と想定し行われ、町民を陸自の誘導で、ホーバークラフト型舟艇「LCAC(エルキャック)」に搭乗させ輸送艦「おおすみ」まで避難させた。
町としては、初めて海路を使用した訓練となった。参加隊員達は、真剣な眼差しで訓練に挑み安全確実に誘導等任務をこなし事故なく訓練を終了した。
浅田弘隆天塩町長は、「孤立地域での人命救助という設定や避難方法は参考になった」と感想を語った。 |