防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年8月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
48歳、現役最年長投手
山本昌の心意気

目指すはオーバー50 ファンも拍手喝采だ

 「いつも聞かれるのはトシのこと。でも、オレはいま現役最年長だとか、誕生日が来たら48歳になるんだとか、数えたことがないんだ。誕生日に何をするかって? 別に予定もない。普通に1日が終わるんだろうな、いつものように」
 中日のベテラン・山本昌(47)は、こういってニヤリと口元をほころばせた。7月13日の巨人戦で先発し、今季4勝目をあげたときのこと。自身の持つプロ野球先発最年長勝利と、セ・リーグ最年長勝利投手となった。
 記録をたどっていくと、40歳以上の勝利数でも工藤公康(西武、巨人など)の持っていた38勝とも並んだ。「そういうことをひとつひとつ書き出されると、すごい記録とも思えるけど、オレひとりでやったもんじゃないしね。みんなに支えられて、どうにかやってこられたんだ。これからどこまでやっていけるのか、自分でもわからない。みんなにその都度"ありがとう。今後ともよろしく"と頭を下げるしかないね」。
 ある新聞で、有名な心理学者が「年を取っても、元気でやっていくためには教養と教育が必要だ」と書いていたのを読んだ。「オレは教養も教育も中途半端でここまできてしまったが、よくよく読んでみると、教養というのは"きょう用がある"という意味。教育は"きょう行くところがある"ということだそうだ。えらい人はいいことを考えるものだ。40歳を過ぎてダラダラと日を送ってしまってはいけない。何かやることがある、行くところがあるというふうに、毎日自分に課していくことが必要なんだと思う。オレもそういう気持ちを忘れないように、今後も生きていきたいものだ」。
 つまらない質問を承知の上で「何歳まで投げ続けられますか?」と聞いてみた。「オレを使ってくれるチーム、監督がいれば、その間は自分なりに頑張る。"行け"といわれれば、投げるだけ。それだけだよ。トシのことなど考える必要はないと思う」と、48歳とは思えない若々しい笑顔で話してくれた。
 この分なら来季も、2年後も元気いっぱい、マウンドにたつことだろう。高木守道監督は「若い連中には"生きた手本が目の前にあるんだから、精いっぱい真似して、いい面を盗み取れ"といってある」と話している。
 通算216勝(7月22日現在)は、もちろん現役最多(両リーグ16位)。大先輩の杉下茂さん(88)=中日、実働11年で215勝=は「中日から私の勝ち星を越えてくれる投手が出て、本当にうれしい。丈夫に生んで育ててくれた両親に感謝して、50歳までも、いやそれ以上、投げ続けてほしい」と話してくれた。
 定年退職した途端、どこが痛い、ここが苦しいと病院通いを始めるやからが増えている昨今「オーバー40」どころか「オーバー50」を目指して投げ続ける山本昌投手。8月11日の誕生祝いは、何をさて置いても盛大にやってもらいたい。ファンは拍手喝采。「みんなで一杯やって、お祝いしよう」と、いまからその日を待ちわびている。


HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
We' ve got stay hydrated in a hot day.
ウイ ヴ ガット ステイ ハイドレイティッド イン ア ハット デイ
暑い日には水分補給をしっかりしないとね

 皆さん。お元気ですか? 大変な猛暑となっています。局地的な大雨で被害も出ています。夏風邪も流行っています。何が起きてもおかしくないという感じですね。一年の半分を過ぎたところで、少し立ち止まってしっかりと生活を見直すのに良い時聞かもしれません。朝夕の公園の木陰でそんな時間が取れればいいですね。
 今回の表現は、"We've got stay hydrated in a hot day"「暑い日には水分補給をしっかりしないとね」です。We've got toは、〜しなければならないという意味です。口語でよく使われます。stayは、この場合はその状態を保つことです。hydrateは、水和させるということ、身体を水和させる、水分を十分な状態にするということになります。私の経験で海外の乾燥地城で生活したときには、dehydration(脱水症状)に気をつけろとよく言われました。水分補給は、drink water(水を飲め)という表現で会話をしていた記憶があります。難しい表現を使っても、実際行動が伴わなければ無意味ですから、"drink water"は、的を得た表現ですね。
 東京の都市部では、ゲリラ豪雨が連日あり、交通機関に影響を与えています。傘の準備と携帯電話での交通情報の確認などが都会生活を快適に過ごす必須手段となっています。ある意味、ストレスにさらされる事柄が多いといえますね。楽しく陽気な心で、ストレスを溜め込まない健康な日々をお過ごしください。
それではみなさん。See ya!
〈スワタケル〉


防衛ホーム 俳句コーナー

踊の輪解けて交しぬこんばんは  高橋のぶ子
落蝉の一声残し飛び翔ちし  辰巳一郎
水打ちて小町通りの動き初む  早坂洋子
饐飯を母の洗ひし井戸古ぶ  井戸田盛男
二度勤め了へて孫との地蔵盆  塩田昌恒
雨戸開け一瞬守宮と目の合ひぬ  西 無左夫
鉄塔の影揺らぎをる酷暑かな  牧田桃苑
日の匂ひ残れる夜の麦藁帽  都築由佳
迎火を自ら焚けぬ身となりぬ  加川師亨
茄子を燒く塗れし手拭首に巻き  森 佳世
松籟にのり池渡る黒揚羽  堀川利枝
雨欲しき秩父嶺に湧く入道雲  関田絹江
立秋や先送りせし草を刈る  大西寿翁
年ごとに出不精となり遠花火  清家義輝
しもたやの開けつ放しの祭町  水野 正
遠雷や取り込むシャツに日の匂ひ  浅野柚香
夏霧の山這ひ上がる夕べかな  水島孝雄
   選 者 吟
灼くる地へ影を投げ付け蝶舞へる  成川雅夫
(「栃の芽」誌提供)


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