7月19日、都庁第1本庁舎7階ホールで、第1師団長・反怖謙一陸将、第1普通科連隊長・菅股弘信1陸佐、第1施設大隊長・森山雄晴2陸佐、猪瀬直樹東京都知事、関係自治体の長らが出席して「第68回国民体育大会における自衛隊協力に係る協定書調印式及び覚書交換式」が行われた。
2020東京オリンピックに向けてのプレ大会という位置づけで、「第13回全国障害者スポーツ大会」とともにスポーツ祭東京2013として今秋行われる東京国体では、第1師団隷下の第1通科連隊が9月29〜10月1日に練馬区で行われる銃剣道に54名、第1施設大隊が9月11〜15日に江戸川区で行われるボートに45名、9月29日に奥多摩町等で行われる自転車(ロードレース)に42名で支援に携わる。支援開始日は銃剣道が9月27日から、ボートが9日8日から、自転車が9月28日から。総支援人員は延べ698名で、競技運営、通信施設の構築・運用、救助・救護等を行う。
式典では、猪瀬知事と反怖1師団長の間で支援に対する協定が締結され、志村豊志郎練馬区長と菅股1普連隊長、多田正見江戸川区長及び河村文夫奥多摩町長と森山1施大隊長の間でそれぞれ具体的支援内容の覚書について交換が行われた。
調印後、猪瀬知事は「迅速な救護体制の確保や(支援に)専門的な知識や経験、技能が必要となるため自衛隊の皆様方の支援なくして成功はあり得ない」などと自衛隊へ大きな期待の言葉を寄せ、これに対し反怖師団長は「都民の皆様をはじめ国民の皆様のご期待に添うべく、我々師団を挙げて全力で取り組む」と意気込みを語った。 |