7月21日に実施された参議院議員選挙より一足早い7月13日、ジブチにおいて海外派遣任務などで居住地での投票ができない自衛隊員に対する事前の不在者投票が行われた。ジブチ自衛隊活動拠点では、派遣海賊対処行動航空隊第13次要員(司令・山形文則1海佐)として勤務する海上自衛官約120名、陸上自衛官約70名の計約190名が活動拠点内の会議室に特設された投票所で午前7時から午後6時までの間に全員が不在者投票を行った。また、派遣海賊対処行動水上部隊第15次要員(指揮官・岩澤努1海佐)はジブチ港停泊中の護衛艦「あけぼの」(艦長・本山勝善2海佐)護衛艦「はまぎり」(艦長・佐藤哲郎2海佐)内に設けた投票所で乗員合計約380名が不在者投票を行った。
▽初投票の新成人
「人生での初めての選挙を、日本から遠く離れたジブチで投票できるとは思いませんでした。これからは社会人として自覚のある行動をとっていきたいと思います」(大場陸士長)
▽派遣元部隊(厚木)周辺出身者
「アフリカという遠い地でも公正な選挙ができるよう環境を整えて頂き、無事不在者投票を終えることができました。ありがとうございました」(丸山3陸曹)
「海外での投票は初体験です。今回、日本から遠く離れたアフリカでの投票の機会を頂き、大変ありがたく思っております」(野津2海曹)
「海外からの選挙は今回が初めてでした。今回の選挙から解禁されたインターネットを利用し、不在者投票の参考にしました」(井上2海曹)
▽初投票の新成人
「人生初めての選挙を海外で投票するとは思っておりませんでした。大事な選挙なので、よく考えた上で一票を投票しました」 (堂園海士長)
「任務中それも海外で投票するとは思いもしませんでした。自分なりに一生懸命考え、投票しました。派遣任務の残り期間、任務遂行に努力します」(増田海士長) |