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自衛隊ニュース   2013年3月15日号
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船舶の安全航行のために
半世紀以上にわたり気象庁に協力
警戒監視飛行も

 海自第2航空群(群司令・明石健次海将補=八戸航空基地)は3月4日、首都圏の報道関係者を対象にP—3Cによる海氷観測状況などを公開した。
 日本海北部、北海道周辺海域などを守る2空群のP—3C2機がオホーツク海の海上を稚内沖から知床半島沖まで観測飛行。天候は「良好」で機体の揺れもほとんどなく絶好のフライト日和となった。氷の白さと海の青さが見事なコントラストの模様を描き、上空からの眺めはまさに絶景。
 その後、船舶に対する警戒監視飛行の様子も公開。上空から画像を記録するが、船の乗員に危惧を与えないよう、真上を通過しないようにしているという。
 海氷観測は冬期、北海道近海で、船舶の安全航行に影響する海氷の状況を観測するもので、得られた資料をもとに気象庁が予報を作成し、関係機関などに通報、海難の未然防止に役立っている。海自は昭和35年から気象庁の依頼で観測を実施、平成18年には1000回を記録した。


医科幹部候補生71名誕生
防医大で医学科34期生卒業式及び任命・宣誓式

 3月9日、防衛医科大学校(校長・三浦総一郎)医学科第34期学生の卒業式が同校講堂で行われた。
 当日は、文武両道に研鑽を積み重ねた6年にわたる長期の学生生活を見事に為し終え、晴れの日を迎えた34期生72名(うち女性22名)の門出を祝うべく、卒業生の家族をはじめ、小野寺五典防衛大臣、金澤博範防衛事務次官、岩崎茂統合幕僚長をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、衆参国会議員、協力会関係者など来賓多数が出席した。
 小野寺大臣は訓示の中で、「自衛隊衛生は精強な自衛隊を支える要であり、有事には自衛隊員の生命を救う砦でもあります。諸君は自衛隊の医官としてこのことを肝に銘じ国民の負託に応えられるよう優れた臨床医となるよう、また、立派な幹部自衛官となるよう、たゆまぬ努力を続けていただきたい」と卒業生に要望した。
 卒業証書授与、学位記授与、卒業生による「医師の誓い」、学校長の式辞、在校生代表送辞、卒業生代表(槙陽平学生)送辞などが行われた卒業式に続き、陸海空3幕僚長(陸は幕僚副長が代理出席)を前にした任命・宣誓式が行われ、陸46名・海15名・空10名の医科幹部候補生が誕生した。


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