防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年11月15日号
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企業説明会を開催
《兵庫地本》
任期制隊員152名が参加
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  平成20年度第2回阪神地区合同企業説明会が10月9日、財団法人自衛隊援護協会大阪支部と兵庫地本(本部長・秋山淳1陸佐)の共催により千僧駐屯地体育館で行われた。
 この企業説明会は、平成10年から年に2回実施されており、兵庫地本と大阪地本が交互に担当している。今回も平成21年4月までに退職予定の任期制隊員を対象として、大阪府と兵庫・奈良・和歌山各県内の雇用協力企業が参加して行われた。参加企業は回を重ねるごとに増加しており、今回は製造、サービス、運輸など各業種から108社を招き、兵庫県内からは42社の参加を得た。また、第3師団長の長谷部洋一陸将をはじめ、部隊長や部隊等の援護担当者も多数訪れ、部隊全体の企業説明会に対する関心の高さが伺えた。
 面談開始のアナウンスとともに、全国から集まった陸海空152名の参加隊員は、意中の各企業のブースへと一目散に移動し、熱心に説明を受けていた。また、企業側から指名による面談方式も実施、企業から面談希望の隊員への指名が殺到するなど説明会場は終了時間まで熱気に包まれた。
 そのほか就職相談コーナーでは、自衛隊援護協会大阪支部と近畿2府4県の地本による就職相談も行われ、面談の合間に雇用情勢や職業の適性などに熱心に耳を傾ける隊員も多く見受けられた。
 兵庫地本では、「説明会終了後のアンケート集計によると、参加企業の大多数が採用を検討したい隊員が見つかったとの結果が得られた。当説明会で大きな成果を期待している」と話している。

艦艇広報に4000人集まる
《大阪地本》
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 大阪地本(本部長・江口直也陸将補)は10月18、19の両日、堺泉北港で海自第12護衛隊に所属する護衛艦「せとゆき」の艦艇広報を実施した。
 今回は体験航海を事前に一般公募し、200人の枠に対し、1300通以上の応募が寄せられた。
 両日とも午前中は体験航海を実施、「せとゆき」は大阪湾内を周遊した。甲板では海自の制服や潜水服、防火衣などを紹介するファッションショーが行われ、会場は盛り上がった。乗艦者たちは「こんなに数多く様々な服装があるとは思わなかった。びっくりした」と、普段見ることのない服装にカメラを向けていた。午後からの一般公開においても1000人以上の市民が見学に訪れ、岸壁には「せとゆき」や地本が展示した自衛隊車両を背景に記念写真を撮影する家族連れなどで賑わった。
 今回の艦艇広報は天候にも恵まれ、両日合わせ約4000人が来場した。大阪地本では、今後も自衛隊を身近に感じてもらえるよう広報活動を積極的に行っていくとしている。

迷彩服でマラソン出場
《和歌山地本》
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 和歌山地本(本部長・荒井喜之事務官)和歌山募集案内所は10月26日、「第8回和歌浦ベイマラソンwithジャズ」に参加し、自衛隊広報を行った。この大会は、和歌浦の絶景とジャズを楽しめることでジャズマラソンの愛称で親しまれ、毎年参加者が増加している人気のイベントだ。和歌山案内所の広報官4名は、5kmコースを迷彩服・半長靴で走破。他の参加者や沿道で応援する地元の人々に、自衛官の精強さと親しみやすさを印象づけた。
 スタート時点のテントブースでは、和歌山案内所長・阿部3佐と本部員が迷彩服試着コーナーを開設、また自衛官募集ポスターや映画「空へ、救いの翼」のグッズ配布などを行った。ブースで足を止めた参加者からは「自衛隊、速かったですね」との声が聞かれたり、「かっこいい」と広報官と話しながら迷彩服を試着したりする姿も見られた。
 5kmコースを走った鶴沢2曹は、「隔年はジャージ姿で走ったため、もったいないと思っていた。迷彩服で走ったことで、自衛隊頑張れと本当に多くの人に声をかけてもらい、走った甲斐があった。来年もやりますよ」と笑顔を見せた。

小学校文化祭で南極の氷広報展開催
《栃木地本》
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 栃木地本(本部長・山野順良1陸佐)は10月25日、宇都宮市明保小学校文化祭「めいほ祭」において、「南極の氷」贈呈式及び広報展を開催した。文化祭テーマは、「地球にやさしいめいほ祭(エコ)」。南極に興味を持った子供たちの父兄から依頼を受け、県内小学校での初めての試みとなった。
 「南極の氷」贈呈式では、海上自衛隊・第47次南極観測隊「しらせ」乗組員だった瀧田健一2海曹による海自の南極までの航海や南極での活動を紹介した後、重さ30kgの南極の氷が、代表児童に贈呈された。南極観測の説明には、多くの子供たちが熱心に耳を傾け、最後に児童代表の我妻さんから「南極の氷を通じ、地球を守っていく大切さ、地球について考える機会を与えて頂き、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べられた。
 また、教室で実施した広報展の「南極の氷」ふれ合いコーナーでは、子供たちが、我先にと長蛇の列を作り、「南極の氷」に触ったり、水に浮かべて氷の奏でる音を楽しんだりと目を輝かせていた。「実際、南極に行ったらどんな感じなのかな?」「冷た〜い〜音がするなんて、すごく不思議」「かき氷にして食べてみたい」と数多くの感想を聞くことができた。将来、この子供たちの中から、海自艦艇に乗って、南極へ…などと夢を膨らませてくれる広報展となり、大盛況のうちに終了した。

雇用協議会再始動
《長野地本》
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 長野地本(本部長・田上健吾1陸佐)は10月7日、長野市内のホテルで行われた平成20年度長野県自衛隊退職者雇用協議会総会を支援した。
 長野県自衛隊退職者雇用協議会は、昭和43年10月に設立されていたが官側からの具体的な働きかけの欠如により活動実績がなく、ここ10年間は休止状態だった。長野地本は、事務局のある社団法人長野県経営者協会に活動再開を要請し、約1年にわたり協議を重ねてきた。8月5日から会員募集を開始し、長野県経営者協会、長野県防衛協会、自衛隊長野地方協力本部を励ます会など関係協力団体や平素からの援護協力企業からの賛同を受け、企業78社、個人6名の入会者を得て、総会を迎えるに至った。
 総会には、シナノケンシ(株)代表取締役社長の金子元昭氏が会長に選出され、合同企業説明会への参加や求職・求人情報を掲載した機関誌発行などの事業計画が承認された。総会には、自衛隊から東部方面総監部人事部長、援護業務課長及び松本駐屯地司令、また自衛隊援護協会からは柴田雄二東京支部長が来賓として出席した。
 総会に引き続いて行われた記念講演では、元イラク先遣隊長及び第1次イラク復興業務支援隊長の参議院議員・佐藤正久氏が「私たちの守るべきものとは」と題し、講演した。佐藤議員の身振り手振りを交えた熱い講演を聴講した会員一同は、深い感動を受けていた。
 長野地本では、「退職予定隊員の再就職が円滑に推進するよう会員企業に優先的に求職者情報を提供し、会員企業への自衛隊退職者の雇用促進を図るなど協議会を支援していく」としている。

臨時勤務を終えて
海士長 池田由佳
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 平成19年4月に海上自衛隊に入隊して、8月から鹿屋の第1整備補給隊本部総務班に配属され、主にパソコンを使用した事務等に従事していました。宮崎には海自の航空基地がないため、宮崎で勤務することはないと思っていましたが、この度、宮崎募集事務所での3ヶ月間の臨時勤務の希望が叶いました。地元での勤務はもとより、宮崎募集案内所は学生時代に勉強会に参加したり、面接の練習をしたりしていた思い出の場所でありました。また、担当広報官や、その他お世話になった方たちと会えるのを楽しみにしていたのですが、その反面、自分が勤務して大丈夫かという不安もありました。
 勤務してみると、ほとんどの広報官の方たちと面識があったので少し安心したのですが、仕事の内容の中に学校説明会で学生の前で自衛隊勤務における体験談等の話をすることがあると聞いて、人前で話をする機会が少なかった自分にとって苦手な意識がありました。しかし、最初は緊張していてうまく話をすることはできなかったのですが、話す回数を重ねるごとに慣れてきたせいか、ウケない冗談を言ったりして緊張感もなくなっていき、苦手だったことが少しは克服できたように思います。
 この3ヶ月間、人前で話すことが苦手だったことを克服することができたり、地元での勤務により家族と一緒に過ごす時間が増えたりと本当に充実した臨時勤務でした。何よりも広報官の方々の仕事を拝見し、毎日休みなく業務車を走らせて、学生や一般の方たちを相手に募集するということは、自分が想像していたよりもはるかに大変な仕事だと感じ、これからは適齢者情報を一つでも多く提供しようと思いました。
 部隊に帰ってからも今回の臨時勤務で得たことを生かしていこうと思っています。臨時勤務を承諾してくれた部隊の皆様、そしてお世話になった募集案内所の皆様への感謝の気持ちを忘れずに、また部隊でがんばっていきたいと思います。
〈宮崎地本〉

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