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   2006年11月1日号
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創立記念行事及び開校祭を実施
《少年工科学校》
 少年工科学校(学校長・別所利通陸将補)は9月29日から10月1日の間、開校祭及び創立51周年記念行事を挙行した。
 開校祭及び創立記念行事に先立ち、29日の前日祭では生徒会の企画により、人気アーティストのコンサートが行われ、序盤から会場のボルテージは最高潮となり、大いなる盛り上がりを見せた。続く30日の開校祭では、体育館で8個文化クラブによる発表会、続いて5個体育クラブによる武道展示を実施した。
 記念日当日は、多くの来賓やこの日を楽しみにしていた家族など1035人が全国各地から来校し、創立51周年記念行事が挙行され、式典、ドリル演技、生徒会による戦闘訓練展示を行った。式典では、学校長から職員に対し、「装備品等のハイテク化に対応できる知識・技能を有し、若くして陸曹のリーダーたり得る健全な生徒育成に全力を傾注する」、また生徒に対しては、「徒に動揺することなく、学業、訓練、及びクラブ活動等に専念し、生徒の本分をしっかり果たすとともに『明朗闊達』『質実剛健』『科学精神』の校風のもと、将来の大成を期し、心身を鍛え、品性を磨き、悔いのない日々を過ごすよう務めてもらいたい」と要望を含めた式辞が述べられた。
 また、生徒による戦闘訓練展示では、若さ溢れる生徒の動きに会場から盛大な拍手が沸き起こった。その後、食堂で祝賀会食が行われ、祝賀ムードと和やかな雰囲気で全ての行事を終了した。
神奈川地本
 また開校祭に併せ、神奈川地本(本部長・酒井良文1海佐)が自衛隊生徒制度説明会を実施した。これは少子化に伴い神奈川県内においても年々受験対象者が減少していく中、より多くの県内受験対象者やその保護者に自衛隊生徒制度を幅広く知ってもらうことを目的として企画されたもので、当日は受験対象者とその保護者、中学校教師など合わせて約60人が参加した。
 当初、少年工科学校開校祭見学から始まり、記念式典、パレード、戦闘訓練展示、装備品展示という設定で行われ、陸上自衛隊生徒の一糸乱れぬドリル、統制ある凛とした観閲行進、勇猛果敢な戦闘訓練などの内容に参加者からは、口々に感激の声が聞かれた。
 引き続き、自衛隊生徒制度説明会に移り、はじめに同制度の概要説明と受験と手続きに関しての質疑応答が行われた。受験対象者と保護者からは競争倍率や団体生活に対する不安、自由時間の有無など多くの質問があり、説明担当者が丁寧に対応していた。
 最後に募集課長の野々村2陸佐から自衛隊生活全般の話があり、少年工科学校では、団体生活の素晴しさや健全で自然な仲間として学び勤務できることを強調し、説明会の幕を閉じた。

祭りを盛り上げる銃剣道大会を開催
《神町駐屯地》
 あいにくの曇り模様の天気の中、それを吹き飛ばすかのように威勢のいい声が響き渡る。9月16日から18日にかけて開催された「谷地どんがまつり」を盛り上げる「第37回谷地どんが祭り柔剣道大会」が17日、河北町役場前広場で行われた。
 午前9時半から田宮河北町町長はじめ神町駐屯地第20普通科連隊(連隊長・佐藤末明1陸佐)等の来賓挨拶のあと、まず自衛官による基本・応用動作の展示が行われ、引き続き、紅白試合、団体戦、個人戦、勝ち抜き戦が行われた。
 紅白戦は20連隊の優技者20名が紅白に分かれ、奉納試合を繰り広げた。一般の部では高齢者による技の駆け引きがあり、また、お祭り行事の一環とあって公式戦ではあまり見られない思い切った技や気合の掛け合いで審査員や観客を喜ばす場面が多くあった。トーナメント戦では、20連隊員と少年工科学校生徒による白熱した戦いが繰り広げられた。最後に行われた勝ち抜き戦では剣の動きに視線がついていけないほどの速さで戦われ、その迫力と面白さに見物人から拍手喝采を浴びていた。

音楽まつり抽選会
最高倍率は17倍
 平成18年度自衛隊音楽まつり一般公募の抽選会が10月17日午前、防衛庁E1棟で警務隊員立会のもと、厳正に行われた(写真)。抽選者は山本達夫内局広報課長、太田牧哉陸、大瀬戸功海、西野哲空の各幕広報室長の4名で、応募はがきを公演回数別及び券種類別(一般券・青少年券)に区分して抽選した。今回の応募状況は、はがき公募数が約7万5000通、平均倍率は約8倍、また、インターネット公募数が約2300通、倍率約7倍だった。
 当選総数は、はがきインターネット合わせて2万名で、最高倍率は約17倍(第3回公演)にのぼった。当選結果は、はがき公募が当選、落選ともに返信はがきで10月下旬に発送。またインターネット公募では、当選者のみに対してメールで当選の旨と手続き要領を通知した。
 自衛隊音楽まつりは11月17、18の両日、日本武道館で開催され、「未来をひらく情熱」をテーマに防衛庁陸・海・空自衛隊音楽隊、第302保安中隊、自衛太鼓、防衛大学校儀仗隊、インド陸軍軍楽隊、在日米陸軍軍楽隊、米国海軍第7艦隊軍楽隊、在沖海兵隊音楽隊など総勢約1000名が出演し、華麗な音楽演奏やドリルなどを披露する。

雪月花
 学生時代の仲間6人で中国への貧乏旅行をしてきた。5年前に行った時とは驚くほどの変わりようだ、上海にはビルが林立、高速道路も拡がり外観は立派な文化都市、空中都市の感さえある。空港と中心部の間にはリニアモーターカーが走っている、世界で唯一の営業路線だ。最高時速431kmが出る、40kmを7分で到着、音も振動もなくジェット機並みの速さだ。実験ばかりで前に進まない日本やドイツへ「お先に!」と言う感じ。ビルや道路や線路はお金をかければ、まして共産国だから土地収容法もなくごねる人もいない、思いのままに図面が引けるから短期間で出来る。が、これを使う市民の認識にはまだまだ時間がかかりそうだ。高速道路を通路代わりに平気で歩く人や、料金所に止まった車の間を走り回ってペットボトルを集める女性、中国の応接間とも言うべき天安門広場の地下道では寝ている老人、吸殻を投げる若者などなど到底文化国家とは言えない。驚いたのは北京のレストランでのこと。食事中のテーブルに近づいたウェイトレス軍団がルイビトンの財布やバッグの売り込みをはじめた。明らかにコピーもの、熱心と言うかあまりにもしつっこいので「日本政府は著作権問題で強く中国政府に申し入れをしている」と言うとクモの子を散らすように姿を消した、店じゅうで違法と知りながらこれを続けているのだ。外国人と見れば値段を吹っかけたり、支払いを済ましたのと違う粗悪品を送ってくるようでは未だ途上国とみられても仕方あるまい。この後中国では2008年北京オリンピック、2010年の上海万博と続いている、遠方より来る友を楽しく迎えてほしいものだ。 (所谷)

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