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   2006年7月15日号
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「ミュージックフェスティバル」、楽器指導を支援
横須賀音楽隊が大活躍!!
<群馬地連>
隊員が客席に下りるなどダイナミックな演出も
 群馬地連(部長・深澤雅貴事務官)は海上自衛隊横須賀音楽隊の協力を得て、6月24日に開催された「群馬マリンミュージックフェスティバル」、翌25日には高校生に対しての楽器指導をそれぞれ支援した。
 24日に開催された「群馬マリンミュージックフェスティバル」は、海なし県である群馬に海上自衛隊の音楽隊を招き、音楽を通じて親しみを深めてもらおうとの趣旨で毎年行われており、今年で17回目を迎えた。
 横須賀音楽隊は、全日本吹奏楽コンクールの課題曲やコマーシャルソングのメドレーを演奏。続いて藤岡市立小野小学校合唱部の児童ら30人が音楽隊の迫力ある演奏をバックに「翼をください」を歌い上げた。特に、音楽隊員自らがステージを離れ、観客を交えた演奏を行うと、ステージと観客が一体になり大いに沸いた。最後に指揮者である手塚隊長が観客に向かって挨拶をすると、賞賛の拍手が鳴り止まず、アンコール曲が演奏された。
 演奏終了後、横須賀音楽隊と小野小学校合唱部員の児童らが出口に整列、観客を見送った。観客は興奮冷めやらぬ様子で、「素晴しい演奏でした。来年もぜひ群馬に来て演奏会をしてほしい」「自衛隊の演奏会を初めて聴きましたが、楽しい演出やエキサイティングな演奏に感激しました」などと直接話しかける姿が見られた。
 翌25日には、横須賀音楽隊は群馬県立藤岡中央高校吹奏楽部に対し、楽器指導を行った。藤岡中央高校は2年前にできた高校で1・2年生が在校しており、群馬県でもこれからの活動が期待されている高校。前日の演奏を目にして音楽隊員からの指導を心待ちにしていた様子の生徒たちは、さっそく各パートに分かれ、楽器の持ち方や呼吸法など細部にわたり細やかな指導を受けた。生徒からは「最初は隊員の方を前にして制服が格好良くて緊張しました。丁寧に指導して頂き、基礎がすごい大切なんだって分かりました」「昨日の演奏を聴いて、今日を楽しみにしていました。自衛隊に入っても音楽で仕事ができるのだと知り、すごく興味がわきました」などの感想が聞かれた。
 群馬地連からは「横須賀音楽隊の協力により、多くの群馬県民に海上自衛隊をアピールすることが出来た」との話が聞かれた。

護衛艦「はまゆき」
合同で体験航海を支援
<京都・滋賀>
 6月18日、京都地連(部長・小森一生1陸佐)と滋賀地連(部長・岩渕隆男事務官)は合同で、第24護衛隊所属の護衛艦「はまゆき」の支援を受け、舞鶴港で募集協力者及び一般市民の体験航海を実施した。梅雨の時期ということもあって雨を心配する声も聞かれたが、当日は綺麗に晴れ上がり絶好の体験航海日和となった。
 今回の「はまゆき」体験航海には、京都府出身で歌手・タレントとして活躍をしている大奈さんが一日艦長の任命を受けた。午後1時、大奈一日艦長の「出港用意」の号令で「はまゆき」は勢いよく北吸岸壁を離れ、艦首を湾外に向け舞鶴港を出港、若狭湾を周回した。
 「はまゆき」は排水量2950トン、全長130メートル、出力45000馬力で速力30ノットを誇る汎用護衛艦として昭和54年に12隻建造された「はつゆき」型の1隻として造られた。艦の主要武装としては、シースパロー艦対空ミサイル、アスロック対潜ロケットなどを搭載している。
 甲板では艦対空ミサイル、76mm単装速射砲などの作動展示が行われ、参加者たちは乗員の説明を熱心に聞いたり、様々なアトラクションを楽しんだりしていた。約2時間の体験航海に、参加者たちは満足した様子で、「護衛艦に乗艦できて非常にいい体験ができた。機会があればまた乗りたい」「航空祭や駐屯地の行事なども見学したい」と語っていた。

悪天候の体験搭乗 力強い自衛隊PR
<神奈川地連>
 神奈川地連(部長・酒井良文1海佐)は6月17日、陸自東部方面ヘリコプター隊の支援を得て、募集対象者56人のUH-1体験搭乗を実施した。
 当日の武山上空は朝から濃霧による視界不良で体験搭乗実施が危ぶまれ、一時は雨天行事の計画で進行したが、ヘリ隊指揮官から好天が期待できるので出来る限り実施したいとの連絡が入り、無事に体験搭乗が行われた。2機のUH-1が到着すると参加者たちは興奮を隠せない様子でヘリに乗り込んだ。三浦半島上空を約15分間飛行したあと、体験を終えた参加者に話を聞くと、「とても貴重な体験ができて本当によかった」と満足した様子で感想を述べた。
 今回の体験搭乗は、ヘリ隊の可能な限り体験搭乗を実施するという高い使命感により、募集対象者に強くアピールしていた。神奈川地連では、募集業務に資するため積極的に各種キャンペーンを展開していく、としている。

高校生が基地を見学
自衛隊理解を深める
<静岡地連>
迫力のF-15戦闘機を見学する高校生ら
 静岡地連(部長・池川昭司1空佐)は6月17日、静岡県私立島田学園高等学校の航空自衛隊浜松基地見学を支援した。これは同校が「個性化研修日における学習」の一環として企画したもので、教諭と3年生70人が基地を訪れた。
 教諭に引率された一行は、まず浜松基地の任務や活動説明を受けたあと、航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15J要撃戦闘機を見学。隊員の案内で生徒たちは操縦席をのぞき込んだり、エンジンの大きさに驚いた様子で「最高速度はどれくらい?」「パイロットになるにはどうすればいいの?」といった高校生らしい率直な質問が寄せられた。
 その後、空自浜松広報館「エアーパーク」で、各種航空機や装備の展示を見学、簡易シミュレーターによる体験、飛行服に着替えて記念撮影するなど、パイロット気分を味わっていた。
 浜松基地広報では、「県民の皆さん、特に日本の将来を担う若者に自衛隊の活動を理解して頂けることは、日夜訓練に励んでいる隊員の活力の源泉となり、大変有意義なことです。今後も申し込みがあれば積極的に協力していきたい」と話している。

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