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   2006年6月1日号
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地元密着の共同作業
車いすマラソン大会を支援
<長野地連>
 長野地連(部長・真崎唯信1陸佐)は4月16日、長野車いすマラソン大会を支援した。
 大会は今回2回目のオリンピック記念行事で、フルマラソンと同時スタートをする。13普連の10名と長野地連13名の支援部隊は、生活用及び競技用の車いすを毛布・ロープで固定して細心の運搬を行った(写真)。
 朝6時、強い寒気と小雨のなか、選手に学生ボランティアが紹介されてペアを作る。ウォームアップ終了後、ペアの間には笑顔ができ、ボランティアの一人は「地域振興も含め、障害者の方から元気をもらうんですよ」と語った。
 支援部隊の待機場所では、3t半車両の周りに人が集まり、親子の見学者など思わぬ装備展示となった。主催者から謝辞を受け、地連と13普連の共同を終了した。

報道機関に対し訓練公開を実施
<山口地連>
 山口地連(部長・吉松卓夫1空佐)は、5月9日、山口市陶ヶ岳で行われたレンジャー隊員養成訓練の様子を県内報道機関に対し公開した。
 この訓練公開は、平成17年度から山口地連が県内の7基地に所在する主要8個部隊の協力を得て、順次開催(四半期に1回を基準)し、各基地等の広報と自衛官募集施策に結びつけようと始まったもの。
 平成17年度は陸自山口駐屯地、海自小月航空基地、空自防府北基地、陸自防府分屯地の主要部隊の訓練公開が実施された。そして今回、平成18年度の最初の訓練公開となったのが、山口駐屯地に所在する17普連(連隊長・末廣1陸佐)が担任するレンジャー訓練。 この訓練は、陸自第13旅団が管轄している中国5県の部隊から約19名の隊員が参加している。この日は、朝から天候に恵まれ、報道機関11名(TV4社・新聞3社)と県内各基地の関係者約10名が参加した。
 吉松部長は報道陣に対し「山口県内陸・海・空自衛隊の部隊が8個部隊所在しているが、県民に対して自衛隊の真姿を理解してもらっているとは言いがたい。報道関係者の皆様には、自衛隊の姿を正しく理解し、県民に対し積極的に広報していただきたい」と語り訓練公開が始まった。
 訓練の場となったのはロッククライマーや警察・消防などが山岳訓練に利用し地元にも親しまれている標高252mの陶ヶ岳山。取材陣はテレビカメラを持ち、地連部長の先導で標高差200mを汗だくになりながら訓練場所まで約40分かけて登った。
 同連隊第2科長の田村1尉の全般説明につづき、広報班長北村3尉が、山頂付近に用意された訓練場を取材陣に順次案内した。取材陣は、ロープ懸垂や登はん、担架搬送などを取材した。今回の訓練状況は即日地元TV4社の夕方ニュースに放映されるとともに、翌朝には新聞社2社に掲載され、大きな成果を得た。昨年から報道公開を継続してきた結果、自衛隊に関する報道が確実に増えて県民の関心も高まり、報道関係者の自衛隊に対する理解も深まってきている。

ヘリ体験搭乗で空からのお花見
<山梨地連>
 山梨地連(部長・齋藤英明1陸佐)は4月15日、東部方面ヘリコプター隊・第2飛行隊(隊長・高須賀2陸佐)の支援を得て、陸自北富士駐屯地でUH-1ヘリコプター体験搭乗を実施した。体験搭乗は北富士駐屯地と合同で行い、総勢60人の県民が参加した。
 肌寒い中、集合時間1時間前から来ていた参加者もおり、早々に受付を済ませると史料館前の戦車などの撮影を楽しんだ。
 安全教育が始まると、子供たちは憧れのパイロットを近くで見ようと最前列に並び、ベルトの装着の仕方などの説明を興奮した面持ちで受けた。
 その後は自由見学になり、大人も子供の頃にかえったようにヘルメットを被って写真を撮ったり、操縦席・副操縦席での記念撮影を行ったりするなど参加者に大人気だった。
 UH-1の体験飛行時間は約20分行われた。空気が澄み渡り、眼下に広がる山々や富士山がよく見えた。また、湖畔に咲く桜がいっそう際立ち、参加者は地上と違う世界に感動し、空からの花見を満喫していた。
 飛行を終えた小学生からは「どうもありがとうございました。自衛隊のヘリコプターに乗るのは初めてで、良い思い出ができました。将来は自衛隊に入って働きたい」との話を聞くことができ、地連部員もうれしい表情を見せた。
 山梨地連では、今後も募集対象者や援護協力者などに自衛隊をPRし、自衛隊への理解促進を図るとともに、今後の募集・援護につなげていきたい、としている。

緑薫る中で5日間訓練
<新潟地連>
 新潟地連(部長・深津孔1陸佐)は4月22日から25日の間、高田駐屯地と上湯谷射撃場で実施された平成18年度第1回予備自衛官招集訓練を支援した。
 今回の訓練は2普連(連隊長・蛯谷久祐1陸佐)第2中隊の担当で行われ、新潟県下から77名が参加し、田原利和予備1陸尉を予備自衛官中隊長として、5日間にわたり現職隊員にも劣らぬ厳しい訓練が行われた。
 訓練課目初日に連隊長から精神教育、2日目に体力検定、3日目に射撃検定、4日目には市街地戦闘訓練及び職種別訓練が実施された。
 新潟地連では予備自衛官の出頭意欲向上のため、「一番乗り表彰」を設けており、今回は山岸国男予備准尉が表彰された。
 また、訓練出頭促進施策の新たな試みとして、出頭中の訓練に対する姿勢を総合的に判断して、優秀な者に対する担当中隊長表彰を実施した。第1回目の受賞者は、金子隆准予備陸尉と布施道夫予備准陸尉の2名。
 全員が各種訓練に積極的に取り組み、予備自衛官としての資質・練度維持を図り、無事訓練を終了した。

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