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   2006年3月15日号
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P−3C体験搭乗
就職援護のさらなる協力を依頼
<青森地連>
 青森地連(部長・鈴木修1海佐)は2月14、18の両日、海上自衛隊第2航空群の支援を受けP‐3C(対潜哨戒機)による体験搭乗を実施した。搭乗したのは就職援護に協力している企業主等18名。
 初めに、第2航空群司令・畑中裕生海将補から挨拶があり、日頃の支援等に対するお礼が述べられた。その後、八戸航空基地の概要、搭乗説明、写真撮影などを行った。体験搭乗が行われた両日とも天候に恵まれ、八戸航空基地〜下北地区〜北海道〜オホーツク海往復の飛行経路で、約3時間半の飛行を体験。搭乗員の説明を受けながら機内の見学や、冬景色の北海道の大地や海氷見学を満喫した。
 参加者からは「冬の北海道やオホーツク海の海氷を上空から見学できて、一生の思い出となった」「搭乗員のキビキビした動作を目の当たりにして、ますます自衛隊に対する信頼感を強くした」などの感想が聞かれた。
 青森地連では、引き続き陸・海・空各部隊の支援を受けて体験搭乗を実施し、自衛隊に対する理解を深めてもらうとともに、就職援護協力の更なる拡大を図っていく、としている。

女性モニター体験
<旭川駐屯地>
自衛隊をもっと身近に
 旭川地連(部長・小森宏1陸佐)は2月12日、旭川駐屯地内で女性モニター6名に対し、1日生活体験入隊を実施した。
 女性モニター制度は、一般の女性が護衛艦での体験航海や、ヘリ体験搭乗などの各種イベントに参加し、自衛隊への理解を深めてもらう目的で行われる。本年度は10名が公募で委嘱され、延べ11回のイベントの最後として1日生活体験入隊が企画された。
 迷彩服に着替えた女性モニターたちは、まず第2施設大隊第4中隊の教官から基本教練の教育を受けた。「不動の姿勢とは何か?」から始まり、挙手の敬礼や脱帽時の敬礼といった停止間の動作を練習。当初は照れ気味で笑い声も漏れていたが、教官たちの熱意を感じ取り、皆一様に真剣な表情で取り組んだ。右向け右と左向け左の区別がつかず、互いにお見合いしてしまうこともあったが、教育の終了時には助教に対して立派な敬礼ができるまでになった。
 引き続き、中隊長が教官を努め、救急救命法の教育を実施。昼食後、結び綱を使ったロープワーキング実習で日常生活にも応用できる結び方を習得し、1日体験入隊を終了した。
 この体験生活入隊に参加したモニターからは、「スポーツで汗を流したような楽しい休日を過ごせた」「自衛隊の訓練の一端を体験することができてよかった」などの感想が聞かれ、自衛隊をより身近に感じた様子だった。

高校教師や企業主
本庁などで研修
<静岡地連>
 静岡地連(部長・池川昭司1空佐)は1月13日、平成17年度自衛官募集において志願者を多く輩出した県内高校等の進路指導の教師を、東部方面総監部と防衛庁本庁の研修に招いた。これは募集の現状と、自衛隊に対する理解と認識を深めてもらうため同地連が毎年行っているもの。
 一行はまず、東部方面総監部で方面幕僚副長(行政)の渡部悦和陸将補から謝辞を受け、懇談の席で意見交換を行った。防衛庁本庁では、陸上幕僚監部募集課募集班長が優秀な自衛官志願者確保の意義を説明し、「防衛庁としても、採用実績のある学校には高い期待を寄せている」と述べた。それに対し進路指導の教師は「生徒の希望や適性・将来性を重視しつつ、今後とも可能な限り協力したい」と応じた。その後、市ヶ谷記念館や殉職者の慰霊碑があるメモリアルゾーンなどを見学した。
 また、同地連では3月1日にも静岡県自衛隊援護懇話会の企業主との研修会を行った。コースは1月と同じで池川部長が先頭で案内、説明を行っていた。
 同会の会員は現在145社だが近い将来には200社を目指している。
 参加した東部連絡会長の長田吉弘氏や中・西部連絡会長の澤脇圭司氏、中野新一副会長らは「日本と世界の平和につなげるよう自衛隊を支援していこう」「ビジネスとは別の問題として当会を拡げていこう」などと話していた。
 今回は防衛庁本庁を見るのは初めての会員が多く、記念館や本庁舎の迫力にびっくりしたり喜んだりの様子だった。

地連部長が地元ラジオに生出演
<山口地連>
 山口地連部長・吉松卓夫1空佐は2月17日、下関市で地元ラジオ「カモンFM」に生出演した。
 山口地連ではこれまで音楽演奏会、チラシ配布などの募集広報を展開してきたが、地連部長が直接県民に広報したのは、防衛講話を除き、今回が初めてのケース。2等陸海空士の募集が例年と比べ厳しい現状で、若者へのアピール手段として地域FMラジオで募集情報を放送することになった。
 放送は女性パーソナリティと部長のトーク形式による9分間の番組。下関市民になじみの深い「下関海峡まつり」への自衛隊支援から、災害派遣や国際貢献まで話題は幅広く語られ、吉松部長が「自衛隊は誠実で情熱のある若人を求めています。ぜひチャレンジしてください」とトークを締めくくった。

航空学生合格者に説明会を実施
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・杉崎信之1空佐)は2月4日、航空学生合格者9名と保護者に対し、入隊までの諸準備の推進と不安の解消を目的とした説明会を行った。
 はじめに副部長が「航空学生を受験し、この難関を見事に突破された皆さんの努力に敬意を表します。本日は皆様が安心して入隊して頂けるよう、説明会を設けました。どしどし質問をして、不安を解消してください」と挨拶を述べ、合格者の自己紹介が行われたあと、説明会の本題に入った。
 まず航空学生紹介、先輩隊員からのメッセージ、昨年入隊した宮崎県出身者のビデオレターなどを放映。また、航空学生出身の菅原俊一3空尉(第5航空団301飛行隊所属)の体験談発表には、合格者も保護者も自分のこととして耳を傾けていた。
 入隊に関する諸注意が行われ質疑応答になると、合格者からは体力面、先輩後輩の関係、日常生活や外出についての質問が相次ぎ、菅原3空尉が的確に答えていた。
 約2時間の説明会は目的を十分に果たし、合格者たちは、晴れやかな表情で会場を後にした。

入隊予定者壮行会を支援
<熊本地連>
 八代地区入隊予定者壮行会が2月26日、八代市長、氷川町長及び八代地区父兄会長共催で八代グランドホテルにて盛大に行われた。
 本会には入隊予定者40名に対し予定者の父兄、父兄会役員、隊友会、県議会、市議会議員等140名の計180名にも及ぶ参加者があり、八代地区の防衛にいたす思いが極めて高いことを表すものであった。
 昨年8月に八代市は1市2町3村が合併し坂田新市長の強いリーダーシップのもと、10月の港祭りには佐世保海上自衛隊の艦艇3隻を、1月には八代市現役隊員新春激励会を、また4月に新たな企画として球磨川河川敷ヘリポートでの西部方面航空隊ヘリコプター招致による体験搭乗なども予定されており、防衛に関する広報活動を積極的に実施して頂いている。
 八代地区出身自衛官は現在892名が各地で活躍しており、このような環境で育った入隊予定の40名の諸君もきっと立派な自衛官に育ってくれるだろう。

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