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   2004年12月15日号
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"ヒゲの佐藤"1陸佐
サマーワでの活動を講演
<沖縄地連>
浦添市民会館にて
 沖縄地連(部長・岩切厚1陸佐)は11月5日、浦添市民会館で行われた、イラク人道復興支援活動第1次復興業務支援隊長・佐藤正久1陸佐の防衛講演会を支援した。
 この講演会は沖縄県隊友会創立35周年記念および陸上自衛隊那覇駐屯地創立32年周年記念行事の一環として、沖縄県隊友会(石嶺邦夫会長)が主催し、沖縄県防衛協会(儀間紀善会長)、全自父兄会沖縄県支部連合会はじめ協力団体が後援し、陸上自衛隊第1混成団の協力の下で行われた。
 『サマーワ現地報告・イラクでの活動を振り返って』と題した後援会は、現地イラクで人道復興業務を行った佐藤1佐の生の話を聞こうと開演30分前から、県内各地より大勢の聴衆が訪れ、長蛇の列となった。
 講演会は800名を超える聴衆の中で行われ、佐藤1佐はスライドを使用しながら「サマーワの現地住民の自衛隊に対する評価は高い。日本は友好国として誠意ある支援が求められている。学校・病院といった施設の整備だけでなく、電力・下水といった生活基盤や社会のあらゆる分野に復興支援のニーズが存在している。またイラク人は日本の戦後復興、経済力及び技術力に対する強いあこがれをもっており、イラク人みずからの手で復興するために日本の支援を強く期待している」と現状の報告を交えながら講話を行った。
 「今までのPKO活動と違い、現地の医師や技術者に技術指導するなどイラク人自身の能力向上や雇用創出を考慮している。政府やODAと連携した情報発信も必要になっている。また住民との積極的な交流を心掛け、信頼関係を構築できた活動にとても誇りを持っている」と半年間の任務を振り返った。
 聴講者らはテレビで報道するイラクとは違った話が聞け、現地の状況がよく分かった。大変だと思うが日本の代表としてこれからも頑張って欲しい」「日本を離れ、危険と隣り合わせのイラクで復興支援のために日夜黙々と汗を流している自衛官らに敬意を表したい」と話していた。

「おおっ本物だ」 埼玉も大歓迎
<埼玉地連>
自民党埼玉県連「時局研修会」で
 埼玉地連(部長・上原修一1空佐)は11月15日、さいたま市内で自民党埼玉県支部連合会の要請により第1次イラク復興業務支援隊長・佐藤正久1陸佐を招き「時局研修会」を支援した。
 「時局研修会」には、自民党に所属する国会議員、県議会議員、市町村議会議員および党友約400名を超え満席状態となり佐藤1陸佐が到着すると、「おおっ本物だ」と会場からわれんばかりの拍手がおこった。
 まず県連・深井幹事長が「参加者が殺到し、用意した椅子も足りなくなるくらい運び込まれた」と佐藤隊長の人気の高さを紹介した。
 講話は特大のスクリーンにイラクの現状が大きく映し出され、佐藤1陸佐の説明を交えてリアルに紹介された。特に自衛隊の活動は、イラク復興支援のためであり、そしてイラクの国のためにイラクの人々とともに、これから何をしていかなければならないかを時間をかけ話し合った事や、各学校施設を訪問し、文房具等を自ら手渡し、日本とイラクの平和友好のために鯉のぼりをサマワの空に泳がせたことなどで「サトウ、サトウ」と有名になった事を時折冗談を交えて約1時間半にわたり講演した。
 参加者からは、「一部では、自衛隊のイラク派遣について誤った報道がなされているようだが、隊員は日の丸を背負い日本の代表として働いている。今日はかつてないほど有意義な時局研究会だった」と話していた。
 埼玉地連は今後も部外講話支援を通じ防衛基盤の拡充とイラク復興支援を側面から支援したいとしている。

がんばれ中越
<新潟地連>
 新潟地連(部長・中野陽一郎1陸佐)は、11月11日、父兄会新潟県支部連合会(小林利夫会長)が実施した新潟県中越地震災害派遣部隊に対する激励を支援した。
 10月23日17時56分に発生した新潟県中越地震で、マスコミ報道を通して実際に派遣隊員の活躍が全国の父兄会の眼にふれたことから、隊員の労をねぎらい、感謝する事を目的に今回の激励は行われた。
 新潟地連では、父兄会側から今回の激励の意向を入手、各派遣部隊との調整を行い現地での父兄会長の激励が実施された。
 被災地であり主力部隊の指揮所にもなっている小千谷市役所で、第2普通科連隊の隊員から、地図などを用いて活動状況の説明を受けた小林会長は、甚大な被災状況を目のあたりにし、改めて隊員の活躍に感銘していた。
 なお、今回の激励には、父兄会北関東地域協議会や、遠く札幌支部連合会からも激励が寄せられ、小林県連会長から各部隊に届けられた。

ゑびす講で魅力をPR
<群馬地連>
 群馬地連(部長・大家洋介1陸佐)は「沼田ゑびす講」で県民に対し広報活動を行った。
 この行事は11月13日・14日の両日、歩行者天国で友好都市物産市や飲食物の販売、フリーマーケットなど、各商店街を挙げて実施されている。
 その中で、群馬地連は自衛隊のパンフレットおよび機関紙等の配布、非常用糧食の試食など、自衛隊の魅力を強くピーアールした。
 写真パネルにも多くの観衆が集まり、自衛隊の装備品や災害派遣、イラク人道復興支援活動の状況などを興味深く見入っていた。
 「自衛隊は端で見るより大変だ。頑張って下さい」などと心温まる言葉を掛けてくれる方もいた。

中学生にレッスン
<岡山地連>
 岡山地連(部長・宇佐美真1陸佐)津山出張所は11月6日、「第5回ふれあいコンサート IN 津山」(主催・津山防衛協会、城東むかし町実行委員会)での陸上自衛隊第13音楽隊の来訪にあわせ、会場となったベルフォーレ津山で、中学校吹奏楽部生徒を対象に音楽教室を開催した。
 津山市内の2つの中学校から吹奏楽部生徒42名、担当教諭2名が参加し、各楽器ごとの小グループにわかれ、音楽隊の隊員から直接レッスンを受けた。終了後生徒たちは、「楽器の基礎的な取り扱いから今まで知らなかったテクニックまで、短い時間でしたがとても参考になりました」「プロの人から直接指導してもらえるのは滅多にないこと。また来年も教えてもらいたい」など感想を語っていた。
 生徒たちはこのあとのコンサートにも家族や友人らとともに来場し、第13音楽隊の演奏に聴きいっていた。

テレビ電話で笑顔
<札幌地連>
 札幌地連(部長・田原昭彦1陸佐)は10月11日と16日、7家族16名に対して留守家族説明会を実施した。
 始めに部長から地連の組織と業務、今回地連に与えられた留守業務の任務等を説明した後、陸幕の家族説明会で使用した資料と現地の写真等を活用し、イラクの気候・風土と現地隊員の各種活動状況について説明を実施した。
 説明会に引き続き、各留守家族担当に指定されている各地区隊長を交えた会食・懇談を実施し、和やかな雰囲気の中、帰国した第1次・第2次復興支援群の活動状況をまとめた広報ビデオを鑑賞し、現地の状況をより一層理解していただいた。
 また、現地サマーワとの調整により、移動式テレビ電話で現地隊員の元気な姿を直接見ながら笑顔で会話ができ、各家族は大変喜んでいた(写真)。説明会の結びに部長から「我々が責任をもって皆さんのサポートをさせていただきます」と述べ説明会を終えた。

<地連 東西南北>
女性モニター基地見学
<島根地連>
 島根地連(部長・古原康孝1陸佐)はこのほど空自美保基地と高尾山分屯基地の支援を得て地連女性モニター7名の基地見学を実施した(写真)。
 当日は時折雨のちらつく天候で、美保基地の広報館で基地の概説を受け、旧海軍の飛行場だったころの資料を見学した。駐機場に移動し、C-1のコックピットやキャビンで説明を受けた。高尾山分屯基地では基地の概要や実際のレーダー画面を見学し終了した。
 女性モニターの方は、「ステルス機でもレーダーに映るんですか?」「緊急発進はどのくらい時間が掛かりますか?」などと質問をし、見学後は「貴重な経験ができ、航空自衛隊についても良く理解することができました」と感想を述べていた。島根地連では今後も、女性層に対する防衛基盤の育成を図っていくとしている。
50周年ロゴ
副賞に体験航海
<山梨地連>
 山梨地連(部長・竜嵜哲事務官)は、創立50周年記念ロゴマークを部内外から広く募集し、最優秀作品を作成した中山真由理さん(本紙650号で紹介)に、副賞の一つとして「駿河湾マリンフェスタ」での護衛艦乗艦をプレゼントした。前日まで台風接近の影響が心配されたが、当日はうねりが若干残っていたものの晴天に恵まれ体験航海が実施された。
 護衛艦は日の出埠頭を出航し、駿河湾内を約3時間クルージング。航海中は他護衛艦との行動や76ミリ砲やアスロック操法展示、ゲームなど乗艦者を飽きさせない催しも数多くあり、「手旗信号あてゲーム」で中山さんは「ハ」という信号を見事正解し景品を受け取っていた。
 「乗艦するだけでも貴重な体験なのに景品まで頂いて本当にラッキー。手旗信号にも今日初めて触れることができ面白い体験をしました。自衛隊の方は今日みたいにうねりの強い日でも出航すると聞き、大変さを身にしみて感じました。また、潜水艦が浮上して航行する姿を初めて目にすることもでき、朝早くから山梨を出発してきた甲斐がありました」と感想を述べていた。
「すだち」の収穫祭
<徳島地連>
 徳島地連(部長・清水洋1海佐)はこの秋、地連の玄関横で、たわわに実った「すだち」を部長以下全員で収穫した。
 休憩時間などに手入れをして、収穫を楽しみにしていたところ、たくさん実をつけ機も熟したと判断。ミニ収穫祭を実施し、約8キロ(350個)の収穫があった。
 募集最盛期で忙しい部員に、自然からの嬉しい贈り物、帰宅時には家庭へのおみやげとして配られた。地連恒例の「収穫祭」としてこれからも続けて行きたいとしている。

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