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   2004年6月15日号
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空自創立50周年 美保、静浜で航空祭(2面)

石破長官に隊旗を返還
第1次イラク復興支援群
日本国民の善意を実行
石破長官に隊旗を返還する番匠群長
 イラク南部のサマワで約3ヵ月間の人道復興支援活動を終えて帰国した陸自第1次イラク復興支援群(群長・番匠幸一郎以下460名)による隊旗返還式が6月6日、旭川駐屯地で行われた。
 会場となった駐屯地グラウンドでは派遣隊員が整列し、石破茂防衛庁長官、先崎一陸幕長、持田修北方総監をはじめ来賓、家族を前に番匠群長が全員の無事の帰国を報告した。
隊旗返還式に1次隊派遣隊員(6月6日、旭川駐屯地グランドで)
 石破長官は訓辞の中で、「日本国民の善意の代表者、実行者として過酷な状況下、数々の困難を創意と工夫で一つ一つ克服し、イラクの人々との間に良好な関係を築き上げた」との小泉純一郎首相からのメッセージを紹介しながら、「日本の評価は非常に高くなった。イラクの人六の幸せに寄与し、日米の信頼も高まり、これはひとえに諸官の努力のたまもの」と労をねぎらった。また、番匠群長のいうところの"武士道の精神"の実行は、国民の自衛隊への理解をより高めることにつながった。とその成果を讃えた。
 続いて、小泉首相から贈られた特別賞状が石破長官より授与され、番匠群長が隊旗を返還。すべての活動を終了した。
 1次隊は2月初旬の派遣以来、宿営地の設営をはじめ道路補修、給水、医療活動等に従事。2次隊(群長・今浦勇紀1佐以下460名11師団主力)に任務が引き継がれた。

PKO任務終え順次帰国
東ティモール第4次施設派遣群
8カ月ぶり家族と再会
到着の隊員を待ちかねた家族らが盛大に出迎え(6月4日、熊本空港で)
 昨年10月から東ティモール国連平和維持活動(PKO)に派遣されている第4次東ティモール派遣施設群(群長・川又弘道1佐以下450名)のうち迫輝昌副群長以下約100名が6月4日、国連のチャーター機で熊本空港に帰国した。
 隊員たちはその足で健軍駐屯地(熊本市)へ移動。隊員、家族約500名の盛大な出迎えを受け、迫副群長が森勉西方総監に帰国報告を行った。
 4次隊は国連東ティモール支援団(UNMISET)が大幅に規模を縮小することに伴い、5月20日以降ディリ、マリアナ宿営地の撤収を始めており、残る隊員も今月下旬までに帰国する。
 派遣部隊の撤収後は、陸自OBらによる非営利組織(NPO)「日本地雷処理・復興支援センター」が施設器材の操作教育など業務の一部を引き継ぐ。〈関連記事10面

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