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   2004年12月1日号
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音楽は友好の絆
日・米・豪音楽隊の息のあった大合同演奏が場内を大きく包み込んだ
【陸上自衛隊】
「オーストラリア、アメリカも雰囲気が違ってよかったが、自衛隊の音が一番きれいに揃ってい“てさすが!”うれしかった」(杉並区 20代女子学生)と誇らしい声。
 その演奏とは、陸上自衛隊中央音楽隊ドリル演奏だ。「凱旋」、くるみ割り人形より「行進曲」指揮に志賀亨3陸佐、ドラムメジャーの入江和也1陸曹が的確に舞台を裁いてみせた。「立派。ひとつにまとまっていた。国を守るという姿勢があらわれていた」(東京 20代学生)。(写真=制服姿とはうって変わって、可憐な演技を披露するWAC)
【海上自衛隊】
 「どれもよかったが海上自衛隊が印象的。女性自衛官の衣装が華やかで」(立川 60代主婦)「自衛官への憧れをもった。海の演技が一番楽しかった」(埼玉県 30代女性)。今年も海上自衛隊東京音楽隊は女性に大人気だ。
 「ソロのバトン演技は、昨年にくらべ新しい高度な技が披露され、失敗もなくレベルアップしていて感激」(埼玉県 50代女性)。演技への注目度は高く、「動きながら美しく行進する姿に感動。一番難しい“出はけ”が素早く、次シーンへの準備でも客を待たせることなく感心した」(埼玉県 20代女性ダンサー)と常連ファンはお目が高い。
【航空自衛隊】
「お客様からの拍手をあびて胸があつくなった。精一杯やりたい」(千歳 出演の女性自衛官)。航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏は「あの空に向かって」「大空のステージ」。ブルーインパルスが編隊を組んで舞台を飛び立つ演出に喝采が起きた。
 「10年ぶりに来て、新たな感動があった。吹奏楽部で自分のやっていた楽器につい目がいってしまった。勉強になった」(東京都 20代女子学生)「タンギングの美しさはさすが。また音楽をやりたくなった」。さらに防大の儀仗隊にも「キビキビしてよかった。頼もしく思うし、頑張ってもらいたい」と応援のメッセージ。
在日米軍さすがの連携プレイ
舞台いっぱいに広がる演技、女性自衛官の満面の笑顔はどんな演出にも優る
【フィナーレは──】
 「威風堂々」で3国の国旗入場、グランドフィナーレはグスタフ・テオドル・ホルストの組曲「惑星」より「ジュピター賛歌」。指揮は陸自中央音楽隊隊長・野中図洋和1陸佐が。退場のマーチにヨハン・シュトラウス「ラディツキー行進曲」から、エピローグに再び「アメージング・グレイス」で悠揚と幕になった。
 「防衛協会の100人の代表として見に来た。この感動を早く帰って伝えたい」(岐阜 50代女性)「生の迫力は凄い。自衛隊のすごさを感じた」──出演者たちにひとこと?──「自衛隊、ぜひ頑張ってもらいたい。今日はありがとう!!」
 「素晴らしいステージをできるだけ多くの人にみてほしい」「短い練習でこれだけのものを見せられる実力に感動した」さらに「衣装もよかった。子どもも目をくぎ付けにして興味を持ってくれた」(千葉 自衛官家族4人)
 紙面に入りきらない余韻は来年へと続く。約1000人の出演者全員に拍手を贈りたい。

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