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死者は26人 負傷者約2500人 避難者10万人超える |
新潟県中越地震 |
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自衛隊 6,900隊員、340車両、航空機130機を派遣 |
余震、断続的に続く |
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人命救助,不明者捜索、給水など支援 |
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10月23日17時56分、新潟県中越地方で深さ約20kmを震源とする震度6強の直下型地震が発生。以後、18時12分、18時34分にも震度6強の地震が連続して同地方を襲った。
震源地に近い小千谷市や長岡市、十日町市などの多くの住民は、強い余震が断続的に続く中、家屋の倒壊や土砂くずれなどの被災により公共施設に避難、朝晩の厳しい冷え込みや冷たい雨に耐えながらの苦しい生活を余儀なくされている。また、山古志村など山間部の集落では、道路の亀裂、陥没のため住民が孤立、各方面からの救援を待っている状況で、25日現在、地震による死者は26人、負傷者約2,500人、避難者は10万人を超えている。
一方、この強い地震のため、上越新幹線の10両編成「とき325号」が時速200kmで走行中に脱線するという新幹線創業以来初めての事故も発生した。
防衛庁では、第1回目の地震発生直後の18時、災害対策室を設置、情報収集にあたった。村田防災担当大臣や内閣企画官に隊員が同行、陸自CH-47大型ヘリコプターで防衛庁ヘリポートから現地に向かうとともに大野防衛庁長官に現況を報告した。また、陸海空の各部隊が次々に災害派遣活動を開始。2普連(高田)、30普連(新発田)、海自新潟基地分遣隊は各々新潟県庁や小千谷市役所などに連絡員を派遣した。
21時5分、新潟県知事からの第12旅団長(相馬原)に対する災害派遣要請を受けて、2普連を主力に陸海空各部隊が情報収集活動や行方不明者の捜索、給水支援、人命救助活動、救援物資空輸などの本格的な支援活動を開始、現在も懸命に作業を続けている。なお、26日15時までに、延べ隊員約6,900名、車両約340両、航空機130機を派遣、被災者約1,360名を救助している。 |
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新潟スタジアムに集結(1) |
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新潟スタジアムに集結(2) |
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中方の展開地域 |
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新潟県庁患者輸送 |
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食料の運搬 |
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堀之内学校グランドでの活動 |
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8面へ |
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