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津曲空幕長に米大統領勲功章 |
リージョン・オブ・メリット |
ヘスター司令官が伝達 |
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津曲義光空幕長に対してブッシュ米大統領からのLEGION OF MERIT(勲功章)が伝達された。これは、津曲空幕長が昨年3月から今年9月までの間、イラク復興支援活動に伴うクウェートへのC-130型機の派遣・支援活動を実現したことや、空自創立50周年を記念して世界35ヵ国の空軍参謀長等を招待し各国空軍間の相互協力と相互理解を促進したことなどに対して贈られたもので、これらの功績により空自と米空軍間の尊敬の念、協力関係そして相互理解が一層深まった。
伝達式は10月19日午前、横田基地内で行われ、米側からワスコー5空軍司令官をはじめ関係VIP、日本側から長田中空司令官ら高級幹部が列席する中、津曲空幕長にヘスター米大平洋空軍司令官から勲功章が伝達された(=写真)
伝達式後、津曲空幕長は「本勲章は、航空自衛隊の全隊員がそれぞれの責務をしっかりと果たしてくれたからこそ受賞しえたものであり、航空自衛隊を代表してお受けしたと考えている」とコメントした。 |
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60柱冥福祈る |
神奈川県自衛隊殉職隊員追悼式 |
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10月6日、武山駐屯地(司令・武田正徳陸将補)体育館で平成16年度神奈川県自衛隊殉職隊員追悼式が行われ、60柱の御霊のご冥福をお祈りした。
式には、25遺族27名、部内外の来賓と武山所在の陸・海・空自各隊員が参列し、拝礼、国歌斉唱、儀仗、黙祷の後、執行者の武田司令から「私たちは、自衛隊発展の礎となられた殉職隊員の皆様の御遺志を引き継ぎ、御功績をひとときも忘れることなく激動する国内外の情勢をしっかりと見定め、国家防衛の任務に邁進するとともに多様な任務に実効性をもって対応出来るよう即応性の高い精強な部隊を育成し、国民の負託に応えることを霊前で誓うものであります」と追悼の辞を捧げた。
その後、神奈川県隊友会長、神奈川県副知事の追悼の辞、追悼電文の奉読と続き、駐屯地詩吟部部員による献吟を行い、次いで海上自衛隊横須賀音楽隊による「慰安する」の演奏の中、遺族、来賓、隊員代表らの献花、参列者全員による拝礼、儀仗隊による弔銃斉射、最後に神奈川県遺族会代表者から挨拶があった。追悼式は厳粛かつしめやかにとり行われ、故人を偲びつつ遺族を激励し、その志の継承を全員で誓い追悼式を終了した。 |
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災害医療への取組みを検討 |
白濱中央病院長と石原都知事が会談 |
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白濱龍興・中央病院長は9月1日、東京都・台東区・荒川区・墨田区総合防災訓練を視察した際、隅田公園の講評会場に向かう石原慎太郎・東京都知事と桜橋桟橋で著者の交換をした。
これは、白濱病院長が【知られざる「自衛隊災害医療」】(=写真∠)を出版したことを機会に、東京都の防災に関する顧問である元北部方面総監、現帝京大学教授の志方俊之氏の取り計らいにより実現したもので、この際、都民の安全に力を注ぐ石原都知事からは、自衛隊の防災訓練への参加において、現場と自衛隊中央病院とをテレメディスンを用いてやりとりするなどの災害医療の取り組みに関心を寄せられている旨の発言があった。
また、石原都知事から白濱病院長に対し【惰眠を貧る国へ】が贈られた。 |
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板妻駐で追悼式 |
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板妻駐屯地(司令・木原士郎1佐)は10月9日、静岡県防衛協会等の協賛のもと「平成16年度静岡地方追悼式」を厳粛かつしめやかに行った。
この日は台風22号の県内接近にもかかわらず県内在住の遺族18家族(27名)をはじめ、来賓・招待者等約130名と富士地区各駐屯地代表隊員等が参列した。
木原司令が「我々は、殉職された諸先輩が生前残された数々の尊い偉業を受け継ぎつつ、諸霊の熱きご加護を得て今直面している文字通りの我国の防衛という崇高な使命を果たすべく日夜訓練に励み、精強な部隊を日々育成し新たな時代に真に役立つ部隊、そして、日本国、とりわけ静岡県民380万人の皆様の負託に応え得る部隊をめざし精進して参る所存です」と追悼の辞を述べた後、協賛団体代表等主要来賓が挨拶を行った。
引き続き、遺族をはじめとする参列者全員による献花が行われ、最後に儀仗隊の弔銃捧げ銃に合わせて参列者一同黙祷を行い、殉職隊員95柱のありし日を偲びつつ、冥福を祈った。 |
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23倍を超える公演も |
音楽まつり抽選会 |
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11月20、21日に東京・日本武道館で開催される「平成16年度自衛隊音楽まつり」観覧希望者のハガキとインターネットによる応募抽選会が10月19日、防衛庁で行われた(写真)
抽選は辰己昌良長官官房広報課長、番匠幸一郎陸幕広報室長、伊藤俊幸海幕広報室長、谷野淳一空幕広報室長、清田安志統幕広報班長によって警備官立ち会いのもと厳正に行われ、ハガキ、インターネットあわせて各回3100通(6200名)、合計12400通(24800名)の当選者を決定した。今年のハガキによる応募総数は101946通で平均倍率は8.2倍、最高で23倍を超える公演もあった。当選者に対する通知は返信ハガキまたはメールにより11月上旬までに行われる予定。
今年の音楽まつりは「誇りと信頼」をテーマに、陸海空自衛隊音楽隊、自衛隊太鼓、防大儀仗隊のほか、オーストラリア陸軍軍楽隊など総勢1000名が出場、壮大で華麗な音楽演奏やドリルなどが披露される。 |
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警務隊長のイラク視察に同行して |
警務隊本部 2陸佐 岩井 泰隆 |
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第2次イラク復興支援警務派遣隊(前列中央が警務隊長) |
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本年7月、警務隊長榊枝宗男陸将補の第2次イラク復興支援警務派遣隊の視察・指導に同行する機会に恵まれました。
警務隊は派遣隊長以下10名をイラクに派遣し、陸自派遣部隊の秩序維持に従事しています。
視察間、特に印象に残ったことは物資輸送に伴う警務支援の同乗視察でした。警務隊は輸送間の不測事態に対処するため、警備中隊とともに同行支援します。
某日早朝、クウェート市内から国境付近まで移動し、同行する警務官2名と合流しました。両名とも真っ黒に日焼けし、警務隊長に力強い申告をいたしました。わが国から1万km近く離れた異国の地で活躍する警務官に会えたときの感激は今でも忘れられません。
ここで役務の数十台を掌握し、いよいよ日本隊コンボイの出発です。宿営地まで約420kmで7時間近くかかります。警務隊長と私は鉄帽と防弾チョッキで身を包み、後ろ席で警務支援の状況を直接視察しました。ほどなく国境を通過しイラク領内に入るとさすがに緊張します。車窓の風景はまさに廃虚で、子供達はほとんど裸足です。昨日まで見慣れたクウェートの豊かさとは異なる世界に思えましたが行き交う支援各国の数百台のコンボイを目の当たりにすると「イラクは着実に復興している」と実感しました。なお、当日は運良く?記録的な暑さで、昼頃になると鋼鉄の車内はエアコンが十分効かず厳しい状態でした。1年分の大量の汗をかきつつ無事コンボイを宿営地に誘導したのが午後3時頃で、このときの外気温は今夏最高の62.5度Cだったそうです。
宿営地では、派遣隊長以下の元気な姿に接し、警務隊長の派遣隊視察、宿営地や市内の巡視、オランダ軍司令官・憲兵隊長への訪問等も順調に終え、無事帰国いたしました。
僅か数日の同行でしたが大変貴重な経験をさせていただきました。所掌幕僚として今回の成果をこれからの派遣業務に反映させたいと考えています。
最後に、本視察を現地でサポートしていただいた沢山の方々に本紙面をお借りしまして厚く御礼申し上げます。 |
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