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   2004年2月1日号
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寄せ書き 年女・年男
最後まで頑張る
第116教育大隊本部 1陸曹  谷川龍臣
 早いものでもう4回目の年男を迎えます。これまで幾度となく新年の抱負を唱えてきましたが、1度も達成した記憶がありません。そこで今年の抱負を考えたときに「今年こそは新年の抱負を達成する」にしようかと思ったくらいです。
 冗談はさておき、今年の抱負の「頑張る」という言葉はよく他人を激励するときに使います。我が家では毎週のように野球の試合に出かける中学1年の息子に「頑張ってこいよ」といって送り出し、競技会のときにはチームメイトに頑張れと背中を後押ししたり、落ち込んでいる人には頑張れと励ましたりするときに使う。この頑張るという言葉は今年は自分に対しても使ってみようと考えました。
 15年度末で第116教育大隊が廃止となる年の抱負にすると、なんだか廃止を迎えるまで頑張ると勘違いされそうですが、くじけそうになったときなどに、自分の背中を後押しするために使い、1日1日を悔いのないように過ごし、満足のいく1年にする。という意味です。もちろん自己満足にならないように戒めを忘れずに。
よい申年を
第2普通科直接支援小隊 1陸曹  小平和男
 平成も16年目に入り年は申年です。今年は猿のように素早く落ちのない業務を行いたいと思っております。
 猿は動物の中で一番人間に近く、頭の良い動物です。皆さんも猿に負けないように賢く楽しい生活を送りましよう。
 2004年良い年になりますように。
三つの抱負
第33普連本都管理中隊 3陸曹  豊田あい
 昨年を振り返ると、ゆっくり年明けの挨拶をする間もなく陸曹教育隊へ入校し、慌ただしく半年が過ぎ、陸曹へ昇任、全国銃剣道青年大会参加、新しい生命を授かるなど公私にわたり充実しておりました。
 新たな年を迎えた今、私の抱負は@母子と共に健康である事A短気でなく長気である事B人様に頼りすぎない事。以上の3つです。
 年女という節目に、女性としての一大仕事「出産」が控えています。初めての事ばかりで毎日が不安と驚きの連続ですが、健康に気を付け心を広く持ち、できる限り自分の任務を果たすべく努力していきたいと思います。
「健康一番」
第13普連3中隊 3陸曹  青柳裕司
 年男としての新年の抱負忘れてました。結構年をとってしまいました。
 他人事みたいに思っていたのに、気が付くと三十路のラインをとっくの昔に超えて、悲しいかな「年男」。
 そう言えば、気持ちに身体が付いてこない時があるような気がします。抱負として「健康一番」これでしよう。
格闘と持続走の年
第12普連1中 1陸士  三宅隆継
 私にとって今年は年男であり、また、自衛隊に入隊して2年目の年になる。
 年男として掲げる今年の抱負は、連隊格闘集合訓練を一生懸命頑張ることだ。今はまだまだ始めたばかりで試合でもなかなか勝つことができないが、これから先、一生懸命練習を重ねて練度を上げ強い選手になっていこうと思う。
 また、私の不得意分野である持続走では、毎日かかす事なく走るようにして1秒でも、2秒でも自分の持ちタイムが更新できる様に頑張っていきたい。
年男を迎え抱負
第3普連第2中隊 陸士長  舟崎浩之
 今年、私は第1陸曹教育隊入校という大きな節目を迎えます。第1陸曹教育隊で自分なりに現在持っている知識、技能、体力、精神力を遺憾なく発揮してベストを尽くしてくることが今年の最大の目標です。
 中隊配置された時から目標であった陸曹を目指し日々努力してきました。年々陸曹候補生の枠も少なくなり、競争が激化する中、平成15年7月1日に陸曹候補生の指定を受けました。入隊以来陸曹になることが目標だったので、指定を受けた時は、言葉に表すことができないほど嬉しかったです。これは自分だけの努力ではなく指導して下さった先輩方や、協力してくれた後輩のおかげです。年明け早々厳しい教育訓練が始まりますが、苦しい時を楽しむぐらいの余裕をもって悔いを残さず頑張っていきます。今年もかわらぬご指導よろしくお願いします。
ラストスパート
松本駐屯地業務隊 3陸尉  田嶋親貴
 今年は4回目の年男を迎えます。自衛隊生活も残すところ幾年かになった今、今年は自分の中で「開始の年」と位置づけています。
 自衛隊人生のラストスパートを開始する年、また第2の人生にむけて準備を開始したいと思っています。
 よーし始めるぞ!

回想の70年代音楽 (25)
「砂の器」、再び−−
 だいき この1月から3月まで、日曜日は香取くんの「新撰組!」(NHK)を見てから中居君の「砂の器」(TBS系)を見て、月曜日にはキムタク、水曜日にはくさなぎくん、そして土曜日は稲垣君とSMAPメンバーが主演するドラマ漬けになる人が多いでしょうね。
 ひろか 香取くんが道場で稽古をつけている場面でバックに「香取大明神」という掛け軸が映っているのってオカシイ。
 だいき 「香取大明神」は鹿島大明神と並ぶれっきとした武芸の神様だぞ。だけど、たしかにギャグとしては面白い。それはさておき、今日の主題は「砂の器」だ。
 ひろか 松本清張の代表作であるとともに、1975年に公開された映画(野村芳太郎監督)がまた日本映画屈指の名作で、そのリメークだからなおのこと話題を呼んでいる。
 だいき 以前、日本映画の名作を語る番組でコメディアンのトミーズ雅が「この映画を見た人はみんな泣くんだよね。それで、みんな泣く場面がちがうんですよ」って語っていましたが、本当に的を射た言い方でした。
 ひろか パパも当時、高校の芸術鑑賞会でこの映画を見て、犯人である音楽家和賀英良を追いつめていく息詰まるようなストーリーはもちろん、流浪する父子のまわりで移りゆく日本の四季折々の風景映像、そして犯人がその脳裏に浮かぶ思い出を五線譜に描きあげた音楽に感動した世代。40代以上の人は、以前見た映画との比較で今度のテレビドラマに大いに注目しているはずです。
 だいき 主演の和賀英良を加藤剛、彼を献身的に支えながら捨てられる女性の役を島田陽子が演じていたんですが、きれいでしたね。その後、借金地獄でしか話題にならないという変なことになってしまい残念ですが。そういえばパパのことですが、映画を観た翌日の物理の授業の時に先生が、原作では和賀英良が苦学しているときから生活を支えていたという設定になっていると、わざわざ解説してくれたんですよ。
 ひろか 原作の方から映画を見るとそんな点が不足にみえたのかな。パパって物理の授業で覚えているのはそれだけかもね。ともあれ昨年末の紅白のトリ以来、SMAPはやっぱりすごいという声が巷に充ち満ちていますが、ああいうメンバーの組み合わせを考えたジャニーズ事務所の人ってすごい…それ以上に評価の言葉ないですね。
 だいき テレビドラマの「砂の器」は、映画や原作との相違にこだわらず楽しみたいですね。映画の時は戦後ちょうど30年で、和賀英良が終戦前後のどさくさで別人の戸籍を得ていたというストーリーにまだ現実味がありましたが、今はもうそんな時代設定でやれる時じゃないですから、スタッフも知恵を絞ったろうね。
 ひろか いったい何が彼の隠さねばならなかった宿命なのか、ということも。

「頑張っています」 新しい職場
活躍するOB シリーズ
綜合警備保障(株)  新田健二
新田氏は平成14年、72戦連本管中を陸士長で退職。27歳
 再就職の経緯は、自衛隊で取得した技術などを民間で活かすことが第一と考え、小隊陸曹・隊付・中隊長(駐屯地援護室)に相談した結果、現在の「?綜合警備保障」すなわち警備関係の職に就くことになりました。
 仕事の内容ですが、日夜の巡回警備と機動的に動く機動隊勤務で、契約させて頂いているビルなどに異常が発生した場合、直ちに現場へ急行するといった内容です。
 入社前の東京研修から札幌支社千歳営業所所属後早くも約4ヵ月が経ち、毎日が覚えること、経験することが沢山あり先輩や上司に迷惑をかけつつ頑張っています。自分の出来る仕事はこれだと信じつつ、自分のため社会のためになると思っています。
 これから就職しようと思っている皆さんには、まず企業の状況を新聞などで知った上で自分の出来る仕事を探すことです。リストラ・解雇は当然の時代となってきており、厳しい状況です。
 しかしながら再就職では、自分の出来る仕事・自分のやりたい仕事・自衛隊での技術を生かせる仕事をすべきでしょう。私の警備業は、皆さんが休んでいるとき勤務するわけですから、少しずつではありますが辛くても頑張れて、そして社会のためになっているんだと認識してきています。
 最後に、自分で選んだ仕事をプラス思考をもって前向きに進み、「自分の出来る仕事に就ける」よう祈っています。

生活体験 部外者の声
国分駐屯地特集
国分市役所  金丸哲朗
 10月14日から16日までの3日間、鹿児島県国分市にある陸上自衛隊国分駐屯地での隊内生活体験に参加しました。無事終了できるか大変心配でしたが、隊員の方々の適切な指導や一緒に参加した国分市役所と姶良町役場のおかげで、とても有意義で楽しい3日間を過ごす事が出来ました。
 隊員と同じ建物で寝泊まりし、同じスケジュールで行動することにより大変規律正しい生活を送ることが出来たとともに、同じ職場の仲間と寝食をともにして、前よりもさらに絆を深めることが出来ました。また、担当中隊長の講義やビデオ、隊員の方々との交流により、今まであまり馴染みのなかった自衛隊の活動や仕組みなどがとても身近なものに感じられるようになりました。
 3日間と短い間ではありましたが、隊内生活体験で経験し学んだ事をこれからの自分の仕事や人生で活かしていくとともに、周りの人にも伝えていこうと思います。
 最後に、指導に当たって下さった隊員の方々、どうもありがとうございました。

樟南第2高等学校 2年  野村省太郎
 今回の生活体験入隊者は男女を合わせて17名で、それぞれに体験入隊を行うにあたり目標や考え方があったと思います。
 僕は、自衛隊というのは見たからに固く、規律が厳しい職場と思い、やる気があまり起こりませんでした。しかし、実際には自衛隊の生活を過ごしてみて初めは辛いと感じましたが、慣れてしまえば楽しく面白く過ごしました。
 いろいろな訓練を受けましたが、中でも基本教練は、一番印象に残りました。実際に号令をかけて人を動かしてみて、その難しさを知りました。
 辛いこともありました。城山への徒歩行進では、慣れない自衛隊の靴で足ずれを起こしました。何とか歩き通して、山頂から眺めた桜島の雄大な姿には、感動し辛さも吹き飛んでしまいました。
 自衛隊の体験入隊は、日頃の生活で味わう事の出来ない良い体験となりました。この体験で学んだ1つ1つを片すみにおき、今後の高校生活に活かしていきたいと思います。短い間ではありましたが、教官の方々本当にありがとうございました。

姶良町立建昌幼稚園教諭  高江さち子
 今回の研修は自分の職場と全く違う環境の下であったが、集団行動を主にしている点では幼稚園と同じだと感じた。「組織」の中で行動する以上は、単独行動や自分本位な考え方は厳禁である。自衛隊研修は、生活体験を通じて学ぶ事を身をもって感じた。
 今回の研修の内容として、整列や行進、救急法など自衛隊の活動の初歩的な事を学んだ。動作を機敏に素早くこなす事や言動を明確にする事など、どこの職場でも必要とされる事ばかりだった。「恥ずかしい」とか「難しい」という考え方は関係なく、どれだけ自分の職務を全う出来るかという事が大切であると感じた。
 この2泊3日の生活体験で「組織」の中の自分のあり方を見直し、これからも努めていきたいと感じた。


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