防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2004年2月1日号
1面 2面 3面 5面 6面 7面 8面 9面 11面 12面

餅つきで地域と親睦
<千葉地連>
臼井日出男元長官が初杵
下校中の高校生も飛び入り
 千葉地連(部長・水野博之1陸佐)は12月11日、千葉地連友の会(会長・渡邉一氏)が主催する、「餅つき行事」を支援して協力者および近隣住民との親睦を図った。
 行事は、本部1階に準備された会場で行われ、渡邉会長からイラク派遣を含め自衛隊の今後の活躍と千葉地連への期待が挨拶で述べられた。続いて水野部長の挨拶に続き父兄会千葉県支部連合会・山口好夫会長の乾杯の音頭で行事が開始された。
 餅つきでは、威勢の良い部員の掛け声で、臼井元長官を皮切りに次々と餅をつき平成15年を締めくくった。途中、この騒ぎに呼び寄せられた下校中の女子高生たちも加わり和やかな笑い声と餅をつく音で終始賑わった。この日、おみやげに準備された紅白餅の入った100個の袋は、すべて来賓の方々に配られ行事を終了した。

自衛隊から先生が来た!!
中学校で社会科授業
<神奈川地連>
 神奈川地連(部長・山口康彦1海佐)は、12月16日、横浜市立古場中学校(金井豊校長)の依頼を受けて、2学年の生徒5クラス150名に対し、社会科公民的分野の一環として日本の安全保障や自衛隊の役割について授業を行った。
 この授業は、生きた教育をしたいと考えた同校の社会科教師・力丸剛教諭が企画したもので、横浜市の募集の責任者で横浜地区隊長兼横浜出張所長の藤本3佐が1日先生となって授業を担任した。
 生徒にとっては制服を着た自衛官を見るのも、話を直接聞くのも初めてのことで、最初は戸惑いもあったが、ユーモアも交えた授業に生徒も次第に打解け、活発な質問のやり取りも相次いだ。
 生徒からは「どうすれば自衛官になれるのですか」といった質問や、「自衛隊のことが良く分かりました」との感想が寄せられた。
 国民の関心が高まっている今日、わが国の将来の担い手となる中学生が安全保障や自衛隊への正確な知識を得ることは意義のあること。地連は今後も学校からの要望があれば、あらゆる機会をとらえ積極的に協力していきたいとしている。

宮崎港に潜水艦現る
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・木村久郎1空佐)は12月1日から3日の間、宮崎市宮崎港で艦艇の出入港支援を行った。今回入港したのは、潜水艦「はやしお」で宮崎港に潜水艦が寄港するのはこれが初めて。
 入港するとすぐに、宮崎港艦艇寄港協力会の主催による歓迎セレモニーが行われ、「はやしお」艦長(真田2海佐)他4名に花束が贈られた。真田艦長は、「不気味な船に見えるだろうが、乗っているのはごく普通の人間です。乗員を見かけたら、気軽に声をかけてください」と挨拶した。
 宮崎港に潜水艦が寄港したことは、その日のうちにテレビなどで市民に伝えられ、平日にもかかわらず1日・2日の両日で約3,400名の見学者が宮崎港を訪れた。
 また出港の際には、300人以上が見送りにきて、「がんばれよ!」の声援やどこからともなく万歳がおこるなど、今までにない賑わいで、潜水艦を見送った。

山口県内各基地で募集説明会を開催
<山口地連>
 山口地連(部長・吉松卓夫1空佐)では12月9日から12日の間、山口県に所在する陸自山口駐屯地、海自岩国基地・小月基地および空自防府北基地・防府南基地の6ヶ所で今年度、第3回目の募集説明会を実施した。併せて各基地司令などへの平素の支援に対する謝辞と11月末までの募集成果を説明するとともに今後の募集広報協力を要請した。
 各基地の説明会には縁故募集担当者など総勢53名が参加した。説明会では募集課長が、現在までの募集成果と今年度の募集業務の概要を説明するとともに自衛隊生徒に対する募集協力を要請した。
 昨年度は、縁故募集により、山口県内陸・海・空各基地から107件の志願者情報を得て39名が入隊した。これは山口県の入隊者の約23%を占める成果で、この結果を踏まえ縁故情報の重要性を説明するとともに、協力を要請して第3回基地募集説明会を終了した。地連では引き続き、県内に所在する陸・海・空各基地と緊密な連携を図り、今年度も1人でも多くの優れた人材を自衛隊に迎え入れたいとしている。

実行動さながら警備訓練を実施
<大分地連>
 大分地連(部長・山本直男事務官)では、12月25日、「警備訓練」を実施した。
 「昨日来の台風の影響により各地で被害が出ている」という想定で、「部は自主的に災害状況の情報収集を実施する」、「各所長は担任区域の情報収集を実施せよ」と任務を付与し、実施規定に基づく行動を開始した。
 全部員を対象とした呼集訓練に続き、状況付与班・地方自治体・近傍部隊で構成する「統裁部」と、指揮・連絡班、情報収実班(各募集事務所を単位)で構成する「訓練実施部隊」で行った。
 指揮所内では県内全域の地図を掲示し、3担任地区から逐次送られる情報を地図上にプロット。被害状況などを的確かつリアルタイムで掌握、同時に警備担任部隊に通報するという実際さながらの訓練を実施し、終始緊迫した空気が張り詰めていた。
 地連は鶴見町で発生した先日の台風時における初動対処の教訓を生かし、地方自治体や近傍部隊などと緊密な連携を図るとともに、担任区域の住民の安全確保に寄与するため、「何時いかなる場所でも即対処できる地連」を目指し、定期的に訓練を行うとしている。

広報官の妻
予備自補に採用
<広島地連>
 広島地連(部長・松原研二1海佐)は12月16日、地連本部で予備自補の辞令書交付を行った。
 この度、衛生乙(看護士)に採用された工藤千鶴さんは、当地連可部募集案内所広報官・工藤道幸2海曹のご主人で、技能を生かして社会に貢献したいと考え予備自補の道に進んだ。辞令書を手に熱き、思いと期待を終始笑顔で語り、役割は異なるが国防の任に携わる夫婦共通の目標に向って、二人三脚での第一歩を踏み出した。
 10日間の教育を終了し、予備自衛官(2陸曹)として、更なる活躍を16年度の目標として誓った。

地連 東西南北
県知事に説明 連携を深める 防衛白書
 【香川地連】
 香川地連(部長・進藤進1陸佐)は、12月15日、香川県庁で県知事に平成15年度防衛白書を説明した。県からは、真鍋知事、副知事、危機管理監が出席した。
 地連部長は、武力攻撃事態などへの対応に関する法整備の意義やイラクに関連するわが国の対応、陸海空自衛隊の総合運用のあり方などを挙げ、防衛庁・自衛隊の進むべき方向性などの概要を話した。
 県知事は終始、部長の説明を熱心に聞き、10年目を迎えたPKO活動や国民保護法制、アメリカでの統合運用の現状に関する質問があり建設的な意見交換が行われた。
 また、震災対策や募集業務など地連との協力連携を深めていきたいと話した。
 【山形地連】
 12月24日、山形地連(部長・古屋剛事務官)は、山形県の高橋知事に平成15年度防衛白書の内容説明を実施した。
 防衛白書説明は、知事室において行われ、山形県危機管理監が同席した。約30分間で古屋部長は、防衛白書ダイジェストを使用して国際軍事情勢や、わが国の防衛政策などの概要を説明し理解を求めた。特に災害発生時においては、「自治体側との迅速かつ綿密な連携が不可欠です」と強調した。
 高橋知事は「一般市民にもっと自衛隊を理解してもらえるようにPRを」と話した。
 地連では、一般市民へのPRの一環として、地連入り口に「ダイジェスト」を掲示し、山形県立図書館に防衛白書の表紙拡大版を掲示している。また、今後も一般市民への信頼感を醸成し地方自治体との連携を強固にしていくとしている。

総合的な学習の時間
壁新聞で成果を発表
<帯広地連>

 帯広地連(部長・西村良雄1陸佐)では、「総合的な学習の時間」の支援依頼件数が飛躍的に増加している。12月5日に帯広市内の若葉小学校3年生が帯広駐屯地見学の成果を約2ヶ月一かけて壁新聞にまとめ、授業参観の場で多くの父兄を前に発表した。
 父親が自衛官の児童が多いことから、親が働く職場を一目見ようと、「総合的な学習の時間」では過去最多の18名が同駐屯地を見学に訪れた。始めに駐屯地広報が自衛隊の仕事内容について説明した後、児童達から「自衛隊さんになって一番良かったと感じたことは何ですか?」、「訓練で一番つらいことは何ですか?」など、次々と質問が出された。これに対し、駐屯地広報が「私が自衛官になって一番良かったと感じたことは、災害にあったところに行って人を助けた時に心からお礼を言われたことです」と丁寧に回答すると、児童達は真剣な表情でメモを取っていた。
 児童達は各グループとも成果発表の際には自衛隊の災害派遣を取り上げ、活発な意見交換がなされた。


8面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc