防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2003年7月1日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

各地で創隊記念行事 2面

初の『工事管理教育』を実施
東ティモール派遣施設群
国連式典や独立記念行事にも参加
「国連平和活動の日」式典でグスマン大統領から感謝の言葉を受ける田邊群長(中央)
 第3次東ティモール派遣施設群(群長・田邉揮司良1佐以下522名=中部方面隊主力)は、これまで約3ヵ月間にわたって猛暑や風土病など、日本とは異なる悪環境の中で着実にPKO任務を遂行している。
 特に、今回初めて実施された「工事計画管理教育」は大好評で、現地の受講生から「照りつける太陽の下にもかかわらず日本の教官方は辛抱強く私たちに知識・技術を教えてくれました。日本隊の皆さん、ありがとう。日本とティモールは仲間です」など多数の礼状が宿営地に届いている。
 5月29日に開催された「国連平和活動の日」の式典では、各国隊員が整列している中、グスマン大統領が直接田邉群長に感謝の言葉をかけながら互いに固く握手を交わした。また、派遣部隊は任務の合間をぬって、東ティモール独立1周年行事にも参加、和太鼓や居合道の演武披露を通じて日本文化の普及に努めている。
<PK0 1年延長へ>
 なお、政府は6月20日の閣議で、東ティモールのPK0の派遣期問を来年8月20日まで1年間延長することを決定。国運東ティモール支援団(UNMISET)の活動期間が1年間延長されたことを受けた措置で、引き続き派遣施設群はUNMISETの要請に応じてPKO任務を遂行していくことになる。

研究会で活発に意見交換
自衛隊地方連絡部長会議
 平成15年度「自衛隊地方連絡部長会議」が6月17、18の両日、防衛庁A棟2階講堂で行われた。会議には石破茂防衛庁長官、佐藤昭郎政務官をはじめ、防衛庁・自衛隊の高級幹部、50個地連部長、各部隊・機関の関係者多数が出席した。

 17日午後、会議が始まり、まず東京地連部長の用田和仁陸将補が参加者を代表して、先崎一陸幕長に対し申告した。
 次いで、石破長官が訓示に立ち、自衛隊の根幹を支えるべく日夜努力している地連職員の労をねぎらいながら有事法制や国民保護法制、適齢者情報などにも言及、「本当に自衛隊がなすべきことは何なのかを国民に説明していくよう」要望した。また、先崎陸幕長は訓示の中で、激動する社会情勢全般の変化について触れ「部外と直接接する地連は防衛庁・自衛隊人事施策の第一線の要。新たな時代にふさわしい地連の在り方を追求しつつ、地連の態勢を整備するとともに各部長を核心として各地連が一致団結、任務に対する揺るぎない信念と気概をもって任務達成に邁進するよう」要望した。
 各担当者から「適齢者情報の取扱い要領等の徹底」が行われたあと、陸幕募集課長の菊川俊広1佐が研究会の全般と各議題の趣旨を説明、一日目の会議が終了した。
 翌18日午前9時から「組織募集のあり方」「募集広報業務の改革等」を各議題に研究会が開かれ、出席者は活発に意見交換した。引き続き、「援護」「予備自衛官」「陸・海・空自人事」、「防衛庁」「防大」の各施策がそれぞれの担当者から説明され、2日間の会議を全て終了した。

優秀広報官35名を招待
先崎陸幕長が記念品授与
 6月18日夕、優秀広報官等招待行事がグランドヒル市ヶ谷で開かれ、優秀広報官等35名に先崎陸幕長が記念品を授与した。
 優秀広報官等は次のとおり(氏名、階級、所属地連・部隊の順)。
 〈広報官〉▽長谷川俊夫准空尉(札幌)▽長谷川慶治1陸曹(旭川)▽甲地宗徳1海曹(青森)▽武田光昭1陸曹(宮城)▽飯塚光幸1陸曹(群馬)▽飯田吉宏2海曹(埼玉)▽中村大器人陸曹長(東京)▽青木徳一1陸曹(神奈川)▽佐藤治元1陸曹(山梨)▽野口秀彦1陸曹(静岡)▽吉野章1陸曹(石川)▽山口輝行海曹長(福井)▽坂田実1陸曹(京都)▽松倉博之1陸曹(大阪)▽清原茂博1陸曹(兵庫)▽木原政晴1陸曹(広島)▽松浦雅文1空曹(徳島)▽仲矢勘二陸曹長(愛媛)▽松尾隆1空曹(福岡)▽永野増藏海曹長(長崎)▽小沢津博徳陸曹長(熊本)▽坂元成止1陸曹(宮崎)▽日高義美准海尉(鹿児島)
 〈就職援護業務〉▽石原昌則1陸曹(札幌)▽佐藤晃弘1陸曹(帯広)▽藤原哲男准陸尉(秋田)▽野澤文夫2陸曹(栃木)▽高野邦夫准陸尉(千葉)▽吉澤浩一1陸曹(相馬原駐業務隊)▽荒木達夫准空尉(島根)▽吉田公夫准陸尉(香川)▽野上利明准陸尉(大分)
 〈予備自業務〉田村浩2陸曹(福島)▽渡邉和則1陸曹(栃木)▽岸本広昭准陸尉(大阪)

2面へ
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc