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   2003年7月15日号
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安全功労で総理表彰
10団体、15個人
呉水中処分隊が初受賞
浮田隊長に小泉首相が表彰状を贈呈した(7月1日)
 平成15年「安全功労者内閣総理大臣表彰」が7月1日、総理大臣官邸で行われた。これは、国民の安全に関し、顕著な功績があった団体、個人を内閣総理大臣が表彰するもので、今回は、初受賞の海自呉警備隊呉水中処分隊(隊長・浮田輝夫3佐)をはじめ10団体、15個人が受賞した。
 表彰式には、防衛庁側から来賓として石破茂長官、宇田川新一教局長、道家一成海幕副長をはじめ高級幹部が出席した。
 午前11時、小泉純一郎首相が挨拶に立ち、年間4万人が不慮の事故で亡くなっている状況の中で、日頃から事故防止と安全確保のために不断の努力、貢献をしてきた受賞者を称えながら「今後とも一層のご尽力を」と要望、受賞者ひとり一人に表彰状を授与した。受賞者代表の謝辞に続いて、小泉首相、各閣僚を囲んで受賞者全員で記念撮影した。
 今回受賞した呉水中処分隊は、昭和42年以来、呉警備区全域で水中の爆発物処理部隊の要として、波や潮流の影響を受ける中、困難な作業を行い多くの不発弾等を処分してきた。また、警察等の要請に基づき、海や河川などの潜水捜索を行い、住民の不安を取り除くとともに安全の確保に多大な貢献をした。浮田隊長は表彰式後、「この受賞を励みに、今後とも一層任務の完遂に努めていきたい」と語っている。

F15、コープサンダー終え無事帰国
空中給油受け、初の米国(アラスカ)間往復
千歳基地で出迎え行事(写真撮影=畑島岳士)
千歳基地隊員ら関係者の出迎えを受けるF15パイロット
戦術技量向上に寄与
 米空軍の実施する演習「コープサンダー」に参加した航空部隊が6月25日、千歳基地へ帰還した。米国アラスカ州アイルソン空軍基地およびエレメンドルフ空軍基地から航空機材の撤収を行い、5月22日からの訓練を無事に終えた。
 空自部隊は平成8年度以来、7回目の参加。今回の日米共同訓練では初めて、F-15戦闘機が米空軍KC-135から空中給油を受けてアラスカを往復するなど、部隊の戦術技量と日米共同対処能力の向上に大きく寄与した。
 午前9時に、6機のF-15が着陸すると、これを出迎える行事が開かれた。空自からは航空総体司令官・小田邦博空将、北部航空方面隊副司令官・淺野明照空将補、海自からは第二航空群司令・岩田耕道海将補が出迎え行事に出席、、隊員たちをねぎらった。15時には後続部隊も到着し訓練の成功を祝った。
米国アラスカ州を離陸
空中給油を受けながら無事千歳基地に着陸したF15

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