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   2003年4月1日号
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『教え子に入隊勧める』
立派で節度ある自衛官
呉、江田島を研修 <佐賀地連>
幹候生の糸乱れぬ課業行進に感動する高校校長ら
 佐賀地連(部長・小原繁1陸佐)は2月19、20の両日、高等学校校長等16名に対し、組織的募集基盤強化のため海上自衛隊呉・江田島基地の教育部隊研修を実施した。
 呉基地で、潜水艦教育訓練隊の資料館見学と潜航訓練装置を体験、続いて係留中の潜水艦を見学した。初めは潜水艦内部の狭さに驚いていた参加者も、狭いながらに工夫された器材の配置と、艦長をはじめ乗組員の苦労を感じさせない自信に満ちた態度に感心することしきりであった。
 翌日は、海上自衛隊教育のメッカである江田島基地を見学。まず幹部候補生学校で学生の節度ある朝礼や課業行進、続いて第1術科学校でパソコンを活用した生徒部の授業、航海訓練装置での模擬操艦を研修した。参加者は、歴史ある施設と伝統の中にも新風を吹き込む海自の教育を目のあたりにし、感銘を受けた様子だった。
 ある参加者は「立派で節度ある自衛官の基礎作りがここにあると感じた。これから教え子達に人間形成のためにも受験、入隊を勧めていきたい」と話していた。
 地連では、本研修を通じて海上自衛隊への理解が深まり、自衛官募集にも大きく期待されると確信し、今後も機会を捉え、真の自衛隊の姿を高等学校校長等に紹介していきたいとしている。

玖珠駐屯地を研修
父兄会県連理事会
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・本村久郎1空佐)は2月25、26の両日、自衛隊父兄会宮崎県支部連合会が計画した陸上自衛隊玖珠駐屯地での部隊研修を支援した。
 一行は25日朝、宮崎を出発して夕方に大分県玖珠の宿泊先に到着後、その日は旅の疲れをとる間もなく理事会が開催され、設定された議題について熱心な討議が行われた。
 翌26日は、陸上自衛隊玖珠駐屯地の部隊研修を行った。まず、隊員の訓練・生活を紹介したビデオ上映、山内広報班長の玖珠地区の紹介の後、74式戦車を試乗した。戦車試乗が初体験の理事等はまるで童心に返ったかのように感動し喜んでいた。また展示されている戦車の前では、玖珠駐屯地司令を囲んで記念撮影が行われた(写真)。
 昼食は、5名の宮崎県出身隊員と喫食しながら歓談、田中父兄会長が挨拶の中で、出席した宮崎県出身隊員に激励の言葉を送った。

就職フォーラムで一般幹候生を説明
<青森地連>
 青森地連(部長・西野哲1空佐)は2月27日、青森市内のホテルで開催された日経就職フォーラムで、県内の大学生を対象とした一般幹部候補生の説明会を行った。
 この日経就職フォーラムは、各地において各企業がブースを開設し、大学生を主対象として企業説明会を開催するもの。
 雪のちらつく青森会場では、商社・スーパー・サービス業等17社が参画した。
 官公序では、青森地連のみの参加だったが、一般幹部侯補生の説明に併せて一般曹候補学生及び曹候補士等の説明、そして自衛隊の任務等について、大型ディスプレーで解りやすく広報した。
 会場には、県内各地区の大学生等326名が訪問し、それぞれの意図とする企業のブースを訪れ各企業の説明を受けていた。青森地連ブースに訪れた学生等は真剣な眼差しで説明を受けた後、質問として「自衛隊が女性に求めるものは何ですか」「仕事に生き甲斐を感じられる職場ですか」「階級社会において辛いことはないのですか」「定年が早いと聞きましたがその後のフォローはしてくれるのですか」などが出され、懇切丁寧に説明し理解を図った。

体験搭乗に大歓喜
<香川地連>
 香川地連(部長・平川眞士1陸佐)は2月23日、善通寺駐屯地で、就職援護協力企業と予備自衛官等雇用企業主等12社27名を招へいして、陸上自衛隊ヘリコプター(中部方面航空隊UH-1)体験搭乗を実施した。
 体験搭乗は、薄雲のかかる視界ではあったが、上空から見る瀬戸大橋や金比羅宮の様子に歓喜する人やカメラやビデオに収める者もいて、つかの間の鳥になった気分を味わっていた。

入校意志確かなものに
防大合格者が実地研修
<札幌地連>
 札幌地連(部長・川合正俊1佐)では2月26、27の両日、防衛大学校合格者に対する防大研修を実施した。これは、入校に際して防大の教育の現況や生活環境を理解してもらい入校意志を確かなものにすることを目的にしたもので、防大合格者30名が参加した。
 研修では防大教官による教育課程の概要説明のあと、校内の施設と学生舎の見学を行い、学校教育や生活環境に対する認識を深めさせた。研修に参加したある合格者は「入校後、どのような生活が始まるのか不安でしたが、実際に防大の校内見学や説明を受けることができ大変よかった。これで安心して入校できます」と話していた。

初めて地元記者と懇談会
<福井地連>
 福井地連(部長・岩城征昭1陸佐)は2月18日、初めて地元報道機関9社と部長との懇談会を行った。
 午前11時、「自衛隊広報センター福井」に集合した記者9名は募集課長から設置の目的、設置物の概要説明を受けた後、地連本部に場所を移動した。部長から県民に対する自衛隊の諸活動の発信基地となる「広報センター福井の重要性」や平成14年度防衛白書の説明を受けた後、懇談に入った。
 報道機関各記者は初めてのことでもあり陸、海、空各自衛隊の基本的事項(編成、任務)を認識しながら基幹部隊のない福井県に設置された地連の果たす役割を聞き、「正しい情報に基づく報道をお願いする」との部長の要望に理解を示した。
 また、イラク情勢等にも触れたため、時節柄初回としては各記者の関心は高く、さっそく20日には、地連の情報に基づき、早速県内で行われた10戦車大隊によるスキー訓練の模様がTV放映された。
 地連では、これを契機に定例的懇談会として実施していきたいとしている。

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