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防研が『東アジア戦略概観2003』を公表
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北朝鮮問題など詳細に分析 |
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防衛研究所(柳澤協二所長)は3月6日、「東アジア戦略概観2003」を公表した。これは、防衛研究所の研究者が独自の視点から過去1年間の東アジア地域の戦略環境を分析したも
ので、平成8年創刊以来、今回で7回目。
今年度版の主要分析項目は「日朝首脳会談と北朝鮮の核開発疑惑」「東アジア地域におけるテロリスト・ネットワーク」「ABM制限条約失効後の米中、米ロ関係の動向」「韓国
・中国の指導者交代と、その地域安全保障への影響」の4点で、第1部(トピックス)、第2
部(各国・地域の情勢)の2部構成になっている。
なお、この英文版は、海外の主要大学・研究機関・図書館(109カ国・地域、約1,800機
関)に寄贈しており、その結果、世界的な学術誌の記述に引用されたり、英国のオックス
フォード大学等有名大学の授業で参考図書として取り上げられるなど、日本を代表する安全保障情勢の年報としての評価が高まっている。
@防衛研究所の概要
防衛研究所は、諸外国の国防大学に相当する機関で、安全保障や戦史に関する理論研究・情報分析を行う防衛庁・自衛隊のシンクタンク。我が国唯一の戦史を専門とする研究組織であり、安全保障に関する教育なども行っている。また、世界的な学術交流の場として国際会議を主催し、相互理解と信頼醸成を促す情報発信基地の役割も担っている。 |
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7面へ |
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