旧陸軍歩哨舎は、昭和8年(1933)豊橋市町畑町(現時習館高校副門)に豊橋陸軍教導学校が創設され歩兵科・騎兵科・砲兵科が入隊した当時、砲兵科生徒学舎の正門入口左脇に設置され終戦まで旧陸軍が使用していた物であり、昭和40年代半ば当時の時習館高校校長から譲り受けた菅谷氏が豊川駐屯地へ寄贈された。 この度、駐屯地の創立記念を迎えるにあたり駐屯地慰霊碑の補修整備をするのにあわせて、駐屯地三河史料館南西角に改めて設置する事になり11月5日から設置工事を開始し、同月8日に設置が完了した。 この設置にあたり三河地区の旧陸軍関係の史料が増えたとともに、また、屋外に設置した事により従来の装備品展示場の戦車等のように手に触れ写真撮影も出来る事から、駐屯地一般開放日や駐屯地見学者等に新たな史料として(三河史料館には約3千点の史料を展示)見て触れていただくことになる。 駐屯地では三河地区の旧陸軍の史料として歴史的にも大変意味のある物をこれからもしっかりと保存していきたいとしている。