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   2002年11月15日号
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創隊50周年を祝う
陸自中央会計隊が記念式典
 陸自中央会計隊(隊長・瓦谷育夫将補)は10月15日、創隊50周年の節目を迎えた。
 これに先立つ同10日、市ヶ谷駐屯地大講堂で、太田良俊陸幕会計課長が列席して厳粛に創隊50周年記念式典を実施したあと、引き続き、場所を市ヶ谷記念館前に移して全員で記念撮影した。
 また、同19日には50周年記念祝賀会が明治記念館で開かれ、OB・現職約300名が出席した。会場には記念コーナーが設けられ、中央会計隊の歴史をしのばせる当時の各種事務機、募集ポスターや現在の隊の写真などを展示、OBも各々に昔の思い出をなつかしんでいた。
 祝賀会では最初に、瓦谷隊長が挨拶に立ち「我々現職としては、延べ2500名をこえる諸先輩方が勤務され築かれた良き伝統を継承していく」と力強く述べるとともに、「OB諸先輩と協力しあって更に中央会計隊が発展していくよう全力を尽くす」ことを強調した。次いで、来賓祝辞、歴代隊長と現職による鏡割り、「50年の歩み」のビデオ放映、隊歌合唱などが順次行われ、終始和やかな雰囲気の中、盛大に創隊50周年を祝った。

東立川駐屯地は創立28周年祝う
 東立川駐屯地(司令・紫村敬二1佐)は、10月6日、駐屯地北広場で三田都議会議長をはじめ地域有識者並びに協力諸団体の関係者を招き「東立川駐屯地創立28周年記念式典」を実施した。
 式典では、駐屯地司令式辞に続き三田都議会議長及び堤立川市議会議長からの祝辞、主要来賓及び感謝状受賞者の紹介等を行なった。参列部隊は、さわやかな秋風をあびながら迷彩服に紺色のマフラーを装着し式典に望むとともに、少年工科学校ブラスバンド部23名による演奏で堂々とした観閲行進を行なった。
 式典後は、少年工科学校ブラスバンド部による音楽演奏や第1施設大隊によるリモコンバケットの展示となり、遠く離れた場所から細かいハンドル操作及びバケット操作をリモコンで行う最新の施設器材として活躍している装備で、今回はバケットの中に、くす玉を忍ばせて来賓席の前で割って見せ「祝東立川駐屯地創立28周年」の垂幕を見た来賓からは盛大な拍手が湧き上がった。
 続いて、紫村司令が高田駐屯地司令在任時に結成されたという高田駐屯地曹友会12名による、よさこいソーラン踊りを披露した。オリジナルの迷彩柄の法被で踊る姿は、情熱的かつ躍動的で見る人々を釘付けにしていた。
 また、場所を変え体育館駐車場では、第1後方支援連隊による野外手術システムの展示・説明が行われPKOや災害派遣時における自衛隊の衛生・医療の重要性を再認識してもらった。
 祝賀会食会場である体育館では、第1施設大隊有志
14名による朝霞振武太鼓の勇壮な演舞が来賓の方々を出迎えた。祝賀会食では主催の立川市・国立市・昭島市・青梅市各防衛協会を代表して立川市防衛協会会長・若松氏の挨拶や、新潟の銘酒や地元多摩の銘酒による利き酒大会も行われるなど終始和やかに進行し盛会裡に終了した。

雪月花
 俺が北朝鮮にいた24年問の人生をムダにしろというのか! 今回帰国した拉致者が帰国当初、親たちの「このまま帰らずに日本にいたら!」という声に反発したものである。それから約2週間、ほかの事は話すが、胸中は堅くチャックをしたまま、永住帰国についても、"ノー・コメント"をくり返すだけ。
 政府は、官房・外務省で協議を重ねた結果、5人の拉致者は全員を日本にとめ置き、かわって、北朝鮮にいる子供・家族らを、日本によびよせるようにした。これで、親たちの要望は、一応叶えられる形にはなった。
 原点に戻ってみる。工作船で日本へ行き、適当な"目星"をつけて、これを捕え、再び危険を冒して工作船で連れて帰る。
 その難作業から推して、単に平壌に住まわせ、破格の待遇を与えて、家庭を持たせるためとは考えられない。
 当然、はじめの頃は、死亡と伝えられる日本人拉致者と共に特殊教育を受け、訓練されるうちに、なんらかの理由で、平壌に住むという別の使命が与えられたものと思う。
 彼等は、日本に帰れない以上、その国の体制がどうであれ、これに従い、語学・歴史を学び、忠実に役割をこなすほかに、道はなかったろう。問題は、24年間、北朝鮮に育った樹を"ここは本来お前の育つ場所ではない"という植え替え作業が、果たして当の樹に幸福をもたらすだろうか――である。まして、その樹には、自分が何の樹かも知らない子供の樹が付着している。最終的には、日本・北朝鮮両方の家庭で、納得行く判断を得ることになるだろうが、この拉致問題が、国対国の"取り引きカード"にならぬよう切に希望したい。(十二所)

MCAP2002を開催
 陸上幕僚監部は11月5日から14日の間、「アジア太平洋地域多国間協力プログラム(MCAP2002)」を開催した。
 これは、アジア太平洋地域における多国間協力についての意見交換、部隊等の研修を通じて、互いの理解、信頼醸成を図ることが目的で、諸外国の陸軍を招へいしての防衛交流を陸自が行うのは初めて。今回はアメリカ合衆国、ロシア連邦、オーストリア、カンボジア王国、インドネシア共和国、ラオス、マレーシア、フィリピン共和国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国の11カ国、13名の陸軍武官が参加した。
 6日午後、防衛庁A棟会議室でオープニングリマークスが行われ、廣瀬誠教育訓練部長が挨拶。引き続き、拓殖大学教授、森本敏氏による基調講演が実施された。講演は、安全保障をテーマとし、各地域の状況、問題点を挙げるとともに、日本の課題としては、日米の関係、ミサイル防衛、北朝鮮の核ミサイル開発計画等について触れた。また、人道支援、NEO等の演習、多国間作戦のための訓練、海上における統合・救援作戦等、将来的な展望についても積極的な意見交換がされた。
 その他、日時と場所を変え、東部方面隊・広報センター、及び富士訓練センターの施設研修、西部方面隊での米海兵隊との合同FTX訓練研修、化学学校の装備品見学が実施された。

大学生のための体験ツアーを募集
 防衛庁では、航空自衛隊百里基地で大学生のための体験ツアーを実施します。自衛隊での生活、隊員との交流などを通じて、ありのままの自衛隊が実感できます。応募要領などは次のとおりです。
 <対象>日本国籍を有する大学生又は大学院生(卒業予定者含む)×約40名
 <期間>平成15年3月6日(木)から3月7日(金)1泊2日
 <ツアー概要>3/6(木)、3/7(金)、航空自衛隊百里基地▽訓練体験(基本教練等)▽航空機・装備品等見学▽体験飛行(CH-47)▽航空自衛隊の隊員との懇親なども予定
 *状況により、ツアー日程の一部を変更する場合があります。
 <集合・解散>集合・解散ともにJR常磐線石岡駅(茨城県石岡市)
 *集合場所まで及び解散後の交通費は自己負担となります。
 <必要経費>食事代及び諸雑費を実費徴収(8000円程度)
 <応募要領>氏名(ふりがな)、生年月日、性別、現住所(郵便番号含む)、電話番号、大学(院)、専攻学科・学年等、本籍(都道府県名のみ)、当選通知先住所等、身長、服のサイズ(S、M、L、LL)、靴のサイズ(?)、「応募の理由」(400字程度)、申込のきっかけ(防衛庁ホームページ、雑誌、紹介等)を添えて封書、E-mail、又はFAXで申し込み下さい。
 <応募締切>平成14年12月10日(火)必着
 <発表>当選者に対する通知(2月上旬)をもって発表にかえます。
 【お申し込み・お問い合わせ】〒162-8801
東京都新宿区市谷本村町5-1防衛庁長官官房広報課「大学生スプリングツアー」係
 E-mailjigyoul@pid.info-jda.go.jp
FAX03-5269-3270 TEL03-3268-3111または03-5366-3111(内線20303)

海自東京音楽隊が定期演奏会を開催
 海上自衛隊東京音楽隊では第42回定期演奏会を開催します。応募方法などは次のとおりです。
 <日時>平成15年2月2日(日)
 <時間>14時00分開演(13時30分開場)
 <場所>東京オペラシティ(タケミツメモリアル)
 <曲目>組曲「惑星」/G.ホルスト、ほか
 <指揮者>青木凱征
 <入場料>無料
 <応募方法>往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、12月20日(金)までに左記宛にお申込み下さい。応募多数の場合は抽選、往復はがき1枚で1名様入場、不備はがき等は返信できない場合があります。なお、未就学児童の入場はこ遠慮下さい。
 <お問合せ先>〒158-0098東京都世田谷区上用賀1-17-13海上自衛隊東京音楽隊「防衛」係 TEL03-3700-0136
 防大教授による「現代の安全保障講座」(全国防衛協会連合会主催)が開催されます。講座内容等は次のとおりです。ふるってご参加下さい。
 <日時>12月6日(金)12時30分〜16時30分
 <場所>グランドヒル市ヶ谷(瑠璃の間)
 <講座内容>▽「21世紀初頭における安全保障と航空戦力=アメリカ空軍の新たな航空戦略と軍事革命(RMA)=」源田孝教授(1空佐)▽「日本陸軍の近代化をめぐる論争とその帰結=ドクトリン構築のための教訓とは=葛原和三助教授(2陸佐)▽「科学技術の基礎研究と国の安全」管野等教授▽「ブッシュ政権の安全保障戦略=『4年毎の国防計画見直し報告書』を中心に=」西脇文昭助教授
 <聴講無料>
 <聴講申込み先>住所・氏名を明記してFAXか葉書で左記へお申込み下さい(先着300名まで受付けます)。
〒162-0845東京都新宿区市谷本村町4の1 市ヶ谷会館内全国防衛協会連合会TEL03・3235・2338

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