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自衛隊ニュース   1121号 (2024年4月15日発行)
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システム通信・サイバー学校
通信学校を改編
 3月31日、久里浜駐屯地(神奈川県横須賀市)で陸上自衛隊システム通信・サイバー学校(学校長・奈良岡信一陸将補)の改編行事が、木原稔防衛大臣をはじめ部内外の多くの来賓を迎えて盛大に執り行われた。同21日、陸上自衛隊通信学校を改編し、「サイバー教育部」を新設。喫緊の課題であるサイバー防衛力強化のため、高い専門性を有する人材育成の中核を担う。木原防衛大臣は約150人の学校職員を前に「サイバーセキュリティ体制の強化は待った無しの課題と言えます」と強調。横須賀には防衛大学校や高等工科学校といった教育機関、民間の研究機関が集まっており、「土地柄を活かして連携をさらに深め、サイバー防衛能力の強化に繋げてください」と訓示した。自衛隊はサイバー関連部隊の拡充を目指している。今後、人員を6年度末に2,410名、7年度末に現在の約2倍となる約4,000名に増員する予定だ。
(6面に部隊新改編記事)

自衛隊高級課程合同入校式
陸海空43名・留学生5名が入校
 3月27日、目黒地区に所在する統合幕僚学校(学校長・坂本浩一空将=当時)、陸上自衛隊教育訓練研究本部(本部長・廣惠次郎陸将)、海上自衛隊幹部学校(学校長・江川宏海将)、航空自衛隊幹部学校(学校長・船倉慶太空将)が合同で第34期自衛隊高級課程入校式を実施した。同課程は1佐から2佐を対象としており、今期は陸上16名、海上12名、航空15名が入校した。また韓国軍から海・空各1名、オーストラリア軍から陸・海・空各1名の大佐から中佐を留学生として迎えた。
 自衛隊は統合作戦司令部の新設等、統合運用体制の強化を進めている。同課程では、上級部隊指揮官や幕僚に必要な統合運用の知識・技能を有する人材を育成する。学生は入校後約6週間の合同統合教育を受けた後、各自衛隊幹部高級課程を約20週間、最後は統合高級課程を約22週間履修する。統合高級課程では陸海空の学生が共に研究、討議、国内外部隊研修等を行う。
 学生長の熊代威1海佐が入校申告を行った後、坂本学校長が式辞を述べ、「多様な経歴を持つ学生同士、自己にあらざるものを積極的に吸収し合い、既成概念にとらわれず柔軟かつ創造的な思考を持って、幅広い視野とバランス感覚を兼ね備えた人材に成長してもらいたい」と要望した。
 続いて南雲憲一郎統合幕僚副長が統合幕僚長の訓示を代読。「最も期待しているのは軍事戦略を策定する素地を同期生間で切磋琢磨し修得してもらうことである。『2040年の将来統合作戦構想』を策定するのは他ならぬ諸官たちである」と激励した。

「国民の信頼あってこそ」入省式

 週末の陽気で、待ち侘びた桜の蕾が一気に開き始めた4月1日、期待と不安に胸を膨らませた若者たちが人生の新たな一歩を踏み出した。防衛省では661名が入省し、全国の機関等で入省式が行われた。それぞれが決意を胸に社会人としてのスタートを切った。

 4月1日、防衛省市ヶ谷庁舎講堂で事務官等の入省式が行われ、本省採用73名(男性44名、女性29名)が参加した。
 国歌斉唱に続き、辞令の交付および服務の宣誓を代表者が行った。式開始前から緊張の面持ちだった新規採用者たちも、服務の宣誓を行う時には引き締まった表情となっていた。防衛大臣訓示は、三宅政務官が代読。「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中で、防衛省を選んだ皆さんの覚悟に心から敬意を表します」と述べ、「防衛省自衛隊は国民の信頼があってこそ活動ができるということを忘れない」「気概を持って常に新たなことにチャレンジしてほしい」「自分の心身を大切にし、仲間と助け合ってほしい」等と要望。最後は「どんな業務も国を守ることに繋がっている」と述べ「その享受を胸に秘め常に謙虚な姿勢を忘れずに全力で業務に臨んでほしい」と激励した。
 式後は、代表して2名が報道陣からのインタビューに答えた。住田慶太郎さん(防衛政策局運用基盤課)は「職責を全うする熱意を持って、国民のため最大限の努力をしていきたい」と抱負を述べ、伏見比那子さん(防衛装備庁装備政策部装備政策課)は「外交面の努力だけではなくて、自国の安全を自ら保障する必要があると思ったので志望した」と入省の動機を語ってくれた。
 今年度の防衛省全体の事務官等の採用者数は661名で、本省以外での採用者については全国約150カ所の機関や部隊でそれぞれ入省式が行われた。


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