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スペーサー
自衛隊ニュース   1121号 (2024年4月15日発行)
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機略縦横(74)
第12旅団最先任上級曹長 准陸尉 伊澤芳明
分岐点は42歳(1982年生まれ)
 最先任上級曹長等の重要な役割の一つとして「隊員の育成」があります。隊員をより良い方向に導くため「指導」しますが、この「指導」に関し、現場における指導層の中からは、「世代の違い」いわゆる「ジェネレーションギャップ」に困惑する声が聞こえます。
 その一因に、育った環境の影響が挙げられます。それは大きく2つに分けられ、マスメディアの影響を受けて育った世代とネットの影響を受けて育った世代であると言われています。
 マスメディア世代とは、上官(司)が方針と目標を定め、部下はそれに従うという、これまでの指導要領で育ち、一方でネット世代は世界中から情報を集め、自分で発信し、個性や多様性に対する共感力を育んできた新世代で、ネット世代で育った隊員からすれば、上官(司)から「指示に従うのは当たり前」「仕事とはこういうもの」等と押し付けられても響かないばかりか、どんどん冷めていきます。
 現場の困惑はこの影響が大きいと思われ、具体的な問題解決には、上官(司)自らが指導要領を工夫するという方法も必要になってくるのではないかと感じます。
 特に、今まで以上に「理由」や「大義名分」といった明確なものをより強調して示すとともに、部下の考えに耳を傾けることが重要と考えます。
 また、両世代の境目は、現在「42歳」(1982年生まれ)あたりと言われます。指導層がこれを認識し、若年隊員との思考の違いを理解しておけば、激高によるハラスメントの防止等にも繋がると思います。
 我々世代が今までの考え方に固執することなく柔軟性を持つことが求められる時代なのでしょう。

空自70周年記念ロゴを発表
大空とその先へ To the sky and Beyond
 航空自衛隊は4月4日に、創設70周年を記念したロゴマークとキャッチフレーズ「大空とその先へ To the Sky and Beyond」を発表した。
 ロゴの黒い背景は新領域の「宇宙」を表し、線はサイバー及び電磁波、各装備品との連結性を表現。戦闘機は創設60周年以降に配備されたステルス戦闘機F35だ。地図上の7つの点は空幕、総隊、支援集団、教育集団、開発集団、大臣直轄、補給本部であり、また防衛力の根本的強化の7つの分野である。日本地図上の4点が表すものは、各航空方面司令部所在地で、国民に寄り添い、日本の空を守る決意を表した。文字については、「7」が空自の編成及び防衛力の根本的強化の7つの分野を表し、「0」は任務領域が宇宙へ拡大する様子を地球・月・星空で表現した。70の右側の4つの点は、空(大きな点)と3つの新領域(宇宙、サイバー、電磁波)を表現している。
 キャッチフレーズについては「空」ではなく「大空」と表現することで、人類が空に思い描く、夢・希望・挑戦といった好意的なイメージを想起させ、「その先へ」により挑戦を続けていく決意を表現した。また「大空とその先へ」とすることで、従来の任務領域である「空」に加えて、「宇宙」まで任務領域が拡大することに対する決意を表した。

新たな指揮官を迎え全国の部隊で着任行事
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15旅団
 第15旅団は3月28日、那覇駐屯地において、第10代旅団長・上野和士陸将補の着任式を行った。
 上野旅団長は着任にあたり、統率方針を「任務の完遂」、要望事項として「誇りと謙虚」「創意と徹底」「地域との和」の3点を掲げ、「この素晴らしい沖縄の郷土部隊の指揮官として、今この場に立ち、そして共に任務を遂行する頼もしい諸官を前にしてその重責をひしひしと感じている。旅団一丸となって任務完遂に向けて頑張ろう」と決意を表明した。
 第15旅団は、新旅団長の指揮統率の下に、沖縄県民皆様の安心安全のため、日々任務に励んでいく。
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1特団
 3月28日、第39代第1特科団長兼ねて第37代北千歳駐屯地司令の香川賢士陸将補の着任行事が北千歳駐屯地で行われた。
 北千歳駐屯地に初登庁した香川陸将補は、着任式の訓示において、北部方面隊の対艦・対地火力戦闘の骨幹部隊として任務を完遂するとともに、失敗を恐れず、挑戦していくと述べた。
 また、統率方針を、「強靭な第1特科団の創造」として、諸先輩方そして隊員が心血を注いで築き上げてきた第1特科団をより強く、信頼される部隊に発展させていくとともに、「実力の進化」「相互の信頼」「家族の理解」を要望事項として、常に隊員の先頭に立ち、任務に邁進することを誓った。
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43普連
 第43普通科連隊は、3月18日に駐屯地グラウンドにおいて第8師団長(青木伸一陸将)立会のもと、第31代連隊長兼ねて都城駐屯地司令・石岡直樹1陸佐の着任式を挙行した。
 式では、副連隊長(小原王巳2陸佐)が連隊の指揮を執り、連隊長に対して部隊の威容を示した。
 連隊長は着任の辞において「今みんなの鋭い顔つき目つき、それらを目の当たりにして、連隊長として大変頼もしく思うとともにその重責を強く感じている。私は連隊長として全ての事に対し、全身全霊魂を込めて臨む所存である。貴官らには、何事にあたっても常に「明るく楽しく前向きに」取り組んでもらうことを強く要望する。第43普通科連隊並びに都城駐屯地の歴史を共に作って行こう」と述べ、隊員の心を一つにした。
 第43普通科連隊は、石岡連隊長を核心として、常に「地域とともに」あり、また、地域から信頼される部隊としていかなる任務にも即応し、完遂することを改めて誓った。
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4普連
 第4普通科連隊は3月18日、連隊庁舎前において、第37代連隊長の小林憲正1陸佐の着任式を挙行した。
 着任式において小林連隊長は、「70年を超える歴史を有し、帯広をはじめ1市8町村の隊区を担当して道東の防衛・警備を担うとともに、機動旅団の基幹部隊として幅広い任務を有する普通科連隊の指揮官として着任し、その重責に身が引き締まる思いである」と心境を述べ、統率方針を「即応・完遂・勝利」とし、要望事項を「自己の職責を全うせよ」、「服務の本旨の実践」の2点を掲げ、全隊員に対し「地域の方々はもとより、隊員相互・隊員家族とのつながりを大切にし、国防の任に就く誇りと喜びを堅持して任務に邁進してもらいたい」と述べ着任の辞とした。
 第4普通科連隊は小林連隊長を核心として、更なる発展を遂げるため新たな一歩を踏み出した。

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