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   2003年12月15日号
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新田原基地で航空祭 3面
C-130、戦技訓練 マスコミに初公開
航空自衛隊は12月5日、C-130輸送機のスパイラル訓練などを硫黄島でマスコミに初めて公開した。スパイラル訓練は、地上からの攻撃を避けるため、安全な限られた空域を旋回しながら上昇、下降するもので、輸送機の戦技教育の一環として年間を通じて行われている。地対空ミサイルの脅威に備える意味からも非常に重要な訓練で、一層の練度向上が望まれている。<写真はそれぞれランダム・スティープ・アプローチ(特殊な離着陸)場面と急旋回中のC-130=円内>

盛大に創立30周年を祝う 防衛医
鳥瀉校長「新生”防医大”創出へ全力を傾注」
学生、職員を前に「防医大の更なる発展を」と訓示を述べる石破長官
 防衛医科大学校創立30周年記念式典が11月27日、埼玉県所沢市の同校体育館兼講堂などで盛大に行われた。
 午前9時30分から、国立病院東京災害医療センターの辺見弘院長が「災害医療の現状と今後の課題」を演題に講演、聴講者一同、熱心に聞き入っていた。
 記念式典は石破茂防衛庁長官はじめ防衛庁・自衛隊の高級幹部多数が出席する中、午前11時から始まり、開会の辞に続いて全員で国歌斉唱。次いで、鳥瀉親雄校長が登壇、防医大設置の経緯や歴史・沿革を振り返りながら卒業生1605名の国内外での活動ぶりを紹介「30年の歴史の重みを背に良き伝統を継承するとともに新しく生まれかわった防医大を創り出すため、全力を傾注し邁進していく」と式辞を述べた。
 また、石破長官は訓示の中で、国際情勢や日本の安全保障について言及しながら隊員が最後に頼りにするのは医官であることを強調、防医大の更なる発展を要望した。
守屋事務次官(左)と鳥瀉校長が力強く鏡割り
 来賓を代表して日本医師会会長代理の柳田喜美子常任理事が祝辞を述べ、次いで防医大同窓会の近藤壽郎会長が挨拶したあと、陸自第12旅団音楽隊の伴奏で、全員が声高らかに校歌を斉唱、式典を終えた。
 引き続き、場所を学校本部玄関前に移して記念植樹が行われた。防医大幹部が参列する中、長官代理の守屋武昌事務次官と鳥瀉校長がそれぞれモチノキを植樹、関係者から盛大な拍手が送られた。
 記念祝賀会は学生センターで開催され、鳥瀉校長と高等看護学院同窓会会長の青柳悦子教官が挨拶したあと、関係者を代表して守屋事務次官と鳥瀉校長が力強く鏡割りを行った。引き続き、守屋事務次官が防医大卒業生の心温まるエピソードを紹介しながら乾杯の音頭をとり、懇談が始まった。会場には、医学科学生有志と陸自第12旅団音楽隊による音楽演奏が流れ、参加者一同、終始和やかな雰囲気の中で、防医大創立30周年を祝っていた。最後に、石川亨統幕議長の乾杯で、祝賀会を締めくくった。

歴史資料館オープン
 防衛医科大学校では11月27日、創立30周年を記念して資料室を正式にオープンした。
 防医大の歴史が一目で解るもので、主な展示内容は▽校章(由来)、男女学生の制服▽航空自衛隊入間基地内に開校した当時の仮校舎や学生舎の写真、看板▽医学科第1期生の着校風景、身体検査、入校式の写真▽入間基地から所沢への引っ越し、所沢地区の工事風景(病院含む)の写真▽高等看護学院1期生の入校式、載帽式の写真▽医学科、看護学院1期生募集のの資料や当時の新聞記事▽1期生が使用した教科書、教授要目や実習に使用した器材▽自衛隊観閲式初参加の写真や大喪の礼、即位の礼に学生がと列したことに対する感謝状▽卒業式のコーナーとして、国内での災害派遣や国連平和維持活動での活躍ぶりと研究科1期生入校式の写真など。
<場所>学校本部2階=元特別応接室 <開室日時>月〜金曜日の午前10時〜午後5時 <連絡先>防衛医科大学校総務課・笠井専門官、金子係長(TEL 8・30・2115)

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