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   2003年6月15日号
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ヒット歌謡に気分爽快
グリーンコンサート開催
青空の下、野中隊長(右)の指揮で渡部曹長が「川の流れのように」を熱唱
 市ヶ谷駐屯地(司令・藤井信二1佐)は、5月28日の昼休み、防衛庁東儀仗広場で、陸上自衛隊中央音楽隊を招き恒例のグリーンコンサートを開催した。
 このコンサートは平成12年から年2回催し通算7回目で、市ヶ谷駐屯地・基地に勤務する隊員等に慰安を与えるとともに、志気の高揚を目的としている。
 オープニングは、加藤良幸1尉の指揮で、映画若大将シリーズで有名な加藤雄三のヒット曲メドレー、君といつまでも・お嫁においでと続き、ルネ河本2曹の率いるディキシーランドチームが観客の背後から登場して雰囲気を盛り上げ、サライで幕を開けた。
 不況な時代の今こそ、元気のあった昭和50年代の曲(北の宿から等)、70年代の曲(UFO等)を演奏し、好景気時代に耳にしたり歌ったりした日本レコード大賞受賞曲をメドレーでつづった。それぞれ4曲ずづ演奏を終え、曲目を当てた正解者に同隊のCDがプレゼントされると、会場から大きな拍手がわいた。
 集まった約1000人の観衆の中には、思い出のメロディーが流れると口ずさんだり、リズムをとったりする姿も散見された。
 フィナーレは、隊長・野中図洋和1佐が指揮を執り、中央業務支援隊総務科に勤務する渡部文子曹長が、昭和歌謡の女王・美空ひばりのヒット曲「川の流れのように」を熱唱すると、大拍手が広がった。
 集まった隊員たちは昼休みの一時を往年のヒット曲で楽しく過し、最後に中央業務支援隊総務科、松本事務官が感謝の花束を野中隊長に手渡しコンサートを終了した。

下北憲法駅伝で快走
大湊地方隊連合チーム11連覇
 5月3日、青森県むつ市で「第56回憲法記念下北駅伝競争大会」が開催され、海上自衛隊からは、この日を目指して持久走特別訓練(主任指導官・大湊航空隊・山本克彦司令)に取組んできた大湊地方連合チーム2チーム(「海上自衛隊Aチーム」、「海上自衛隊Bチーム」)のほか、6チームが出場し大会を盛り上げた。
 毎年、憲法記念日に開催される本大会は、日本国憲法公布後の昭和23年から始まり、今年で56回を数える青森県下北地区伝統の行事。また、地元テレビで大きく放映されるなど、地域に浸透した行事でもあり、下北地区の中学生から社会人に至るまで、健脚自慢の強者が集い下北地区のナンバー1チームを目指して競い合う駅伝競技だ。
 当日は、最高気温24度と初夏を思わせる強い日差しの中、午前10時、一般の部参加18チームが、むつ市運動公園陸上競技場を一斉にスタートし、6区間合計23.9kmの距離で白熱した競技が展開された。海上自衛隊Aチームは、1区で快走し1位でタスキを渡し、中盤は2位につけ、後半一気に逆転し、結局2位に約2分もの大差をつけてゴール、みごと同大会11連覇を達成した。
 また、Bチームが4位、ゆうぎりチームが6位に入賞するなど、参加した海上自衛隊チームの健闘が目立ち、自衛隊の日頃の鍛練及び層の厚さを市民にアピールした大会となった。

祭で市民と交流
各地で多様な支援
<玖珠>
 駐屯地(司令・河野裕俊1佐)では、5月4日、5日に実施された玖珠町主催の「第54回日本童話祭」を支援した。
 この童話祭は日本のアンデルセンと言われる玖珠町出身の久留島武彦公の子どもに夢を与えた功績を記念して、昭和24年から続けられており、玖珠町の最大のイベント。今年も、県内外から約3万3千人が訪れ、親子連れで賑わった。
 4日は、第4対舟艇対戦車隊がつのむれ山おとぎ登山支援(お猿のかご屋)を行った。かごに乗った子ども達はしばしの殿様気分を満喫。気持ちよかったとの声が聞かれ、隊員も額の汗を浮かばせながら子ども達の笑顔に応えていた。
 5日の童話祭は、三島公園会場、玖珠川河川敷会場で行われ、第4戦車大隊が全般の童話祭支援の運営を実施。また、河川敷会場では、地元婦人会によるうどん作りを第8戦車大隊が炊事支援。見学客に振る舞われ、大好評となった。

<福岡>
 第4師団は、5月3日、4日の両日、福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」に、第19普通科連隊が小型車を装飾したデコレーションカー6台による祭りの主賓及びミス福岡のパレードを、第4音楽隊が演奏、マーチングパレードをそれぞれ協力した。
 この祭りは、古い民族行事「博多松ばやし」(平安朝時代)が起源。明治初期には「博多どんたく」の名称となったが、昭和37年から現在の市民総参加の「博多どんたく港まつり」となり、今回で42回目。好天気
に恵まれ、2日間で約210万人の観客で賑わった。

<市ヶ谷>
 5月25日、駐屯地(中央業務支援隊長兼市ヶ谷駐屯地司令・藤井信二1佐)の隊員25人が、近隣町会(余丁町)が主催する西向天神社例大祭(神輿渡御)に協力した。
 神輿部長・谷合昭男氏が拍子木で3・3・7拍子を打つと、神輿が勢いよく立ち上がり、隊員たちは地域住民に混じりセイヤ・ソイヤと掛け声を出し、威勢よく神輿を担いだ。
 駐屯地は、毎年近隣町会からの要請で駐屯地所在各部隊からの隊員混成で地域の行事に協力している。


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