防衛ホーム公式キャラクターのゲッキーが元航空自衛官の宇都隆史防衛副大臣に「安全保障と外交」について話を伺う連載機会を頂きました。今回は第1回目です。
ゲッキー)今日は、外務省にお邪魔して、元自衛官(航空)の宇都隆史(うとたかし)外務副大臣に突撃レポートに来たよ。こんにちは宇都副大臣、さっそくだけど外務省って何をしてるの?
宇都)いらっしゃいゲッキー。外務省の主な仕事はね、日本の国民が豊かで安全な生活ができるように、日本の国益を守ることです。そのためには、平和で安定した世界を作るため、「紛争、核兵器、テロ、感染症、環境問題」といったみんなに関わる問題の解決や,世界経済の維持発展のための取組を国際社会と連携して行うんだよ。また、日本の伝統文化を海外に紹介したり、人材交流を通してお互いの理解を深めたり、外国に住む日本人の安全を保護したりしているよ。
ゲッキー)「守る」って部分は、自衛隊と少し似てるね。自衛隊と協力したり、一緒に仕事したりすることはあるの?
宇都)もちろん、あります。「防衛と外交は表裏一体」と言われ、海外派遣するPKО部隊や、日米同盟関係等に関しては外務省も自衛隊(防衛省)と一緒になって仕事をしているよ。また、世界で活躍する防衛駐在官(1佐〜3佐)は外交官の一員として、海外の大使館等で勤務しているんだよ。現在70名(陸33、海19、空18)の防衛駐在官が外交の現場で活躍しています。
ゲッキー)へぇ〜意外と多くの自衛官が大使館等で働いてるんだね。外務省は全体でどれくらいの人が働いているの?
宇都)定数24万人の自衛官と比べると、とても少なくて、約6300人(海外‥約3500人)の外交官がいます。そのうち女性が約1700人で全体の3割を占めています。また、現在19名(陸8、海6、空5)の自衛官(2佐〜1尉)が防衛省から外務省に出向して勤務しているんだよ。
ゲッキー)まさに女性が活躍している職場なんだね。しかも、自衛官が外務省の本省で働いてるなんて初めて知ったよ。僕も外務省で働いてみたくなっちゃった!英語が得意じゃないとダメかな?
宇都)仕事の性質上、英語を使って海外の方と調整する機会は多いので、ある程度の英語能力は必要だね。でもそれ以上に、海外の人と話をするには、国際社会のルールや条約、日本の安全保障政策や制度についてもしっかりと勉強しておかないといけないね。
ゲッキー)そっか、海外の軍人さん達と議論するにしても、自衛隊のことや海外で起きているニュースを知らないと、会話についていけないもんね。宇都副大臣、これからもっと教えてください!
宇都)はい。ではゲッキー、これから安全保障と外交について、一緒に勉強して行きましょう!
宇都隆史(自由民主党参議院議員、現外務副大臣、元航空自衛官)昭和49年生まれ、鹿児島県出身。平成10年に防衛大学校卒業(第42期)、航空自衛隊入隊。要撃管制官として三沢、稚内、春日基地等で勤務した後、平成19年に政治の道を志して退官。平成22年自民党比例区で参議院議員に初当選。日本に生まれたすべての国民が「生まれ変わるなら、また日本がいい」と思える国造りのために日々奔走している。
★ゲッキーから宇都副大臣に聞いてもらいたい質問を受け付けています。ゲッキー質問係まで。(編集部) |