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秋田65周年 |
秋田駐屯地(司令・荒巻謙1陸佐)は、9月17日、駐屯地創立65周年記念行事を盛大に行った。
本年度は、前日、秋田市内で行われた「千秋花火」と秋田駐屯地創立記念行事がコラボレーションし、花火と第9音楽隊の音楽演奏が競演して40000人の観客を魅了した。
当日は、台風18号の風の影響を受けたものの晴れ間が持続し、駐屯地には、約9000人が来場し賑わうとともに、自衛隊及び秋田駐屯地に対する関心の高さを伺うことができた。
観閲式において、荒巻駐屯地司令が「今後も厳しい訓練を重ね、物心両面の即応体制を堅持し、あらゆる任務に即応・完遂し得る部隊を育成するとともに、秋田の郷土部隊として、信頼される駐屯地となりえるよう、一層精進する所存であります」と式辞を述べ、続いて、佐竹秋田県知事をはじめ、秋田県選出国会議員が、駐屯地に対する信頼と強い期待を込めた祝辞を述べた。
観閲行進においては、威風堂々の徒歩部隊の行進に引き続き、軽装甲機動車、戦車等の車両部隊が迫力ある行進を披露した。
観閲行進終了後は、10両のオートバイによるスピード感溢れるバイクドリルが行われ、ダイナミックなテクニックを目の当たりにした観客から多くの歓声が沸きあがり、会場は大いに盛り上がった。
訓練展示では敵陣地への攻撃行動を展示し、ヘリコプターからのリぺリング、陣前障害の処理、小銃部隊のWAPCから下車展開・攻撃前進などが迅速に行われる中、榴弾砲及び戦車の空砲と弾着の疑似音が大きく響きわたるたびに、観客から驚きと大きな歓声が上がった。
また、戦車・車両試乗、装備品展示、ミニSL、地域活動発表、カレーコーナー、音楽演奏など多様に準備したイベントコーナーも大盛況となり、地域の住民との信頼関係の醸成と自衛隊への理解を深めさせることができた。 |
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南恵庭 65周年
3施団 56周年 |
南恵庭駐屯地(司令・鵜居正行陸将補)は、「地域と共に」を合言葉に9月3日南恵庭駐屯地創設65周年及び第3施設団創隊56周年記念行事を行った。当日は約2300名の来場者があり、盛大な記念行事となった。
記念式典においては、原田裕恵庭市自衛隊協力会会長・恵庭市長、宇都隆史参議院議員、高木宏壽衆議院議員、和田義明衆議院議員から祝辞が贈られた。
観閲行進では、観閲部隊指揮官の第3施設団副団長(高岡久1陸佐)を先頭に、第3施設団隷下部隊、第73戦車連隊、第101施設直接支援大隊等の駐屯地所在部隊が車両行進を行った。また、第7音楽隊及び北海自衛太鼓(幌別)の演奏、更には訓練展示を実施し、訪れた市民に訓練の一端を紹介するとともに、陸上自衛隊の精強性をアピールした。
天候にも恵まれ、人気の戦車、装甲車及び施設器材の体験搭乗には長蛇の列ができ、その他各種催し物コーナーにも多くの市民が訪れ、隊員とのふれあいを通して、自衛官の素顔についても肌で感じてもらえる機会となった。
また、札幌地本恵庭地域事務所と連携して、募集広報ブースを開設するとともに、募集対象者58名を招待する等積極的な募集広報を展開した。 |
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金沢 67周年 |
9月17日、金沢駐屯地(司令・加々尾哲郎1陸佐)は、歴代駐屯地司令をはじめ、馳浩衆議院議員、山田修二参議院議員、宮本周司参議院議員、竹中博康石川県副知事及び山野之義金沢市長の来賓の他に、地域住民や隊員家族を招いて金沢駐屯地創立67周年記念行事を実施した。
台風18号の影響が心配されていたが、創立記念行事は晴天行事で行うことができた。
記念式典には、教育隊を含めた第14普通科連隊(金沢)、第10音楽隊(守山)、金沢に所在する第10後方支援連隊第2整備大隊第1普通科直接支援中隊、第10特科連隊(豊川)、第10高射特科大隊(豊川)、第10戦車大隊(今津)、第372施設中隊(鯖江)が参加し、一糸乱れぬ徒歩行進と車両行進で自衛隊の威容と真摯な姿を披露した。
記念式典後は、第10音楽隊による音楽演奏、銃剣道・格闘訓練隊による実戦的な近接戦闘の武道展示、第4中隊が担任した模擬戦闘訓練展示が会場を賑わせ、駐屯地協力会との共催による祝賀会食が盛大に行われた。
その他にも、装備火器や火砲・装輪車両・装甲車両の装備品展示、子供に大人気の隊員と遊べる忍者ランド・スラックアウト等、74式戦車と高機動車の体験試乗、行列が絶えなかった野点(山本社中)、バトンチームによるバトントワリングとバンザイソングライター山口采希氏によるミニコンサート等、様々な催し物が行われ、来場者は楽しんでいた。
創立記念行事前日には総合予行が行われており、記念行事当日に家族と触れ合う時間が少ない隊員家族や協力諸団体が招待され、家族との時間を楽しんでいた。
金沢駐屯地は2日間の記念行事を通して、地域の方の理解と信頼を深めることで、防衛基盤の充実につなげた。 |
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ふるさと百餅祭り支援
<12施群> |
9月16日から17日の2日間、第12施設群(群長・梅木正造1陸佐=岩見沢)は岩見沢市中心部の商店街にて行われた「ふるさと百餅祭り」を支援した。
この祭りは、岩見沢市が開基100周年を迎えた昭和58年から始まり、今年で35回目を迎え、五穀豊穣、商売繁盛、長寿及び岩見沢市の発展を祈願する趣旨のもとで行われている。メインイベントでは直径約2m・重さ約4tもある世界一の大臼を使用して、一度に約一俵の餅をつくダイナミックな催しもあり、毎年多数の来場者が足を運ぶ。
第302坑道中隊(中隊長・矢口剛和1陸尉)はクレーンで大臼を設置する櫓の組立及び撤収を実施し、第399施設中隊(中隊長・小山純平1陸尉)は炊事車を用いて2日間で6000食の汁粉を用意した。汁粉は毎回行列ができ、あっという間に品切れになってしまうほど大好評だった。
また、札幌地本岩見沢地域事務所(事務所長・木村恒太1陸尉)は募集ブースを開設し、大勢訪れた子供達に募集に関する情報提供を行った。
今年は台風の影響で3日目は中止となったが、2日間で延べ14万人が訪れ、来場者に対して自衛隊への理解と岩見沢駐屯地への認識を深めてもらうことができ、支援を通じて地域の活性化にも寄与することができた。 |
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秋のちからまつりで車両展示
<40普連> |
第40普通科連隊(連隊長・淺田健1陸佐=小倉)は、9月24日、北九州市小倉北区に所在する到津の森公園で行われた、到津の森「秋のちからまつり」に車両展示を行った。
到津の森公園は、「市民と自然を結ぶ窓口となる公園」を目指して、2002年4月に市営の動物園として開園し、2017年8月20日に来場者が600万人を突破した。北九州唯一の動物公園で、本イベントは北九州青年会議所が主催している。
連隊による車両展示支援は、今年で3回目を迎え、毎年自衛隊車両は大人気であり、来場した親子連れは、展示したLAV(軽装甲機動車)及び高機動車をバックに、楽しそうに記念撮影等を行った。
体験試乗した子供達は、「自衛隊の車大好き、大きくなったら運転したい」等と目を爛々と輝かせ語っていた。 |
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とっとり防災フェスタ2017
<8普連> |
第8普通科連隊(連隊長・福岡和博1陸佐=米子)は、9月30日、米子市大崎のウィンズ米子で実施された、とっとり防災フェスタ2017に参加した。
この行事は、地域における過去の災害を踏まえ、自主防災組織・機関等の連携を重視して防災対応能力の向上を図ることを目的として、自衛隊のほか県・市をはじめ、県警、県西部広域消防局、海上保安庁美保航空基地、近隣消防団、日赤、隊友会等協力団体や協力企業が参加して実施された。
訓練展示では、本部管理中隊施設作業小隊長中山一久3陸尉以下9名(衛生隊員2名含む)が、最大震度6強の地震により、県西部地区に被害が発生したという想定の下、倒壊家屋からの被災者捜索・救出、負傷者の搬送までを消防局、消防団と連携して実施した。
あわせて、指揮通信車、軽装甲機動車等の装備品展示を行い、来場された方々に自衛隊の災害対処能力に対する理解を促進できた。
本訓練を通じて、災害時における防災関係機関相互の緊密な連携要領を確認するとともに、地域住民の防災意識の高揚並びに防衛基盤の醸成を図ることができた。 |
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